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【戦術白書】なぜ「トップ下」は死に絶えたのか

「代表的なトップ下の選手を一人挙げてください」

パッと誰が思いついただろうか。

中盤から引いてボールを受けてドリブルやパスを使って前線へ効果的にボールを供給しつつ場合によっては得点する攻撃の中核。プレーエリアはファイナルサード。5レーン理論で言えばハーフスペースとセンター付近。監督の役割はひとまずバイタルエリアに侵入させる戦略を組むこと。別名シャドーストライカー・・・。

文字に起こすと、なんか凄いスペシャリストに見える。ただ冷静に見てみよう。

これ「トップ下」だけの仕事じゃないよな?

①衝撃のダニエウ・アウヴェス

コパアメリカのブラジル代表の試合、36歳の彼はとんでもないプレーを連発していた。

本職の守備を完璧にこなしながら、ボールを持ってバイタルエリアまで持ち上がり、相手の守備を抜き、必要であれば右サイドから中央まで斜めにボールを運び、サイドにボールを散らして攻撃の起点になっていた。その上でカウンターを喰らおうものなら本職モードで猛然と戻った。

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