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何度か言われてきた「拗らせてるね」に、初めて腹が立った日! #26

今日は、珍しく都内にくり出した日だった。
初めて会う人が何人かいたので、自己紹介をすることになり、当然研究の話も出る。

すると、「あー、つまりwell-beingってこと?」と言われて、「いや、近い領域なんですけどちょっと違って。ごにょごにょ」
(中略)
「たとえば、ムスリムの女性が色々制限されているからって、幸せじゃないかっていうと、そういうことじゃないじゃん」「もちろん」
(中略)
「へえ、なんか、たぶんあの辺の人たちと、絶対喋ったほうがいいと思う!ワクワクする人生をまさに生きている人たちだし!!」(”あの辺の人たち”が輪になって話している場所に一緒に移動)「ちょっとこの子、人生こじらせてるから、話聞いてあげて!」


私はこれまで、他人に「こじらせてるね!」と言われてきたことは、そこそこある方だと思う。
最たる例は、約2年前に「恋愛アクション・リサーチ」というタイトルで、慶應SFCのエキセントリック・リサーチという奨励金に応募して、採択された研究に取り組んでいたときだ。

世の中の人は、みんなどうやって当たり前に恋人と結ばれたり、その上「結婚しよう」となるまで関係を構築したりしていけるのだろう・・・・と不思議に思い、手をつけた研究である。

審査員の先生たちの間で賛否が最も分かれた研究(たぶん倫理的に)だったようなのだが、その中間報告か何かで、ある先生に「いや〜実に拗らせているね(笑)」と言われた。

そのときの私の返しは、「こじらせるってどういうことなんですかね・・・よく言われるんですけど、確かにそうだろうなと思いつつ、それがどういう状態なのかわからなくて・・・辞書で調べてみたら(割愛)」

こじらせすぎだろwwwwうける。

で、表題のこと。今日、久方ぶりに「(人生)こじらせてる」と言われた。

何で腹が立ったのか、考えてみた。

「こじらせてる」と言われて、2年前に意味がつかめなかったときは、「風邪をこじらせる、とか言うやん?」って例を得て、それで理解ができた。
ちゃんと薬を飲まなかったり、たいしたことないと思っていたら思いの外長引いた、と言うような時に使う。

他にも用例はあるかもしれないが、ほんの数分間、「えっ・・・」って思った後に考えたなかで思ったことは、「真剣に、一生懸命取り組んでいるのに、”それってwell-beingってこと?”」(中略)「”キャリア系”ね」、その締めに「人生こじらせてる」とか、安直にカテゴライズされたから、めちゃくちゃ腹が立ったのだ。

誰かにも、私はそういうことをしてしまっていないだろうか。絶対あるな。

相手の人は、すごくフランクで、もしかしたら悪気がなかったかもしれない。もしかしたら、と書いたのは、決して天然そうには見えず、敏腕な方なのだろうなという印象を得ているからである。

あとは、私はまだ研究の説明がおぼつかないということ。確立された領域の言葉を使わずに自分の研究を説明することって、本当に難しい。
だから、研究を位置付ける、ということに何年も苦労してまだ出口が見つかっていないのだけれど。

少し前まで、自分でも、自分の研究を「キャリアデザイン」と説明していた。でも、少し前から、「キャリアって言葉は、ちょっと違うんじゃない?」って、指導教員の先生や自分も、そう思うようになった。

自分のことを庇いすぎかもしれない。
思い切って書いてみる。

今日のことで、
・自分の研究が、伝わらないと悔しさが沸々と湧き出るほど、中身のあるものになってきたということ
・キャリア領域にも近いし、well-being領域にも近いけど、そこに位置付けてしまうと、一生懸命大切にしてきた何かが薄まってしまう感覚
・もっと、しっかり自分の研究を説明できないと本当にまずいよと、ガチの説教をされた気分になったこと(誰に、とか何かにとかはなく、強いていうなら”天から”的な感覚 (笑))

「なぐさめになるかわからないけれど、アウェイの場に出ることも大切よ。たまに、でいいけどね」と言ってくれた先輩研究者の方がその場にいて、心が救われた。

明日も明後日も、研究がんばろう✌️ぴーす!

おわり

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〜余談〜
今日のヘッダーは、不思議なビル。2階チョコザップ、3階ポーカー、4階歯医者さん、5階は空きテナントで、6階にルーフトップバー・・・・最近できたビルらしい。全階御用達のお客さんとか居たりするのだろうか・・・

おやすみなさい。


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新田 莉生/ Rio Nitta/ 生き方研究家
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