文フリ京都レポート②当日編

2020年1月19日(日)に京都市勧業館みやこめっせで開催された「第四回文学フリマ京都」に参加(出店)したのでそのレポートです。前回はイベントまでの準備編だったので、今回は当日編です。

最初から余談ですが、私は電車(JR・地下鉄)での通勤通学経験がなく、普段も電車に乗らないで生活できるので、電車に乗り慣れていません。なので乗り換えは苦手だし、◯◯線とかそういうのも覚えられません。だからイベントなどで電車で会場に行く場合、結構細かく調べます。
今回は、どの車両(前寄り後ろ寄りなど)に乗ればエスカレーターや階段に近いか、乗り換えが楽かなどをネットで検索してました。というのも、乗り換え情報の時間設定って「知っている人」向けな気がするんですよね。ちょっとでも迷ってウロウロしてたら間に合わなくなるかもしれないから、最短で乗り換えられるように確認をしました。というわけで、京都駅から烏丸御池駅へ、烏丸御池駅から東山駅はかなりスムーズに乗り換えができました。
ギリギリ準備だったから荷物を会場へ宅配なんてできるわけもなく、全部手で持ってます。そんなにたくさんではないとはいえ重いし、移動がスムーズなのは大切です。

会場であるみやこめっせへの到着は10時を少し過ぎていました。
私のブースは「きー9」。入口から見て一番奥側で、ちょっと熱気が届きにくい感がある場所でした。端なのでお隣はひとりだけ。ご挨拶をして準備に取り掛かります。

画像2

机に布を引き、あらすじや金額を書いたチラシを置き、本を並べ、見本誌コーナーに1部ずつ持っていき、そしてフリーペーパーを折っていました。

画像1


気づけば開場の11時目前!化粧直しをしたり、身だしなみを整え(重要)、席につきました。


11時に開場の案内があり、いよいよスタート。
しかし、入口から離れ過ぎていて、どれくらいお客さんが入って来たのか全然見えませんでした。入ってくる様子とか見てみたかったからちょっとだけ残念。でも、歩いている人が増えてきて、お客さんいるんだなーと思いました。
そうしたら、すぐに視界に入る範囲内に大行列ができたんですよ。人気作家さんのブースのようで、すごいなぁと眺めていました。文フリって商業作家さんも普通に参加してるんですよね。作家さんから直接本を買えるってすごい!

さて、自分のブースですが、最初のお客さんを迎えたときはドキドキでした!
割と早い時間に買いに来てくださったので、一冊でも売れて良かったとホッとしました(全く売れなかったらどうしようと心配していたので)。心の中で、「やっったぁぁぁぁ!!!」って叫んでましたから。文フリは開場から早い時間に買いに行くと、かなり感謝されますよ!自分も客になるときは覚えておこうと思います。

そして、最初の1時間でなかなか良いペースで売れて、お!と思っていたら、次の1時間は全然売れなくて…というような波もありました。売れない&お客さんが来ない1時間は結構心が折れてしまいそうですね。店番もひとりなので孤独だし。
「ご自由にお取りください」と書いて置いてるペーパーも全然減らなくて、これではいけないと思って、ブースを見ながら歩いている方(自分の前のブースに来たときです)に直接手渡しでフリーペーパーを渡すように変えてみたんです。そうしたら高確率で受け取ってもらえました!「そっか、置いてるだけじゃダメだったのか」と学びました。
フリーペーパーは80部用意していて、多すぎたかな?と思っていましたが、最終的には70部以上なくなったので、もっと早くから手渡しにしておけば全部配れたかもしれないなと。
しかし、「フリーペーパーです。短編の恋愛小説です」と言い続けるのは、ちょっとだけ恥ずかしかったです。恋愛小説ってこんなに連呼したの初めてかもしれません。

嬉しかったのが、フリーペーパーの短編を読んで、ブースに戻ってきて本を購入してくださった方が数人いたことです。フリーペーパーを持って「これ良かったので」と言ってから、「これください」と本を手に取ってくれたときは本当に嬉しかったなぁ。心がぱぁっと明るくなりました。これが文フリの醍醐味かもしれないと感じました。

あとは、Twitterを見て買いに来てくださった方にも感謝です。やっぱり宣伝しといて良かったなぁと思いました。(リツイートで協力いただいたり、感謝感謝です)
よければTwitterで感想など呟いていただけると嬉しいなぁと思います。

実は今回、面白かったことがあったんです!
並べている本に書かれた私の名前(野々山りお)を見て、立ち止まって考えながら、「天使シリーズのりおちゃん……?」と声をかけて下さった方がいらっしゃったんです!
これには思わず「おぉー!」と思いました。そっか、この名前はそういう知名度もあるのかとしみじみとしました。

天使シリーズとは、『京都寺町三条のホームズ』など京都を舞台とした小説を書かれている人気作家の望月麻衣さんが、投稿サイトのエブリスタに掲載している『天使の鼓動』から始まる長編シリーズ小説です。
実は望月さんとは何年も前からから親しくさせていただいていて、(経緯など詳細は省きますが)その天使シリーズに私の名前のキャラクターを登場させてくれたんです!というわけで「野々山りお」は天使シリーズを読破している人にとっては、小説のキャラクターとしてお馴染みなのです。

天使シリーズのりおちゃんかと聞かれ、「私がモデルです」と答えちゃいました(望月さん、勝手にすみません!!でも、モデルって言っていいよね!?)
いやぁ、「私がモデルです」って日常ではなかなか使えないワードですよね。貴重な体験ができました。ありがとうございます。
そして天使シリーズはかなりオススメの小説なので、皆さん、ぜひ読んでみてください。

今回、私はひとりで参加していたので、食事の時や他のブースを見て周りたい時は自分のブースを不在にしないといけませんでした。
文フリ京都は会場内に飲食ブースがあり、カレーやコーヒーの販売があったんですが、私のブースは飲食ブースから近くて、ずっとカレーの良い匂いがしていました。12時過ぎくらいに「朝も早かったし、お腹すいてきたなぁ、でも今出てもいいものか」と悩みましたよー。カレーの香りの誘惑。ま、結局食べましたが(急いで買ってきて自分のブースでもぐもぐと)
不在のタイミングでお客さんが来たらどうしよう!と思うとなかなか席を立つことができず、あまり他のブースを見ることはできませんでした。もっとゆっくり見てまわりたかったのに残念です。とは言え、もともと買うと決めていた作品は即買いに行きましたけどね!売り切れたら嫌なので急ぎました。

私は文フリはネットでの宣伝を見て来場する人が多いと思っていました。しかし、入口で配布されるカタログを見ながら歩いている方が結構いて、ブースを見てカタログを確認したりしてたんです。もっときちんと紹介文を書いておけばよかったなと思いました。カタログの締め切り早いから一言しか書いてなかったし。

あと、見本誌コーナーというものがあり、そこで見本を手に取って、購入に至るというのも多そうです。
ブースで見本を手に取らずにすぐ購入してくださった方がいて、ネットか何かでご覧になられたんですか?と聞いてみたら、見本誌を見て購入しようと思ったと教えていただき、「ほぅ!」と。見本誌コーナーに置ける本は数が決まっているので、自分の一押しなどを置くのが良さそうだと思いました。

あまりに疲れたら早めに切り上げようかと思っていましたが、まったりペースなのでそんなに疲れることなく、終了の16時までしっかり売ってました。最後のほうも買いに来てくれた方がいたので、いて良かったと思いました。

そんなこんなで、当日は無事終了!
もう少し書きたいことがあるので、反省編に続きます。


この記事が参加している募集

イベントレポ

文学フリマ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?