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ブログを立ち上げたら”なるはや”でやっておくべきテクニカルSEO【03】

こんにちは、りれるです。

私たちブロガーは、一般的には検索エンジンからアクセスしてもらえるようになって、ようやくスタートラインです。

厳しいことを書きますが、どんなにいい記事を書いても、誰にも読んで貰えなかったら、それは書いていないのと同じなので、いい記事を書く以外にも読んで貰う努力も必要ってこと。

その読んで貰う努力の1つにSEO対策っていう面倒なのがあるんですが、具値的にどんなことをすればいいのかご存じですか?

この記事ではテクニカルSEOと呼ばれる部分について解説していきますので、何すればいいかわからん!って方にとって参考になれば幸いです。


SEOの種類

まずテクニカルSEOの話をする前に、SEOも施策や対象によって幾つかにわけられるので、その種類を簡単にお話しておきます。

外部SEO
・バックリンク
・サイテーション
・SNSなどからのリンクや言及

内部SEO
・テクニカルSEO
 →この記事で説明する部分
・コンテンツSEO
 ・記事単体のSEO対策(いい記事書きましょう的なやつ)
 ・ブログ全体のSEO対策(ブログ全体でキーワード対策をすること)

外部リンクが自分のブログの外に向けた施策なのに対して、内部SEOは自分のブログそのものに行う施策になってます。

つまりテクニカルSEOは自分のブログに対して行う施策、ということになります。

テクニカルSEOは何をするのか?

実はテクニカルSEOの最低ラインは、ワードプレスの最近のテーマなら大抵クリアされています。

具体的にどんな項目があるのかと言うとざっくり以下の5つ。

  1. CWV(コアウェブバイタル)

  2. 構造化データ

  3. E-E-A-T

  4. モバイルフレンドリー

  5. クローラビリティ

なお、各項目をチェックできる便利なツールもありますので、併せてご紹介しておきます。

CWV:Lighthouse(chrome拡張)
表示速度:PageSpeed Insights(Google)
表示速度:GTmetrix(サードパーティ)
構造化データ:リッチリザルトテスト(Google)
構造化データ:構造化データテスト(Schema.org)

1. CWV(コアウェブバイタル)

CWVの指標は、LCP(Largest Contentful Paint)、FID(First Input Delay)、CLS(Cumulative Layout Shift)の3つで、主にユーザー体験の良し悪しを点数化したものです。

まずは、それぞれの指標が、英語ばかりで意味が分からないと思いますので簡単に説明します。

LCP:俗に言うページの表示速度のこと。
FID:ユーザーの行うアクションに対しての反応スピードのこと
CLS:レイアウト崩れが起きたかどうか。

これらの指標が悪いブログは、読者に不満を与えてしまうため、そういうブログは順位を落とすよ!というものです。

→ デフォルトテーマでは大抵クリアされている

実はこのCWVですが、ワードプレスにテーマをインストールした時点だと、ほとんど100点になっていることが多いんです。

では、なぜ点数が悪化していくのか?それは、記事を書いていく過程で容量の大きい画像を使ったり、独自のカスタマイズをしてみたり、アドセンス貼ったりSNS埋め込んだりするから。

→ CWVの対策

出来るコトからやりましょう。

  • なるべくハイスペックなサーバーを使う。
    (Xサーバーのスタンダードプランで十分です)

  • SEOで有名なテーマを使う。(cocoon、SWELLなど)

  • 画像は圧縮して出来るなら.webpに置き換える

  • 画像の読み込みはlazyload

  • 画像は全部サイズ指定(枠)

  • プラグインは入れ過ぎない

  • Javascriptは非同期読み込み(defer)

  • Javascript、cssは極力footer読み込み

  • Javascript、cssは極力minify化

  • データベースは常にキレイに

  • スマホ表示の文字・ボタン・リンクのサイズ

この辺をしっかりやれれば、90点以上のオールグリーン取れます。

正直何言ってるかわからない!って方は以下のプラグインを導入するだけでほぼ解決します。

WP ROCKET

2. 構造化データ

構造化データは、Googleにどんなブログなのか、どんな記事なのか、どんな人が書いているのか、こういった情報を伝えるのに役立ちます。

更に、リッチスニペットと言って、検索結果に表示されたときに豪華な感じで表示されるので、結構話題になった施策です。

リッチスニペットの定番なのは、添付写真のように、ブログのアイキャッチが表示されたり、レシピとしてコンテンツスライダーに掲載されたり、FAQとしてブログが紹介されたり・・・他にも商品レビュー記事に★★★★☆マークや、評価○点、みたいなのがそれです。

当然クリック率にも影響するので、ぜひ導入したい!と思われた方もいると思いますので続きをどうぞ。

→ デフォルトテーマでは大抵導入されている

CWVと同じ説明になりますが、SEOで有名なテーマには、最低限は既に実装されているんです。

ただし、多くのテーマでは基本的な構造化データしか実装されていないので、それ以外となると自分でカスタマイズしないといけません。

良く実装されている構造化データ
トップページ:WebSite、SiteNavigationElement
各記事:BreadcrumbList、Article、FAQ、Review(cocoonのみ?)

→ カスタイマイズしてでも実装したい構造化データ

これは運営しているブログタイプにも依ると思いますが、構造化データは色々あって頑張るとかなり色々実装できます。

Event (イベント)
Recruit (求人)
Organization (組織)
Recipe (レシピ)
ReviewdBy (監修者)
Profile (プロフィール)

プロフィールは最近サポートされたものですが、監修者も含めてE-E-A-T対策としてやっておきたい内容ですよね。

→ 実装方法

構造化データはJSON-LDでマークアップしなければいけませんが、そんなに構えることはありません。

Googleさんが優しく解説してくれてますので、そちらをシェアしておきます。

ちょっとプログラミングの知識は必要ですが、ぜひトライしてみてください。

どうしても無理って人は、有料ですが以下のプラグインがおすすめ。

Schema Pro

3. E-E-A-T

ここ数年でもっとも厄介なのが、このE-E-A-Tです。これは、そのコンテンツを書いている人は、知識・経験において信頼に足る人物なのか?という指標で、私はプロです!なんて人はほとんどいませんよね。

特にYMYL(お金や健康に関するジャンル)では、このE-E-A-Tの影響は顕著で、個人ブロガーが健康になるには・・・なんて書いてもまず上位表示して貰えません。

そこで登場したのが「監修」という仕組みで、お医者さんの肩書きを持つ人に記事を監修してもらうことで、その人の持つ「知識・経験・権威性・信頼性」を借り受けるという手法です。

これもお金を払えば監修者として名前や写真を貸してくれるサービスがありますが、正直そこまでしてYMYLで勝負する必要はあるのか?疑問です。

個人的な見解としては、監修をつけても厳しいので、YMYLは避けるべし!というのが本音です。

→ E-E-A-Tの高め方

もっとも確実なのは長年ブログを運営することで、自他ともに名前が知れ渡るのが理想ですが、今出来ることはないのか?という質問がありそうなので一応書いておきます。

やるかやらないかはあなた次第です、というか、そこまでしてやらなくても・・・と僕は思ってしまうんですが、SEOを本気で攻めたい方はどうぞ。

  • 個人情報出しまくり(名前、住所)

  • 執筆ジャンルの資格取得の証拠を掲載

  • 執筆ジャンルの活動を掲載(セミナーに出たとか)

  • 執筆ジャンルのイベントなどで名を遺す

どうですか?結構ハードル高いですよね・・・僕も以前はメインブログで本名晒して住所晒して、取材経験書いて、イベント参加して・・・とやりましたが、やはりリスクが高過ぎるので、個人情報だけは伏せてます。

E-E-A-Tが本当に必要なジャンルを攻めるときは、序盤はお金でなんとか凌いで、運営歴がついてきたところで上記のような活動を掲載するのが良いのではないでしょうか?

4. モバイルフレンドリー

今回の記事で説明している内容としては、もっとも簡単で、ぶっちゃけ何もする必要はありません。

強いて言うなら、トップページをカスタマイズしたあと、記事を書いたあとなどにスマホで読み直して、字やボタンが小さくないか見るだけでOK。

スマートフォンがそこまで普及していなかった昔は、SEOやデザインなどはPC基準だった名残りでして、今はどのテーマを使ってもレスポンシブデザインが当たり前になってますよね。

ですので、その時点でほぼ皆モバイルフレンドリーなんです。

→ デフォルトテーマで導入されている

これはSEOとか関係なく、最近のWPテーマでレスポンシブデザインじゃないものを探すのが難しいくらいなので、気にする必要はありません。

ただし、稀に小さいボタンや色使いでスマホだと見にくい!的なこともあるので、その点だけ気を付けましょう。

ちなみに、2023年末までモバイルフレンドリーかどうかをテストするツールがありましたが、当たり前過ぎたんでしょうね・・・テストツールすら廃止されています。

つまり、そんなもんってことです。

5. クローラビリティ

ブログなどのWEBサイトが検索結果に掲載されるためには、まずクローラーと呼ばれるボットがインターネットを巡回しており、僕たちのブログを見つけてくれます。

その情報をもとにインデックス、ランク付けされ、何位に掲載するかが決まります。

ここで重要なのは、インデックス&ランク付けにクローラーの情報が元になっているという点です。

つまりクローラーに正しく情報を伝えられないと、評価されないってことです。

→ クローラビリティとは

クローラビリティとは、クローラーに対してブログやページを見つけやすくしたり、何が書いてあるのかを理解しやすくしてあげることです。

クローラーは人間ではないので、本当の意味で記事に何が書かれているのかは理解できませんが、重要な場所に重要な単語が使われている、そのモノを表すのに一緒に使われる言葉がたくさん使われている、そういった情報から、何が書いてあるのかを読み解いていきます。

そういう意味ではコンテンツSEOとも領域が被ってきますが、テクニカルSEOで出来る部分もたくさんありますのでご紹介しておきます。

→ クローラビリティ対策

ここまで紹介してきた内容と比べると、全然難しくないのでご安心を。

基本的に、最近のWPテーマではほとんど対策がなされており、一部をプラグインで保管する程度で事足ります。

Google Search Consoleで出来ること
・URL検査(Fetch as Google)でクロールリクエストを送る
・XMLサイトマップを送信する
ブログ運営側で出来ること
・URLの正規化
・パンくずリスト
・URL階層の見直し
・HTML構造の適正化
・内部リンク群の構築
・構造化データの導入
・サイトマップの導入(人・XML)
ブログ運営外で出来ること
・バックリンクの獲得

ほとんどの項目はWPテーマに備わってますので、抜けてるところなどをご自身で補完していけばOK。

強いてテクニックが必要な部分と言えば、URL階層の見直しと内部リンク群の構築です。

ポイントを紹介しておきますので参考にしてください。

URL階層の見直し・・・すべてのページに2クリックで到達できるように整理整頓してください。

内部リンク群の構築・・・すべてのページが孤立しないようにリンクで繋ぐとともに、関連性の高い記事同士を密に繋いでいきましょう。
→ 1、2年前に流行ったトピッククラスターモデルをイメージしてください。

なお、サチコで出来ることは「おまじない」みたいなものなので、毎日やる必要はなく記事をアップしたタイミングに思い出したようにやるだけで十分ですよ。

まとめ

テクニカルSEOは、日々の執筆でブログをレベルアップさせていくコンテンツSEOの土台になる部分。

せっかく渾身の記事を書いても評価されないんじゃ勿体ないので、読んで貰うための努力もやっておきましょう!

それでは。

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