シンガーが10年間フリーソフトで粘り続けた話⑤
みなさんこんにちは。
シンガーのR!Nです。
ついに緊急事態宣言が発表されましたね。
【ウィズコロナ】というワードにもう違和感を感じなくなってきたことに悲しさ・くやしさを感じながらも、時は変わらず過ぎ行くものです。
今できること
今だからこそ前を向いていくこと
誰かの原動力になれたら嬉しいなと思います。
前回のあらすじ
フィリピンから日本へ帰国し、紆余曲折しながらもついに手に入れた新しい機材たち。衝撃のコスパで歓喜しつつ活動を持続している中、大きな転機が私に訪れます。
前回の記事はこちら👇👇
📌帰国後一年で単身上京を決めたきっかけ
前回のnoteでお伝えした通り、この2013年は大きな出来事が年始・年末にありました。
音楽活動をするにあたって、プロを志望するのであれば積極的なオーディションの応募や色んなきっかけをつかむことは必須条件。デビュー自体も運とタイミング、という言葉をよく耳にしますね。
18歳になった私は、残り少ない10代の中で少しでも爪痕を世間に残していくべく、様々なオーディションにチャレンジしていました。
勿論全てがうまくいくわけではなく、落選・連絡がないまま優勝者が決まっていたりするものもあったり・・・。
その中で、私が初めて手にした栄冠。
それは・・・
大手賃貸会社、
レオパレス２１のCMシンガーです！
当時の記事👇
大々的なオーディションで5944組の応募の中から🎉グランプリ🎉に選ばれました。
しかも放映された実際のCMで流れた音源は、「夢中で～♪」でお馴染みのCMソングを手掛ける井上ヨシマサさんが私のためにリアレンジされました。
井上ヨシマサさんといえばAKB48さんの「真夏のSounds good!」で第54回レコード大賞を受賞されたとても有名な作家さんでもあります。
井上ヨシマサさん Wikipedia
そんな方にレコーディング・アレンジを手掛けて頂けて、まるで夢を見ているようでした！それが現実という事実は今でも本当に幸せなことです。
そしてこの年にはもう一つ大きなことがありました。
地上波ゴールデン番組に出演！
✨第一回 全日本歌唱力選手権 歌唱王✨
今や年末年始の定番番組となり、番組から実際に次世代のスターが生まれるまでになった番組の第一回放送に出演しました。
予選の時点でまだ愛媛に住んでいた私は、決勝の場が関東になると聞き、その時の直感で「このまま上京して東京で戦おう」と決心したのです。
おら東京さいくだぁ～
とでも思ったんですかね。笑
ただこの時はまだ全然想像していなかったのです。
東京の厳しさに…
📌初住居はシェアハウス！？騒音問題
2013年11月11日、番組の決勝戦の生放送収録日を控えた日に私は東京にやってきました。所持金は1ヵ月持てばいいぐらいの金額、荷物も片手に収まるくらい。身軽すぎるくらいの装備でやってきました。
まず最初の挫折ポイント。
家賃たっっっっか！！
（愛媛県は47都道府県で一番家賃が安い）
その時の所持金では賃貸で家を借りるのもギリギリ…
ということで、地元の友人が住んでいるシェアハウスに入居を決めます。
決定的な理由として、通常の一人暮らしの物件を借りるよりも遥かに初期費用が安かったのです。住居がやっと決まりそうだ！と安堵していたのですが問い合わせたところ、
空室なし！！！！
ここで2回目の挫折。（挫折頻度たっっっっか！！）
このままではホームレスになるので、空室が出るまでオーナーに特別に許可を頂き、友人の部屋に転がり込む作戦を決行。
やむなく友人との共同生活が始まったわけですが、（友人にとってはいい迷惑）住んでみてわかったのは、建物自体がもともと学生寮だったのもあって【壁が激薄】ということです。
くしゃみは勿論テレビの音も聞こえます。
これじゃ自宅で歌ってみたなんてしたものなら友人はおろか住人全てから追い出されてしまう…。
数か月後にようやく空き部屋ができ、一人の空間になったはいいものの、ヘッドホンをしてピアノを弾いてもタッチ音（ピアノを弾くときの力で出る音）がうるさいとクレームが届き、それでもギリギリまで粘って隣人と揉めて退去寸前といってもおかしくない状況に…
どうしようもなくなった私は近場のリハーサルスタジオやカラオケを利用して騒音問題から逃れることとなりました。
（騒音トラブルは本当に怖いので気を付けてね）
📌作業用のMacbookを買う
上京して半年後くらいでしょうか。
上京資金を甘く見ていた私はすぐに金欠状態になったため、必死にアルバイトに明け暮れていました。
ほぼ週７、朝と夕方からでかけもち、臨時で派遣、期間限定、など色んな職業を体験しながらも、そこまで必死に働いたのにはハッキリとした理由があったからでした。
私、パソコンもってないじゃん。
でました。いつかの私を連想されるワード再来。
そうなんです。実家のパソコンはあくまで実家のものだったので、東京には持ってこれず、作業用に使うパソコンがなかったのです。
当時はちょうど新作のMacbook Proが発売され、Retina Displayが搭載されたモデルがリリースされました。
これは買うっきゃない・・・！と思ったのですが金額は当時の家賃の約3倍。できるだけ早く買えるように、と物凄い勢いでシフトを組み込んでいました。（後に無理しすぎて入院したり過労で倒れたので無理はほどほどにと肝に銘じました）
おそらく人生で初めての大きな買い物だったと思います。
Macbook Proを買う為だけにお休みを取って、キャッシュでドーン！！！！と購入しました。念願の代物を手に抱えて辿る帰路は最高の景色でしたね…。
📌新しいマイクを手に入れる
Macbook Proも手に入れたことだし、ようやく歌ってみたを録れる状況になったのですが、実家で使っていたマイクも上京寸前に首のあたりがぽっきり折れて壊れてしまったので、パソコン・インターフェースのみが手元にある状態になってしまいます。
ですが、リハーサルスタジオでは様々な種類のマイクを貸し出してくれるサービスがあり、試し録りや気分に合わせて変えたりと、特に困ることはありませんでした。だけど、、、、、やはり自分専用の一本が欲しい。
人間って強欲な生き物なんですね・・・（私だけか）
そこで前回の記事でファースト機材を教えてくれた友人がとっても素敵なことにわたしの声に合うマイクをプレゼントしてくれることに。
神様仏様友人様、本当にありがとうございます。
それがこちらのマイク。
AKG C214
前回のマイクより＋3万円ほどお高いコンデンサーマイクです。
これがまた優秀で、ボーカル以外にも、ギターやパーカッションにも対応できる幅の広さを持ち合わせています。
これでやっと一式揃ったので、リハーサルスタジオで歌録りを始めるわけですが、Macbook Proにはデフォルトとして【Garageband（ガレージバンド】という作曲ソフトが入っています。
それなのに、私は・・・
＞＞＞選ばれたのはAudacityでした＜＜＜
まだAudacity3年目の話ですからね（遠い目）
今回のnoteはここまでです！
結構長く語ってしまいました…。笑
次のnoteからは割とテンポよく年が変わっていきます。
最後まで読んでくださった皆様、
そしてサポートしてくださる皆様、
本当にありがとうございます！！
次回！
・シェアハウスに疲れて引越しをする
・引っ越し先は曰くつき物件だった
・カラオケで歌ってみた動画が100万回再生！？
・有料DAWの究極SALEに誘惑される
の４本でお届けします✨
また次回のnoteでお会いしましょう。
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