4ヶ月間のデザイナー就活振り返り

去年の10月末からデザイナー就活を始め、先日ついに4月からの進路の意思決定をしました。

一昨年は本腰入れてビジネス職で就活をしていたのですが、ビジネス職の就活とは異なる点が多くて、本当は1ヶ月でちゃちゃっと終わらせるつもりが想像以上に伸びてしまいました・・・笑


そこで、これから新卒でデザイナー就活する方、もしくは純粋に私の就活エピソードを知りたい方に向けて、振り返りをしていきたいと思います・・!

前提
・受けたのはベンチャーやスタートアップのみ
・就活を始めた時期が圧倒的に遅い
(入社する4ヶ月前くらい)

読み手の方にとっては、当てはまらない点も多いと思うので、同じ目線で読むというよりは、『とある大学生の一人の就活エピソード』として参考程度にご覧いただけると幸いです。


ポートフォリオ

まず必要なのがポートフォリオ。
何で作るか迷ったのですが、制作物一覧はSTUDIO、制作物の詳細はRESUMEで制作しました。

STUDIO
・できるだけ短期間で制作したかったので慣れているツール
・余白やフォントサイズ、レイアウトなど自由に制作したい(WIXなどはこの点で省きました)
・CSS に対する理解の表明

RESUME
・STUDIOで何ページも制作していると重くなったから
・パスワードをかけれるので便利


参考にさせていただいたポートフォリオ

その他、なぜこのようなデザインにしたのか、設計にしたのかなども聞かれました。

文章量が多く、もっとビジュアルや図で表現した方が良い」とのアドバイスももらいましたが、実務経験が少しだけあったからか、ポートフォリオで足切りされることは、ゲーム会社以外ほぼありませんでした。


デザイナー就活を甘く見ていた点(私の場合)

ポートフォリオが通ったからと言って、
採用基準に達するスキルが確実に認められたわけではない

ポートフォリオが通り、無事面接を迎えるフェーズに辿り着いたとしても、ゴリゴリの実務経験(「こういう課題に対して、こういう理由でこう解決し、この数字をこれくらい伸ばしました」みたいな)などがない限り、採用という観点で見た時に判断基準には欠けてしまうんですよね・・・

なので、デザインに注力している会社(かつ、未経験でも可能な会社以外)は、どこも「課題選考」「インターン選考」が挟まれました。

そういう理由で、1社あたり面接を受けるのに要する時間や期間が長くなってしまいました。

ビジネス就活は、スキルというよりどちらかというとポテンシャルとか、カルチャーマッチに重きを置いていると思うのですが、デザイナー就活はそれに加えてスキルも測られるので、厳しい世界だなと思いました。


インターン体験記noteはこちら
※執筆中なのでお待ちください


就活を終えた反省点

① 就活を始めた当初は、細かい軸が定まっていなかったこと

軸はある程度定まっていましたが、特に「絶対にこの企業に行きたい!」や「なんとしてもこの事業に携わりたい!」というのがなかったので、軸がブレブレでした・・・

制作会社と事業会社も長い間悩んでいましたし、なんならゲーム会社でもいいのかなぁとか考えていた時期もあります。

そんな状態で面接を受けた企業は、もちろん落とされましたね・・笑(当たり前)

② コミュ障発症

これは、もう完全に私のせいですが(笑)

デザインの勉強を始めてから、ビジネス職でインターンなどをしていた時よりも、パソコンと向き合う時間が増えてしまって、就活を始めたばかりの時期に受けていた企業の面接やインターン選考は特に、自信の無さと相まって、なんかモゴモゴしていたと思います。。。
どうやって人とコミュニケーション取るんだっけみたいな・・・(苦笑)

『カフェに一人でこもりすぎました。』

後半は、そして今は、晴れていつもの自分を取り戻しました。



就活を終えて気づいたこと


実際にいろんな会社で働いてみて思ったのが、
“自分が会社に対してイメージしているもの”“実際に働いてみてから感じたもの”って乖離があるなぁということ。

制作会社とか事業会社とか、実際に選考の一環として働かせてもらう中で、だんだんと自分の軸が見えてきた気がします。


特に大事だなと思ったのが、

「自分が将来こうなりたい!」って思い描いているデザイナーとしての理想像と、一緒に働くことになるデザイナーさんの思考性やスキル面、得意領域などを視野に入れること

やっぱりデザイナーさん、UI/UXデザイナーさんの中でもタイプがあって、
デザイナーはビジュアル命!開発やビジネスの視点なんて考慮しなくて良いから、ビジュアルで解決できる方法だけを探れ!

こういう思考のデザイナーさんもいて、もちろんデザイナーとしてビジュアルの質を担保するのは使命だとは思っているので正しいと思いますが、私は、ビジュアルっていう範疇だけではなくて、もっと広い視点から俯瞰して考えられるデザイナーになりたい。

なので、そういう思考を押し付けられるのが、一番辛かったです。


制作会社か事業会社か

これは初めは正直どっちでもよくて、受かった方に行こうくらいに考えてました・・・(笑)

けれど、制作会社でインターンした時に、
「ただ手を動かすマンになるんじゃなくて、もっと上流部分から携わりたいなぁ」っていう自分の中のぼんやりとした想いの輪郭がハッキリと浮かび上がりました。

制作会社で働くメリットの例として
『デザインの幅が広がること』『ビジュアル力の向上』などが挙げられると思いますが、独学でデザインを学んできた身として、
まだまだそこの力って自分の力で向上させられる余地があるんじゃないか」など想いを巡らせ、そして、事業会社と制作会社を天秤にかけた時に、事業会社でしかできないことや事業会社でしか身につけられないスキルが、制作会社で働くメリットを超えたので、事業会社を選びました。

ただこれは、現時点の私の現状から考えた結果なので、今後事業会社で働く中で、「制作会社でもやっぱり働きたい」って思うこともあるかもしれないです。



そんな感じで私の就活を振り返ってみました。

全国から集まるつよつよ学生デザイナーたちが沢山いて、圧倒されまくってましたが、今後も周りと比較しすぎず自分なりに頑張っていきたいと思います。


このnoteが
少しでも誰かのためになりますように。

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