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私の人生を変えたゲーム④

ちょうど、今日はドラクエ1が発売された「ドラクエの日」ということで、まさしく私の人生を狂わせたゲーム、ドラクエのことを書こうと思います(記念イラストを描きたかったですが、生憎体調が悪く、このコンディションではろくな絵が描けないので日を改めて)

ドラクエは、シリーズ通してプレイ、クリアしております。どれも好きですが、どれが一番好きかと聞かれたら、4と5でしょうか。

4はシリーズで初めて、AIが搭載されたゲームでした。(1〜4章までは普通にプレイヤーがコマンド操作しますが、5章から仲間が加わると強制的にAIが働き、仲間たちは作戦に合わせた動きをするようになります)4、5は、小説も併せてプレイすると、さらに面白みが増すかと思います。

1章はライアンとホイミンの2人旅。ライアンがホイミンを肩に乗せて旅している姿は可愛らしく、小説内ではいのまたむつみ先生の挿絵があり、とてもほっこりさせられます。

2章はおてんば姫の冒険。美貌の姫アリーナが、遠方エンドールにて開催される武術大会に行きたいと、城を抜け出します。結局、ブライ、クリフトも加わって三人旅。旅の途中、小さな村の化け物退治をしたり、黄金の腕輪といういわくつきのものをとってきたり、エンドールへたどりつき、武術大会で優勝。クリフトはやはりアリーナが大好きマンでした(実際、アリーナにばかりスカラ、ベホマをかけるので笑)

3章は武器屋トルネコ。小さな武器屋で働くトルネコはある日「破邪の剣」を手にしてから、それまでの生活が一変、旅をするようになり、鉄の金庫なるものを手に入れ、戦争を始めようとしていたボンモールとエンドールの橋渡しをしたり、ようやく自分の店を構え、エンドールの兵士たちに頼まれた鋼の剣と鉄の鎧を調達して、大金を得ます。
その大金でトンネルを掘り、トルネコはネネと子供のリトルを置いて、今度は長旅に出ます。

4章はモンバーバラの姉妹。父の敵討ちを目標に旅する、ジプシーの姉妹の話です。姉マーニャは踊り子、妹ミネアは占い師。マーニャは炎を扱う呪文、ミネアは回復呪文が得意です。力はミネアの方があります。
途中で仲間になる、父の弟子だったオーリンが力があるので、オーリンを連れていないとちょっと厳しいです。(オーリン無しで旅ができるまでレベルあげするのも大変ですし)

5章からは、一人旅のときはコマンド入力するので仲間と合流できるまで少々つらいです(色んな意味で)勇者(主人公)が住む小さな村で、ピサロなる魔王が、勇者がここにいると嗅ぎつけ、村は焼き払われました。

そこからはエンドールに向かうしかありません。そこでミネア、マーニャと合流、その後はトルネコ、ブライ、アリーナ、クリフト、ライアンと合流。これで8人旅になります。

戦いも後半になってくると、ほぼ攻撃呪文(特にヒャド系、ブライの十八番)が通じなくなるので、どうしてもブライとマーニャ、トルネコは馬車で待機してもらうことになりました。アリーナはキラーピアス(2回攻撃ができる武器)を持たせると、運がいいと会心の一撃を2回出してくれるので、アリーナは本当にずっとスタメンでした。(アリーナの会心の一撃の確率は25%で出るそうです、4回に1回ですね)ミネアは回復系が使えることは使えますが、HP、MPの上がり方があまり大きくないので、クリフトを連れるしかなくなりました。

ライアンは戦士だけあって、HP、力の上がり方がエグいので、本当に頼りになりました。はぐれメタルの剣を持たせたら無敵です。
結果、最終メンバーは、勇者、ライアン、アリーナ、クリフトでラスボスまで行きました。


DQ4勇者くん

ドラクエ5、これは本当に、小説を併せてプレイすると更に泣けるゲームです。
主人公が生まれるところから始まりますが、それからしばらく経って、父パパスさんと旅をしています。主人公はまだ6歳なので、行動範囲が限られています。
サンタローズの村に行くと、召使いと思しきサンチョ、幼馴染のビアンカがお迎えしてくれます。

そしてすぐビアンカの住むアルカパに向かうと、なにやら子猫がいじめられています。当然、向こうっ気の強いビアンカが「やめなさいよ!」と割って入ります(お約束w)いじめっ子たちは「アルカパのはずれにあるレヌール城にお化けが出る、そのお化けを退治してきたら、こいつを放してやってもいい」ということで、ビアンカはひのきの棒とお鍋の蓋を武器に、主人公も父パパスさん(パパスさんはアルカパに着いてすぐ風邪をひいて寝込みます笑)の懐から失敬した銅の剣を腰に、レヌール城に向かいます。

レヌール城では、小説版では、暗くてよくわからなかったものの、ビアンカが内心怖くて泣いていたことがわかります(ビアンカだって、まだたったの8歳ですから)ビアンカは「こんなことに巻き込んじゃって、ごめんね」と泣きじゃくって、主人公は「ごめんなんて、なしだよ」と、ビアンカを守ってやろう、お化けも退治してやろうと、6歳児なりに気持ちを固めます。

そしてお化けを退治することに成功、何やら綺麗な珠を手に入れます(のちにこれが大きなカギになります)猫を助けてやり、ベビーパンサーだったこともわかり、その後は、風邪の治ったパパスさんとベビーパンサーとまた旅、妖精の村へ行ったり、そのあとはパパスさんの親友というラインハットの国王に会うため、ラインハットに向かいます。

ラインハットの王子ヘンリーは、ひどいいたずら者で、継母である皇后からひどく疎まれ(腹違いの弟もいます)ラインハット王から、ヘンリーを教育してくれないかと頼まれたようです(小説ではそう書いてありました)
ある日、ヘンリーが何者かに連れ去られ、主人公はベビーパンサー(小説ではプックル、私もプックルと名付けたので以下プックル)とで、ヘンリーを探しに出かけます。

後を追ってきたパパスさんと、ラインハットへ帰ろうとすると、ゲマという怪しげな魔物が現れ、ジャミ、ゴンズという汚らしい魔物を召喚、けどパパスさんは強いので、あっと言う間に斬り伏せます。
が、ゲマは卑怯なので、主人公とヘンリーの喉元に大鎌をかけ、パパスさんは2人を庇うため、ジャミ、ゴンズの卑怯な攻撃にひたすら耐え、命を落とします。ここは私、ゲームやってて本当に泣きました。パパスさんは本当に強い男ですよね(堀井さんも、演出とはいえ酷いことするなと思いました)

その後は山奥で、主人公とヘンリーは奴隷として10年を過ごします。ある日、山奥の教団の信者だったマリアが、奴隷にされ、折檻されているところを主人公と2人、見張りを叩きのめし、牢へ入れられます。

そこへ、マリアの兄で、兵士であるヨシュアから、マリアを連れて山奥から逃げてくれと頼まれ、死体を流すための樽に3人を入れ、海辺の教会へ流れつき、ラインハットでニセ皇后を退治、大きくなったプックルと出会い「炎のリング」「水のリング」を探しているという大富豪ルドマンの持つ家宝「天空の盾」を手にするため、2つのリング探しに旅立ちます。

そこで、やはり成長したビアンカと出会います。2つのリングを手にすると、ルドマンは娘のフローラを嫁にするという条件も出していたので、主人公はビアンカかフローラか、どちらかを花嫁にする選択をしなくてはなりません(私はビアンカ一択です、フローラでもプレイしましたが、やはりしっくりきませんでした)ちなみに、ルドマンさんを選ぼうとすると「なんと、この私が好きと申すか!?そ、それはいかん!」と拒否されます(笑)

ビアンカを選ぶと「あらなによ、私が女らしくないっていうの?でもこれでまた一緒に旅ができるね!」と嬉しそうに言ってくれるのが、私は本当にこれがビアンカっぽくて可愛いな~と、毎回顔がニヤけたものです←

フローラは「まあ、私は、守ってもらうことしかできない女ですのよ」と、控えめに、可愛らしい返事をします。フローラは確かに可愛いです。女の子女の子してて、好みの人にはたまらないでしょうね。

けどね、これ小ネタなのですが、もしフローラを選ぶと、ビアンカは山里の村でずっと彼氏もできず、独身のままなのです!ビアンカはあんな可愛いのに、そんな可哀相なことしていいと思えますか!?私は無理です(泣)

フローラには、やはりフローラを想う幼馴染のアンディという青年がいます。アンディには新しい彼女ができるようですが、ビアンカにはゲームが終わるまでそういう男性が現れないので、また私自身がビアンカ大好きマンなので(笑)ビアンカ一択です。

主人公の故郷・グランバニアでビアンカの懐妊がわかり(これも小ネタですが、グランバニアへ行く前に、ビアンカの生まれ育ったアルカパに泊まると、主人公とビアンカの初夜っぽいエピソードが見れます)ビアンカは双子を生みます。男の子と女の子です。

小説では、男の子はティミー、女の子はポピーだったので、私も同じ名前にしました。やがて主人公とビアンカは石にされ、それから8年が経ちます(ちなみにティミーは、天空の剣を唯一抜けるので、伝説の勇者であることがわかります、ビアンカも天空の血を引く者です)

主人公はストロスの杖の効果で、石から人間に戻れ、8歳になった我が子たちとともに、ビアンカと、母マーサを探しに(パパスさんはいまわの際に、母は生きていると告げていきました)再び旅に出ます。

途中、妖精の村へ寄ったり(主人公はもう大人になっているため、妖精の姿が見えないのです。ここはシナリオの堀井さんが、すごく上手い描写をしてるなと感心しました、大人には妖精は見えないんですね)母マーサの故郷エルヘブンに寄ったり(パパスさんとマーサは駆け落ちだったようです)ブオーンと呼ばれる化け物を退治したり、ゴンズを倒し、光の教団の教祖イブールを倒し、石にされたビアンカを奪還。

その後はゲマ、ラスボスを倒してEDですが、シナリオの堀井さんは、つくづく細かい描写がお上手だなと、どのタイトルをプレイしてもそういう感想を持ちます。

パパスさんはグランバニアの国王、強く、優しく、逞しいを地でいく男、マーサはエルヘブンの民で神の子、主人公だけが平凡といえば平凡ですが(グランバニア国王の跡継ぎですが)そこはやはり2人の血をひく子、優しく精悍な青年になります。

ドラクエ制作にあたってのドキュメント漫画「勇者への道」という漫画があって、堀井さん、中村光一さん、故すぎやまこういち先生、故鳥山明先生、プロデューサー千田さん、これを読むと、ドラクエはこうしてできたという話がわかって面白いと思います(多分もう絶版になっていると思いますが)

すぎやま先生がアンケート葉書を送ってきていて、千田さんがすぎやま先生とお会いしていたとか。でも中村さんは、音楽は音楽チームに任せるつもりで、すぎやま先生にお願いすることを猛反対していたとありました。結局はお願いすることになり、鳥山先生は堀井さんの担当だった鳥島さん(鳥山先生の担当さんも兼ねてた)の紹介だったとか。人の縁は本当に馬鹿にできませんね。

すぎやま先生も、ファミコンの音は当時3音しか出せなかったのに、4の音楽は素晴らしかったです。クラシックをゲーム音楽に取り入れる、すぎやま先生にしか出来ませんね。

ちなみに、シナリオの堀井雄二さんは、もとは漫画家志望で、ストーリー性のあるゲームを作りたいという願望があったそうです。いったん完成していたプログラムを作り直すというハプニングもあり、ドラクエ1が完成するまで、紆余曲折あったようです。堀井さんに至っては、これだけの表現力があるなら、もし漫画家になっていたら、どんな漫画を描いていただろうと思います。

今日、堀井さんの公式Xにて、ドラクエ12は出ることを発しておいででしたが、とても楽しみです。ただやはり、13がもしも出るとしたら、音楽はすぎやま先生でなく、キャラデザも鳥山先生ではないのでしょうし(お二方ともそこまで先の仕事をされていたとは思えないので)ドラクエは大変に残念ですが、私は12まででいいと思います。

誓って言いますが、私は決して、堀井さんのお力だけではということではなく、堀井さん、すぎやま先生、鳥山先生のお三方が揃ってはじめてドラクエと言えると思っているというだけの話です。今後、堀井さんがドラクエをどういう方向へもっていくのかわかりませんが、ひとまずはドラクエの記念日、そして12も発売されるということがわかって、とても嬉しいです。体調がよくなったら、5の主人公でも描きたいと思います。

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