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Kenshi記録 - #4 ひとのつかいかた

以前の話はこちら。



こんばんは。義肢使いとしてビープよりは一日の長があるリンヒラです。

始めは手足なかったやつが「ただのロボットの義肢だろう」っていうの感動がなさすぎる。

そんなわけで、修業のため拠点代わりにしているウェイステーション近くの塔へ行ってみる事にしました。
このKenshiの世界には過去の文明の名残を感じさせる塔や遺跡がいくつも転がっており、お宝が眠っていることがあります。
ただそういった場所を根城にしている悪党どもと鉢合わせすることもあり、それなりに危険が伴う場所と言ったところ。
今回の場合はどうでしょう。

案の定、賞金首が根城にしている危険な塔でした。
修行相手にするにも厳しい質のスラル(壊れて人を襲いまくるスケルトンみたいなもん)が大量にひしめいており、私やビープくんはあっさりKO。
最後に残ったバーンおじいちゃんも追い詰められ「せめてベッドの上で死ぬか……」と、塔の奥にあるスケルトン用ベッドで大往生の構え。
これにて全滅です。りんひら先生の次回作にご期待ください!


その人数で寝てる人を殴るな


と思ったんですが、
・雑兵スラルの攻撃力が低くて即死はしないこと。
・バーンおじいちゃんが結構硬いこと。
・スケルトン用ベッドの回復力が凄まじいこと。
・気絶したら殴られなくなること。

つまりスケルトン用ベッドに寝てさえいれば気絶するまで殴られはするけど殺されないということに気付きました。
ベッドで横になったまま気絶するまで殴られ続け、気絶してる間にベッドの効果でモリモリとHPが回復し、目が覚めた瞬間にまた殴られることになります。
このゲームでは敵から殴られると打たれ強さが上がっていき、どんどん死ににくくなっていくというシステムがあります。
つまりここは寝てるだけで打たれ強さが上がっていく放置型スケルトン専用打たれ強さ強化システムが搭載された塔だったのです。


というわけでバーンおじいちゃんを塔のベッドに寝かせて殴られたままにし、意識を取り戻したビープくんで私を運ばせて退却。
バーンおじいちゃんにはしばらく睡眠学習をしてもらうことにしました。睡眠学習ってこういうのだっけ? まあ寝てる間に強くなってるし多分合ってるだろ。

ちなみに攻撃力の高いボスクラスが数人やってきて「いくらなんでもこのままだと死ぬかも」と思ったら近くの牢屋に逃げ込むことで攻撃を止めさせられます。

いやー、こんなに設備が整ってるなんて、サービスのいい塔だなあ!
スケルトンにとっては効率化のような塊の場所ですね。
あっ、ちなみにこの塔の名前なんですが、ゲーム内では「虐待の塔」と呼ばれています。プレイヤーのつけたあだ名とかではなく公式で。狙ってつけてるだろもう。


老人虐待トレーニングをしり目に私とビープくんは近くの街へ逃げ込みなんとか回復。
おじいちゃん奪還作戦を練る事にしました。

Kenshiではバーなどの場所で傭兵を雇うことができます。
これは自分が操作する「仲間」とは違い、お金を払って1,2日だけついてきて戦闘になれば自動で援護してくれるというもの。
傭兵はそれなりにステータスが高くかなり頼りになる人たちなので今回は力を借りることにしましょう。スケルトンワークショップからパクった義肢を売ってお金貯めててよかった。

リベンジを誓い、傭兵を連れて虐待の塔へ帰ってきました。
歩くとワラワラついてきてくれるのでちょっとした部隊の隊長気分です。
では行くぞ!バーンおじいちゃんを取り戻すのだ!者ども、かかれー!

 全 滅 。

個々の能力は傭兵が高いものの、スラル軍団の量とタフさにじりじりと追い詰められて敗北。
メインメンバーは軽傷で済んだので死にませんでしたが、猪突猛進で戦っていた傭兵たちはゴリゴリと死んでいきます。死んだふりでやり過ごす賢さもないので立ち上がっては切り殺されていく。
あー!2000キャットもしたのに!でもたった2000キャットでこんな危険なとこに連れてかれた傭兵可哀想。その辺にいたハムートさんを奴隷屋に売れば1650キャットなのに。

もう一度街まで逃げたいところですが、私もビープも足に怪我をしてしまい、今度は走って逃げられない状況。

なのでビープくんを虐待の塔の牢屋にイン。
これで彼はこれ以上殴られない。

続けて私自身も牢屋にイン。
これで私も殴られません。ピッキングスキルも元々鍛えているので牢屋からの脱出は自由自在。
こいつらが牢屋にいる人間を殴らない程度には倫理観があってよかった。倫理観があるって素晴らしいですね。

そうやって牢屋の中で一服していると、隣の牢から唸り声がしました。

彼女(彼?)の名はアグヌ。どうやら虐待の塔で先客として虐待されていたスケルトンのようです。
もはや人語を話せないくらいに壊されており、こちらの言葉も理解しているんだか曖昧なレベル。
ん~、とりあえず牢屋から出してあげたら陽動くらいにはなるかな。


と思って出してあげたら案の定スラルたちに襲い掛かりました。そしてシレッと仲間に入ってきました。
どう扱うか悩んでいたものの、仲間になる意志があるなら見捨てるわけにもいくめぇ、というわけで

バーンおじいちゃんと一緒に打たれ強さ睡眠学習装置に投入。しばらく鍛えてもらうことにしました。
その間に虐待の塔の攻略を考えよう。まあ考えると言っても自分たちだけではとても敵わないので、また新しい傭兵を雇ってくるだけなのですが。これを何度か繰り返して塔のスラルを殲滅してしまおう。
こんなこと何度かやってたら傭兵界隈で奴らに雇われたら帰ってこれない死神みたいな呼ばれ方すると思う。

と言いつつ、今回はちょっと違います。傭兵を使い捨てません。

怪我した傭兵を牢屋に放り込み、その中で治療することで傭兵を長く使うことができることに気付いたのです。
しかもこれだと契約期間が終わって帰ろうとしても帰れませんし、仮に帰り始めても道中でスラルたちと衝突して勝手に戦ってくれるので結果的に契約期間が延びるというお得なことも。
傭兵たちは大怪我をしても死なずに済みますし、我々は長く戦ってもらえる。これはまさにWin-Winの作戦と言えますね!

「くそくらえだ!」

は? 私がピッキングして牢屋から出してやってるんだが……?
私が出してやらないとお前は一生ここにいることになるんだが……?
この場所の名前は「虐待の塔」なんだが……?


とかなんとか頑張った結果

スラル軍団を撃破し、賞金首でもある敵のボス2人の身柄をゲット!
1人20000キャットなので計40000キャット。ハムート約24人分なので結構な額になります。
アグヌという新たな仲間も加え、バーンおじいちゃんとのダブルスケルトン
組はかなりの防御力向上。今回の塔攻略は大成功となりました!
今回は傭兵の強さや使い方を学ぶ回になりましたし、今後も頼っていくことにしましょう。



この後、雇用時間が残っている傭兵がいたので、そのままビークシングと呼ばれる肉食動物の巣へ行き、彼らを食べてもらってる間に卵を盗んで帰りました。
本当に傭兵は役に立ちますね。2000キャットとは思えない仕事ぶりだ。

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