ルーツ!と断言できるかは自信ありませんが。

「自分を構成する」と言えば,年若い頃の思い出と言うことなんだろう。うむ。そして5作。そんなにあるかな,という気もするけど,思い付くままに。

1 アメリカン・カートゥーン
 小学生の頃読んでいたのは少年マガジンだったけれど,思い出に残る「マンガ」は?と問われれば,静画ではなく,こっちになる。ポパイとか,チキチキマシン猛レース,トムとジェリー・・・もちろん白黒で,当時の実生活とはかけ離れた,アメリカ文化の中のできごとで描かれた作品は,とても面白くて,しっかり見ていた記憶がある。当時,既にサザエさんはあの時間にやってたし,NHKの人形劇もやってたので,ねこじゃらしの11人とか,プリンプリン物語も面白かったはずなのに,まず記憶から取り出せるのは,この子らだった。でも,これってマンガじゃないか,アニメか。思い出すシーンも,「抜き足差し足すると,勢いがつきすぎて崖から数メートル飛び出てしまっても帰れる」なんてヤツだし,何か違う気もするけど,影響があったので,まずはこれを挙げる。

2 The・かぼちゃワイン
 今,自分は単行本(Kindle 含む)派なんだけど,そのきっかけになった作品は・・・と考えて行き着いたのがこれ。最近,Kindleで1巻を久々に読んだけど,何か男性主人公がベタすぎて,こんなだったかなあ,とちょっと苦い気持ちになってしまい,その後,調子が乗るまでの1,2巻を当時の自分がどうやって乗り切ったのか,少し不思議に思った一方,後半になると彼女の優柔不断さが鼻について,今だったらちょっと読まねえかな?という作品。でも,当時は単行本出るたんびに買ってたので,当時は本当に楽しんで読んでいたという思い出しかない。アニメ化されてたけど,放映時間か,自分の年齢だろうか,あまり見なかったかな。内容紹介は他のブログかウィキに任せるけど,当時の自分は,とてもあんな恋愛はできようもなかったし,転勤族だったから,「幼なじみとか同級生」という,「概念」に憧れて読んでいたような気がする。ちなみに今も幼なじみ物は意外に好き。
 (タイトルを間違えていたので修正しました。お恥ずかしい)

3 はいからさんが通る
 少女雑誌を買う習慣はなかったけれど,何かの機会に読むことがあって,そこから遡って1巻を買って読み始めた作品。小さい頃から特撮番組やヒーローものを見ていて,格闘シーンが出てくると怖くてテレビの前から逃げ出すほどのビビりだったので,マンガでもちょっとスリリングな流れになると読まなくなったりしたのに,この作品は登場人物がめちゃめちゃ翻弄されるのをわくわくしながら読んでいられたのが不思議だった。大和さんの絵がきれいだったのもあるかなあ。で,この作品を読んで以降,王道ものだったり,ちょっとひねった作品だったり,恋愛物は結構好んで読むようになっている。そんなこんなで,この作品は自分の漫画に対する感覚の基礎になっていると思う。

4 レース鳩0777(アラシ)
 レース鳩を飼っている主人公が,チート能力を持つ鳩「0777(あらし)号」に出会い,ライバルを蹴散らしていく,結構,筋だけ聞くと地味な作品。それで,この作品の思い出は,「最終回を読めていない」ってこと。何でかは忘れたけれど,最終14巻が買えないまま,他に興味が薄れてしまい,気付いた時には絶版になっていたもの。もう10年以上前に作者は亡くなられていて,きっと単行本もコレクター価格になっているだろうから,自分にとっては永遠に未完の作品。でも,鳩レースの描写はかっこ良かったし,ストーリーはしっかりしていたように覚えていて,確か鳩同士の場面では鳩がしゃべっていたと思う。そして,たぶん最終回は1,100キロレースに出たあらしが,過酷な状況の中,ようよう帰ってきて主人公の手の中で・・・元気になるってストーリーだと思う。
 ちなみに,この文を書くにあたって,ネットで内容を見てみたら,どことなくはだしのゲンと絵の雰囲気が似てるかな?と思ったのはヒミツ。

5 パイナップルアーミー
 この文章を書いている今,この作品を考えるといわゆる「チートもの」になるのだと思う。何だかんだいって,言われたことをこなし,意外な人物と親交があり,最後は登場してきた全員の度肝を抜く活躍をする・・・浦沢作品だと,マスターキートンに繋がる一連の流れが好きで,中型版のちょい高目の価格帯ではあったけど単行本が出るたびに買って,何度も楽しんで読んでいた作品。最近だとマージナルオペレーションなんかにつながるかも。

思い付くままに5作品挙げたけど,書いていていろいろ思い出してしまい,書き出した時には5つも思い付くかな?と思ったのに,結局この部分を書いている今,あれもこれも,となっている自分に驚いている。
 ハッシュタグにあるとおり,自分の今の購読あるいは購入欲の方向性を決めたマンガ,と言うことで,結構前から読んではいるけれど,ラノベ,特に「なろう系」のコミカライズや,ゲーム原作の作品は除外しているのはヒラにご容赦ありたい。んじゃ。

#私を構成する5つのマンガ

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