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フォードGT40にかける思い『フォードvsフェラーリ』

2020/01/21 

こんにちは。

今年映画館で観た作品に関しては全部noteに感想を書くぞ〜と謎にいきこんでこのnoteを書いてます…

新年一発目の映画は『フォードvsフェラーリ』!
IMAXでしっかりと目に焼き付けてまいりました。

割とネタバレとか気にせず書こうと思ってるので、ネタバレが嫌な方はブラウザバック推奨でお願いします。


まずはあらすじ

ル・マンでの勝利という、フォード・モーター社の使命を受けたカー・エンジニアのキャロル・シェルビー(マット・デイモン)。常勝チームのフェラーリに勝つためには、フェラーリを超える新しい車の開発、優秀なドライバーが必要だった。彼は、破天荒なイギリス人レーサー、ケン・マイルズ(クリスチャン・ベイル)に目をつける。限られた資金・時間の中、シェルビーとマイルズは、力を合わせて立ちはだかる数々の乗り越え、いよいよ1966年のル・マン24時間耐久レースで長年絶対王者として君臨しているエンツォ・フェラーリ率いるフェラーリ社に挑戦することになる。
(filmarksより引用)


ここから感想。とにかく、


とんでもなくかっこいい映画でした…


マット・デイモンとクリスチャン・ベイルという2人の主演もさることながら加速するフォードGT40が何よりもかっこよかった。
GT40が加速する度に、速くもっと速くって自分の気持ちも昂って連動していく感覚がたまらなくよかったです…

シフトチェンジやペダルワークといった1つ1つの操作がマイルズにとっては車とのやり取りで、まだいけるかお嬢ちゃんと語りかける姿が印象的。

そしてその問いかけに爆音と加速で答えるGT40。これだけで最高でした。

フォードに勝つために7000rpmという数値が1つの指標となるわけですが、
シェルビーとマイルズ2人だけに見える世界があったんだろうな。



ヘンリー・フォード2世をGT40に乗せた意味

この映画はル・マンのライバルであるフェラーリと対決するストーリーではあるものの、どちらかと言えばシェルビーとマイルズvsフォードの重役たち(現場vs上司)という対決構図を重点的に描いています。
重役たちにとっては所詮、ル・マン出場はフォードを売るためのマーケティングに過ぎないわけで、現場の思いなど知ったこっちゃないというのが本心。

マイルズをル・マンに出場させるため、シェルビーはフォード2世をGT40に半ば強引に乗らせます。

やはりドライバーや現場にいる人だけしか分からない思いが、フォードGT40には詰まっていて、"スーツ組"と呼ばれる人たちには分からないものを伝えるためにシェルビーはフォード2世を乗せるわけです。

シェルビーは持病のためにドライバーを引退することを余儀なくされるわけですが、元ドライバーとして信頼を置くマイルズに乗って欲しいという切な願いの表れだったのです(こういうのめちゃ熱い)

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ラストの決断はすごい哀しい

劇中のラストでフォードの1、2、3フィニッシュという宣伝のために、1周多く走っていたマイルズは他のフォードのドライバーを待つという選択を取る。個人的にこの選択はすごいショックでした。

1人の純粋なドライバーが1つの大きな企業のために諦めたような感覚…もちろんマイルズはそう思ってなかったかも知れないけど…
1周待ったためにマイルズはル・マンで優勝するというドライバーにとって最高の栄誉を失ってしまう…

やりきれない感じがすごい哀しい。

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最後に

新年一発目から大満足の映画でした。
今年はこのペースで映画を観続けられたら良いな。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

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