今期のアーセナル所感 ～ また一歩、前進 ～
23-24 のプレミアリーグが終了したので、今期のアーセナルについて所感を述べていこうと思う。
一言で言うと「また一歩、前進」といった感じだった。
今期の所感
１）２位じゃだめなんですか
以下は22-23シーズン終了時の順位だ。
当時の私の感想は、
「23-24シーズンはもっと厳しくなる。今年優勝しておかないと、もうチャンスないのでは。。」
だった。
アーセナルが色々と上振れした結果だと思っていたし、BIG6はもちろん、ニューカッスルやアストンヴィラも来期に向けてかなり戦力が整いつつあるなと感じていた。
CLにも無事戻ったけど、果たして全て戦い抜ける力はあるのかい、と。
我ながら見事な負け犬根性だと思う。
それくらい「強いアーセナル」が信じられなくなっていた。
しかし蓋を開けたらそんな不安は露と消え、今期もしっかり２位確保。
下は23-24シーズンの結果だ。
決して22-23がまぐれではなく、アーセナルは優勝争いができる位強くなったのだと確信した年になった。
そりゃあ優勝できなくて悔しい。
でも最強シティに次いでの２位なのだから、ようやったと言ってあげたい。
にしてもシティちょっと強過ぎるよね。ここ10年積み上げてきた勝者のメンタリティって凄いなと。FAカップは知らんけど。
２）アルテタも更に成長している
今期のアルテタは、理想の形 + 鉄壁の守備 で、より負けないチームを作り上げたと思う。
22-23で実現していた流れる様な攻撃的サッカーはもちろん、今期は特に引いて守りに入った時の鉄壁っぷりが凄かった。
点を取りたいWGにあれをやらせるということは、約束事がメンバーに落とし込まれて徹底されている証拠だと思う。
多分、チームの雰囲気が凄く良いのだろう。それを創り出しているアルテタはどう考えても有能。
あえて言うなら、マジでローテーションしないよね…。
控えがそのレベルにないから…というのもわかるけど、そこは思い切って育てていかないと今後もちょっと厳しいかも。
サカは常に疲れている感じがして、ちょっと見てて切なかった。
ただ、出てきて違いを出せそうなサブが少ないのもわかる。トロサールくらいかも。終盤はハヴァーツとそのトロサールがスタメンだったから、最終的にはマルティネッリとジェズスが控えだったけど。
そう考えると、試合を変えられるサブがいない訳じゃなかった気もする。
あとCLも復帰初年度でベスト８は及第点だと思っている。
バイエルンに負けた時アルテタが「私も成長する必要がある」と言っていたのが印象的だった。改善点を「自分」と言えるのがかっこいい。
まだまだ若いし、リーグ制覇とCLベスト４目指してこれからもよろしく。
３）鉄人CBコンビ
今期安定した理由の１つに、2CBが怪我しなかったことが挙げられる。これは異論ないんじゃないかな。
サリバ・マガリャンの安定感は凄い。対人も空中戦も強い、裏抜けにもしっかり対応できてる、しかも繋げる。
それゆえに、こんだけフル稼働させると来期が心配。
４）冨安が素晴らしかった（試合に出た時）
トミーがいるといないで、試合の展開が全然違くなる。
怪我しなきゃマジでスタメン必須レベル。
ライスが結構降りてくるから、そこのポジ埋めたりとか、左ウィングにボール繋がるように受けるところとか、とにかくポジショニングの気が利くイメージ。
調和を大切にする日本人ぽいね。
久保君とかもチームに合いそうな気がするけど、スペインから出なそうだから無理か。
ディフェンス面もヘディングで競り負けたり、クロスの対応でやられたりはほぼ無かったと思う。ドリブルも引いて守っているときは安定感抜群。
スピードの速いウイングと一対一になると少し危うかったかなーくらいかと。
トミーの上位互換は誰がと聞かれるとあまり浮かばない。
グバルディオル、コルウィル、ストーンズ辺り？
来期はティンバーと上手くローテして欲しい。というか、ティアニー戻ってくるとどうなるのだろう。
５）その他
ネルソン、ヴィエイラ、ESRは試合に出てる時間が短くて評価が難しい。もう少しチャンスをあげても良さそう。
今期の感想はこんな感じ。
来期に向けての補強ポイント
以下、来期に向けてまずは補強ポイントを上げてみた。
【必須】理不尽な点取り屋、その１
必須なのはリトリートからのカウンターで理不尽に点が取れる人。対シティ戦（アウェイ）の戦い方は個人的には良かった。
けど、やっぱり一刺しできる何かが足りなかったと思う。
一番近いのはマルティネッリだと思うから、もう一つ上のレベルに行ってもらうか、エンバペ、ヴェニシウス並みのスターを取ってくるか。
まぁ中々厳しい。
そうなるとやっぱり、イサクかなー。
【可能なら】理不尽な点取り屋、その２
もう１人、可能ならハーランド的な圧倒的フィニッシャーが欲しい。
相手にドン引きされたときに、力でねじ伏せられる人がいる。
ハヴァーツにかけてみるのもありだけど、理想はミトロビッチ。毎年言ってる気がする。
でもアーセナルは引かれた相手に美しいパスワークで崩して勝つのがなんぼ、みたいなところがある。
ピレスやセスクで感じていたワクワク感は失って欲しくない。だから、今のメンツでコンビネーションの磨きをかける方向でも文句はないかな。
だからこそ、シティとかの方が再現性や安定感があるのだと思うけどね。
【必須】サカと争えるRW
これも必須かも。ニコウィリアムズとか噂出てるけど、プレイを見たことない。
個人的にはネトとかクドゥス、ボーウェン辺りが好き。
【ほぼ必須】第３のＣＢ
来期は恐らく、サリバの控えがいる。
今年の全試合出場は奇跡。
サリバが抜けても遜色ないレベルの、早くて高くて、繋げる選手。
やっぱグバルディオルだなー。あとはダイク的な超人。
二人とも無理なのは知っている。
右利きのグバルディオルみたいな選手求む。
そう考えると、やっぱ富安CBにするのが最適解の気がしてきた。
あとはレオザさん的に言う、ビースト系がアルテタの指導を受けたらどうなるか見てみたい。まさかのキムミンジェとか。
【ほぼ必須】ホワイトを休ませられる右SB
結局、ホワイトもほぼ出ずっぱりだった。コンディションが良い時は本当に素晴らしいけど、やっぱりシーズンずっとは無理だと思うので、ティンバーやトミー以外で代わりができる人を探してます。
言いたいこと言うと、ブラットリーやグロスがハマる気がする。
【必須】ラムズデールに代わる第２GK
ラムちゃんが抜けるなら必須。イメージはスティールとかサンチェス。元ブライトンでビルドアップにめっちゃ参加していたから。
【可能なら】パーティに代わるボランチ
完全体パーティは化け物。ただトミと一緒で怪我がちで、戦力としての計算が微妙。
ギマランイス来たら嬉しいけど、やんちゃそうでやや博打気味。グロスだとちょっと強度落ちるかな。ジョルジーニョいるし。
ベンタンクール、ドグラスルイスは来るイメージない。噂に出てるスピメンディはあまり見たことない。
あとは、真面目になったバレバとかかな。覚醒ロコンガだと激熱。ボランチは候補が沢山いて楽しい。
放出候補
悲しいけど、以下は売れるならそうした方が良い。
１）放出した方が良い
ジンチェンコ…守備が不安定
ジェズス…賛否有りそうだけど、怪我が多分完治していない
ラムズデール…レギュラー外れた後、おそらくメンタルが崩壊してる
エンケティア…得点力高いけど、理不尽と呼べるレベルではない。
堅守速攻のチームの方が活きるかも。
２）控えでもよければ残って欲しい
ネルソン、ESR、ヴィエイラ…もう少し見てみたい
キヴィオル…マガリャンの代わりになれるなら…アーセナルのSBは無理だと思う
来期、我々には強力なスカッドがある
上記を踏まえた、来期の予想スカッドはこちら。
GK
ラヤ、（サンチェス or スティール）、ハイン
CB
サリバ、マガリャンイス、冨安、キヴィオル
右SB
ホワイト、冨安
左SB
ティンバー、ティアニー、キヴィオル
DH
ライス、パーティ、ジョルジーニョ
CH
ウーデゴール、ESR、ヴィエイラ、（ギマランイス）
RW
サカ、（ニコ・ウィリアムズ）
LW
トロサール、マルティネッリ、ネルソン
CF
ハヴァーツ、（イサク）
こういうの考えている時が一番楽しいかも。
まとめ
下記、ただの私事です。
なぜ今回のnoteを書こうと思ったか、ですが、自分なりにケジメをつけるためでした。
アーセナルの応援、というより欧州サッカーの観戦は今シーズンで一区切り、ということで暫く止めようと思います。
１年間アーセナルを応援してきたけど、特に残り１ヶ月は体力的に本当にキツかった…
試合の時間が遅くて寝てしまうことも多々あったのだけど、結局気になってしまい全然寝れなくなってしまった時期もありました。
シーズンが終わって自分なりに考え、仕事と家庭、そしてアーセナルの応援を両立させるのは無理！ という結論に達した次第です。だから色々と落ち着くまで、来期からはサッカー自体見るのを止めようと思っています。
長くなりましたが、今期楽しませてくれたアーセナル、そしてその他プレミアリーグのチームに感謝します。
Come On You Gunners!
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