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Kenshi記録 - #3 肉で出来た体 機械で出来た絆

※この世は残酷で、Kenshiも残酷です。
手足が飛んだりするのでご注意ください。



以前の話はこちら。

スケルトンのバーンおじいちゃんとはぐれハイブのビープくんを仲間にしました、リンヒラです。
テキトーな修行を切り上げ、フォグマンの群れに襲われて脱出不可能と言われたモングレルを普通にフォグマンよりも足が速くなることで無理やり脱出して旅の続き。

横並びで走ってるといいトリオに見える

このゲームの固有NPCは結構喋る上に、組み合わせによって専用のやり取りがあったりするようです。
バーンおじいちゃんとビープくんも固有っぽい?やり取りがあり


「ビープは最強の戦士になったよ。だからビープは相応の敵を探さなきゃ」

という風にビープくんは世界最強の戦士をしょっちゅう自称するのですが


「ビープ、あんたは最強の戦士じゃないよ」

バーンおじいちゃんの大人げないマジレスが刺さる。

「あんたはまだそれほど強くはないから、気を付けないと簡単に四肢が吹っ飛んじゃうよ」

などと「お前それスタート時点で四肢が吹っ飛んでた私の前で言うの?」と言いそうになるような追撃まで喰らわせる始末。
まあ、バーンおじいちゃんは義肢を手に入れてから知り合った人だから、リンヒラが手足なしスタートだったことなんて知らないだけなんだけども。

こんな風に固有のセリフがあるので、気に入ったキャラクターがいたら仲間にしていきたいゲームですね。人数増えると管理が大変だけど。


というわけで意気揚々と旅をしていたものの、実は実戦経験がほとんどない一同。多少体は強くてもリンヒラ以外は戦闘スキルが皆無なため、その辺の野盗相手であっさり危機に陥ったりします。

バーンおじいちゃんは早々に倒れ、ビープくんもピンチ。私も体力が減ってしまっている。相手の残り人数を見るに勝ち目がない。
このまま全員倒れてしまったら……物資が奪われるのはまだしも、そのまま誰も出血が治療できなくて全員失血死してしまうかもしれない。
こうなっては義肢を得る過程で手に入れた必殺技を使うしかない!


義足を自ら外してその場に倒れて死んだふり。
このゲームは地面に這いつくばっている時、敵が近くにいると死んだふりができるのですが、自ら転倒する手段がありません。しかし義足のキャラは自分の足を外すことで自ら転倒できるのです。
こうすることでトドメを刺されることなく戦闘をやり過ごすことができます。上司から詰められた際に是非とも使いたいテクニックですね。問題は生身の足だと難易度が高いことですが。

ん? 私はこれでいいとして、生身のビープくんは?



ビィィィィーーープ!!袋叩きにされて左足なくなってるーーーー!!!


やり過ごして治療する頃には両足がなくなってるーーーー!!!!
なんということだ……バーンおじいちゃんが注意した通りになってしまった……
これも不自然にビープくんばかり狙われたせいだ。一体どうしてこんなことに……くっ、すでに手足が義肢の私が狙われていれば……
しかし困った、こんな深手を負ってしまうなんて。このままじゃ旅なんて続けられない。一体どうすれば……

ベッドに横たわり、頭を抱えて鳴くビープくん。世界最強の戦士を目指していたのに無念だろう。
こんな時、タダで義肢をくれるような太っ腹な人がいれば……!


これはただの挨拶

そういえばいたわ。
というわけで、まだ四肢がないころ最初に辿り着いた街、ヘフトまでビープくんを担いで戻ってきました。早速スケルトンワークショップへおもむき、挨拶もそこそこに義肢を貰い、義肢以外も全部貰ってきました。おこづかいになりました。
彼は相変わらず人を泥棒呼ばわりしておきながら刀で斬りかかってくることはありませんでした。ンモー、簡単に言葉でデレたりせず行動で示すタイプの古式ゆかしいツンデレなんだからテンチョーは。

というわけで

おそろいおそろい

ビープくんの義肢デビュー完了。
それなりにショックな出来事だと思うけど、ビープくん本人はどう思ってるんでしょう。体に馴染んでくれますかね。


「ビープはスケルトンの義肢が気に入ったよ」

気に入ってくれたらしいです。

「これでビープはもっと強く、速くなった」

前向きすぎるだろお前。


「ビープの四肢は本当に簡単にちょん切れちゃうんだ」

実はゲーム的にもハイブという種族は手足のHPが低めでチョン切れやすかったりします。チョン切れやすい自覚ありながら剣で戦うの怖すぎる。


「でも、それは昔の、肉でできたビープのこと」

この言い回し好きなので自分の体が肉で出来てないことあったら言いたい。


「このサイバー・ビープは人も獣も恐れない!」

お前すでに最強かもしれん。少なくともメンタルに関しては。
そんなわけでビープくんは義肢を大変気に入ってくれたようです。

実はビープくんはKenshi界でもアイドル的な人気のあるキャラだと思われます。何せこのメンタリティと騒がしさですからね。
今回のnoteはそんなビープくんの話をしたかっただけと言えるかもしれない。


「これが…これが最強の極みに達した感覚」

ビープくんが本当に最強になれる日は来るのか。来ないのか。
まあ、彼自身の中で勝手に最強になると思うのでその日が来ないことなさそうなんだけど。いいキャラしてるわ。

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