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7/16(日)朝刊スクラップ~気候変動は人間のメンタルにも悪影響を及ぼす?~

【要約】

 南半球の新興国を中心に、若者の間で気候変動に対する不安が広がっている。電通総研の調査によると、フィリピンが84%でトップ。インドやブラジルも調査した11ヵ国平均を上回っている。北半球の先進国はアメリカ、フィンランドが平均以下だが44~47%。日本は調査国中で最低の16%だった。
 気候変動への心配は気候不安(エコ不安)と呼ばれている。この気候不安が蔓延した際に問題となるのが心の病気の増加。論文によると環境保護への意識が高い人ほどメンタルヘルスの影響を受けやすいようだ。
 気候変動そのものへの対策はもちろん、気候不安の影響を抑える取り組みが今後は必要となる。

(異常気象多発、気候変動に若者不安 新興国で強く.日本経済新聞.2023-07-15)


【補足・感想】

 「気候不安」という概念は恥ずかしながら初めて知った。確かに将来の気候変動が修正不可能と分かってしまうと、そりゃ絶望するよなぁ。その感覚はものすごく理解できる。
 そして相変わらずの日本の気候変動に対する意識の低さ。SDGsみたいな甘ったれた対策じゃなしに、大量生産大量消費の資本主義を根本から見直す必要があると思うけど、それを提唱している人はごくわずか。斎藤幸平の本がいくら売れてもマインドは変わらないんだなぁ…。

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