日本🇯🇵とアラブ首長国連邦🇦🇪の外国人労働者は何が違う？

こんにちは。りんです☺️

先日、NHK出版新書の「外国人労働者をどう受け入れるか」を読んでみたんです！

アラブ首長国連邦(以下UAE)に留学していた友人が書いたUAEの外国人労働者について卒業論文も合わせて読み進めたのでその2つの文章から見えてくる日本とUAEの外国人労働者環境について考えてみました！🌠

そもそもみなさんはUAEってどこにあるか
ご存知ですか？
ここです！！↓

同じアラビア半島にはオマーンやサウジアラビア、イエメンなどがありますが、思ったより小さいんですよ～

じゃあ、UAEのイメージって浮かびますか？？

石油王！ドバイ！金持ち！

大正解です💮
私は留学していた友人とともに１週間UAEに行ったのですが、ドバイはバージュカリファと呼ばれる世界一高い建物や豪華なドバイモールなど日本とはスケールが違いました！！

ちなみに首都はアブダビってとこで、シークザイードモスクというこれまた豪華なモクスがありとてもきれいです✨

さて、本題に戻りましょう。私はこの留学で何人ものUAE人(エマラティ)の方々と出会う機会に恵まれました。
UAEは石油王が7つの首長国の首長となり、大統領を１人選んだ王族がトップの政治体制をとっていて、(あいまいですみません💦)
王の圧倒的な財力でエマラティたちは全員公務員として空港職員や大学職員などの職業と家が保証されています。

一方、UAEの人口の90%近くは外国人たちなんです！
もちろん、ドバイにすむお金持ち外国人もいますが、多くはメイドやドライバーとして出稼ぎに来ている外国人です。
UAEではほとんどの家庭にメイドがいて、家事をやってくれます。また、半数以上の家庭にドライバーもいるんです！(UAEはとっても車社会🚙高速なんて直線だからみんな時速140㎞でへーきで走ります、、)

ちなみに私が一番驚いたのは、私たちにすっごく優しくたくさんガイドしてくれたエマラティたちなのに、自分のメイドたちへの態度が結構きびしいんです！！！
友達の論文ではこのエマラティたちがメイド、ドライバーへどのような意識をもって接しているのかを論文にしていましたが、私が着目したいのは

外国人労働者の受け入れ制度です！

私たち日本は島国なのもあり、移民の受け入れなどに抵抗がある人が多く、外国人労働者は「留学生」「技能実習生」などという名目で来日しています。この本では、実際に辛くて逃げ出しすほどひどい実態の実習制度を取材しています。(もちろん福利厚生もちゃんとしている実習先もあり、取材しています)
この本の一番のポイントはこのような制度を生み出してしまった原因です。

①日本の少子高齢化による人手不足
②日本人が地道な仕事をやりたがらない

日本では一部をのぞいて、送り出す機関が日本の管理団体と契約を結び、労働者を入国させています。が、労働者が日本の制度に詳しくないこともあり、小さな事業主は政府の目をかいくぐって、安い賃金で労働者を働かせるのです。
また、東南アジアなどでは日本人＝お金持ちのバブルのイメージが広まっているため
無理してでも出稼ぎにくる人があとをたちません。

一方、UAEではどうでしょう？
多くの外国人労働者がサービス業に従事しますが、今回着目したのはメイドです。
個人的に探すことも可能ですが多くは斡旋業者を介して行われます。なぜなら、UAEは規則がきびしく月収の制限やビザ、病院での検査を行う必要があり、手続きがとても煩雑だからです。
もちろん、UAEにもひどい労働環境もありますが、、、

つまり、国がきちんと労働者として外国人を受け入れ、管理下におき少しでも外国人労働者が働きやすい環境を作らないと、これからますます労働人口が減っていく日本は貧しくなる一方だと思うんです。。。
ちゃんと外国人労働者をセーフティーネットのなかにいれれば、安心した社会を保てるような気がします。

日本と同じようにUAE人がすくなくても、外国から労働者を受け入れることで急成長しているアラブ首長国連邦に少し日本が成長するヒントがある気がしました！🔆

ちなみに、、、UAEはとても厳格ではないにしろイスラム教なので、男性が多いドライバーとはほとんど会話もしないみたいです。。