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Kenshi記録 - #9 お前たちの戦いは無駄ではなかった 経験値ほぼゼロメイド編

前回のKenshiはこちら。


失われたメイドさんの左脚の代わりを求めてデッドランドの街、ブラックデザートシティまで来ました。
この街は人から逃れてきたスケルトンたちがひっそりと暮らす街であり、滅多に人間の来訪者は来ないとされています。何せ酸の雨が降る地帯のど真ん中だからね。

「いっらしゃい!」

そして義肢店で迎えてくれたのは、客が来なさすぎるのか第一声でやや噛んでいる店主。
お店のラインナップは大変すばらしく、単純に頑丈なものやステルスに向いたものなど様々な義足が売っていたのですが、今回選んだのはコレ。

スカウト脚と呼ばれるもので、移動速度が上がる脚となっています。
特にスキルのないメイドさんには頑丈さもステルス能力も必要ないので、走り回って頂こうという考え。というか特に理由がないならこれが一番便利で最強だと思います。スピードは強さ。ストレイト・クーガーも速い事は素晴らしいと言っておる。
そんなわけで義足を担いで今来た道を引き返すふたりであった。ちなみに連れて来た傭兵は体の4割くらい溶けてました。


一方の待機組。
仮拠点を立てた場所が高位審問官セタが治める都市スタックのド正面なので

※オクランというのは彼らが崇める神のことです

まあそれはそれはすごい速度とテンションで襲撃しに来ます。
はてさて、貧弱な我々の戦力でどうやって追い払ったものかと考えていたら

「お前たちがダストキングを倒してくれたおかげで 俺たちの小さい拠点が手に入った!」

トライアングルバンディットという盗賊がお礼参りにきました。
なんでも以前我々が倒したダスト盗賊の拠点を彼らが奪い取れたとのこと。そのお礼を暴力でしにきたとのことです。
そうしないと今度は自分たちが我々に倒されそうですからね。

うーむ、ここに来てさらに敵が増えてどうしようと悩んでいると

「まずは私があいつらの相手をしてやる」

援軍としてシェク王国の最強戦士、不敗の5人の1人が参戦!
そして始まる三つ巴の大乱戦。いやもうお前ら人んちに勝手に来てスマブラするなよ。当事者なのに家の中で見てるだけなんだけど。気を遣う家主の気分なんだけど。あ、カルピスとお茶どっちがいい? ポテチ食う? 絨毯で手を拭くのはギルティだから止めろ。


ちなみに戦いは不敗の5人(1人)が圧倒的な強さを見せつけてシェク王国援軍の勝利となりました。
こちらは逃げようにも足が遅いし、どうしたものかと悩んでいたのでマジでありがたい。持つべき者は暴力が上手な友達だね。


不敗の5人の横スマ強すぎだろとか思っていると、おつかい組が帰還。
恐る恐ると買ってきたスカウト脚をメイドさんに装着。

ん~~~~~~~~…………まあ、可愛さだけじゃなくてカッコよさっていうか、年月を感じる渋さが出たから、これはこれでアリだな。つぎはぎ感みたいなの嫌いじゃないよ、うん。

ただ、片足義足でメイドさん用ブーツを履くとテクスチャがバグってしまうみたいですね、はっはっは。許せねえ高位審問官セタ!報いを受けさせる!!


燃え滾る復讐の念もそのままにスタック攻防戦 第3ラウンド開始。
戦う度に取り返しのつかないものを奪われてきた我々ですが、それらが全て無駄じゃなかったことを証明してみせる。


そんな我々を迎えるは半裸のおっさん軍団。
戦っては敵を気絶させ、気絶した敵からメイドさんが装備を剥ぎ続けた結果、ホーリーネーションの戦士たちは替えの鎧がなくてほぼ全裸で見張りをするハメになったようです。そうはならんやろ。
こうなっては第1ラウンド、第2ラウンドよりも攻め入ることはよほど容易い。

「オクランが私を死から救ってくれた…この戦いで、お前が勝つことはない」

なんかパンツいっちょで勝ち誇ってる変態もいますが。


ほどなくして高位審問官セタの居る場所へ。
前回はマジで瞬殺されてしまったものの、今回はノーダメージで門を突破できたこともあり、コンディションがいいので少しは持ちこたえられるでしょう。
というわけで接敵!!


した後、即座に牢屋へ走り、以前に雇ったシェク戦士と傭兵たちを解放するメイドさん。
以前の戦いが無念だったのは我々だけではない。彼らとて悔しい思いをしたはずなのです。共に戦うぞ!


「何か?」じゃないが。

と思ったら、牢屋暮らしで極限までお腹が減っていたらしく、開放するなり戦闘で気絶していたメイドさんのペット(ブルータス)を食肉用にバラそうとする傭兵。あまりに酷すぎるだろ。鉄鍋のジャンの五行かお前は。
慌てて雇用し直したらバラすのをやめてくれました。しなくてもやめろ。

思わぬトラブルもありつつ、以前の戦闘で捕まった傭兵たちをその場で雇い直して現地で戦力を増やすというトリッキーな戦術で人数差は作りました。
これにより高位審問官セタを守るパラディンも手を割かざるを得ません。


つまりメイドさんとセタの勝負を邪魔するやつはいないってことだよなァ!

まずは背中に背負ったクロスボウでセタを狙い、注意を引きます。
なおクロスボウはめっちゃ安い物だしクロスボウスキル1なので当たらんし効かない模様。
それでもセタのターゲットがメイドさんに向いたら反転。


町の外の仮拠点近くまで引っ張って走ります。
この釣りは以前の脚の速さなら出来なかった。セタよ、お前が奪い、奪われたおかげで手に入れたこのスカウト脚でお前を倒す。
ちなみにスカウト脚で移動速度は3割くらい上がってますが、それでも普通に走ると重装備のセタの方が早いです。運動能力スキル1の弱さを感じる。


くねくね走って攻撃を避けつつクロスボウ砲台の待つ仮拠点に到着。
あとは相手の剣に当たらぬよう避け続け、その間にクロスボウ隊に倒してもらうのみ。
だがこの戦い、セタの攻撃を一撃喰らえば終わりなのはもちろんのこと、下手すれば仲間のクロスボウ誤射でも終わりかねないのがめっちゃ怖い。
もはや祈るしかない。幸いにも忙しいのは脚だけで両手は空いている。

届かぬ位置からのクロスボウ攻撃にセタが逃げる事もありますが、その場合は逆に追いかけて煽り直してヘイトを溜め直し、またクロスボウ前へ誘い出します。ヘイヘイ審問官ビビってるー!

そして……

高位審問官セタ、撃破。


雇ってきた傭兵。シェク戦士。スキナーが犠牲になって救った仲間たち。失って再び手に入れた左脚。すべてがあってこその勝利と言えます。
スキナー、見てるか?


パラディン部隊を食い止めていた仲間たちは流石に負けていたものの、死亡者や後遺症が残る者はいませんでした。良かった。
とはいえセタ以外の残党も猛者揃いなので見つからないように町を離れ、仮拠点も引き払ってシェクの首都までセタの身柄を移送していきます。
これにてスタック攻防戦は終わりだ!


高位審問官セタが敗れたというニュースは瞬く間に広まり、途中立ち寄ったハブの町でも噂になっていました。
そもそもハブという町がシェクとホーリーネーションの中間に位置する中立都市のような町(というか廃墟)で、そこを挟んで対立していたのですが、今回の戦いの結果の影響でハブの町はシェクのものになっていました。

その影響でメイド喫茶がなくなってました。

※シェクが治める前のハブの酒場

以前はこうだったというのに……あらかじめメイドさん用の防具だいたい買っといてよかった……


そんなわけで、シェクの首都アドマグまでセタを担いできました。

お偉いさんみんな寝てたけどそんな場合じゃねえだろって!

セタを倒したことで統率を失ったホーリーネーションは、彼が治めていたスタックだけでなく、バッドティースという町も奪われたそうな。
この勢いでシェクが攻め入るにはセタと双璧を成す高位審問官ヴァルテナを倒す必要があるとのこと。
乗りかかった船です。ここまできたらそいつも、というかホーリーネーション丸ごと相手にしてやりましょう。

次回、vs高位審問官ヴァルテナ編の予定。



※追記
続き出来ました。


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