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夏の高校野球は参加型エンターテイメントなんだ。

#明日のライターゼミ

唐突だが、一番好きなものについて書こうと思う。
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夏の高校野球が好きだ。

灼熱の太陽に照らされようと、毎年楽しみでならない。
私は何に、こんな惹きつけられるのだろうか。

応援する側も戦いである。

たとえば2017年東京大会準決勝。
早稲田実業の清宮選手があまりにスター選手だった。          
13時開始の試合に対し、9時に神宮球場到着。すでに7~8割方座席が埋まっており、慌てて座席を確保した。

神奈川決勝大会は11時開始に対し6時半、千葉決勝大会は試合開始の4時間前に到着し、どうにか観戦出来る人気ぶり。

さらに甲子園レベルになると、全国から徹夜組が集結する。現地の始発電車では、満員御礼で間に合わないのだ。

私は前のりしてくれた友達と現地で落ち合った。

試合がヒートすると共に、応援だってチームプレイで望む。

試合の裏側でも、絶対に負けられない戦いがある。

そしていよいよ開門。各自が狙った座席まで猛ダッシュ!
寺の祭り、「福男」を想像させる勢いだ!
前もってアキレス腱も伸ばしておこう!

昔の映画館のように細かい指定席がなく、空席を瞬時で探すのです。
ここでは日本野鳥の会のメンバーは若干有利かもしれない。
紅白の票を数える時にも活躍彼ら。空席だってきっと瞬時にみつけられるはず。

ブラスバンドだって熱い!!

試合を盛り上がるのに不可欠な、応援団とブラスバンド部。      
ちなみに私の友人は、朝からやる気が出るという理由で、通勤時間にブラスバンドのYouTubeを聞いている。

特に有名なのは、「美爆音」と名がつく演奏でお馴染みの、千葉県の習志野高校。

全国吹奏楽部の金賞、銀賞常連校だ。定期演奏会のチケットはわずか数分で売り切れるという、バンドマンもびっくり!の人気なのだ。

その音色とチアガールのパフォーマンスにうっとりしてしまい、試合を見るか、ブラバンを見るか、首をフリフリ迷ってしまう。

去年は残念ながら決勝で敗れてしまったが、今年はぜひ、甲子園で全国に美爆音を届けてほしい。

ちなみに、甲子園の応援は耳に馴染みがある方も多いと思う。
これは、OB、OGがヘルプに入っても、過去に演奏した曲であればすぐに演奏できるようにしているとのこと。

―試合開始。

両選手が列に並び、あいさつと共に響き渡るサイレンの音。
選手も応援席も胸が高鳴る瞬間だ。

試合は高校生ならではのエラーやミス、そしてホームランもあり、どよめきや歓声が続く。

私のビールも進む。

そして試合後、どちらかが校歌を歌い、どちらかが土を持ち帰る。3年生はその日を持って、引退だ。

儚さと強さと美しさ。

その1球のために。選手、応援団、チアリーダー、吹奏楽、そして家族や地元の人々も1つになって、同じ景色を共有する参加型エンターテイメント。
関わる人全て、場の空気感を作り上げている。

そして、広い広い球場を見ながら、友達とあーでもない、こーでもない、と夢中で観戦するのはとても楽しい。

今年もまた、あの夏がやってくる。

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ライター。医療現場で働いたのち、フリーライターとして活動。医療、ライフスタイル、エンタメを執筆。趣味は一眼レフ片手に散歩。その土地の名店や老舗の店を巡ること。趣味はアクリル画、高校野球観戦、ライブ観戦。好きな場所は神宮球場、甲子園。