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あれこれ見聞録

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物理学から見える自分の生き様・死に様

物理学から見える自分の生き様・死に様

全くの文系脳の私。数字は大の苦手。授業のプリントを配るときに生徒の数を数えることもパニックになる。(たかだか4枚から7枚くらいの紙を数えるだけ)そんな私だから、物理なんて全く意味不明だった。高校で記憶の彼方に微かに残っているのは、「なんとかやり過ごせた。もう二度と関わりたくない。」ただその思いだけだった。

ところがところが、ひょんなことから、物理の授業を受け持っている先生とお話しする機会があった

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このままだとどうなると思いますか

このままだとどうなると思いますか

それまで、和気あいあいと話せていたと思っていたのに、この言葉を聞いた瞬間に私の中に緊張感が走る。

やっぱりそうか。
クロージング。
これを解決するのに、どれくらいの価値があると感じますか。
このままこの状態が続いていくことについてどう思いますか。

息が詰まる。

型通りの、どこかに誘導しようとするセリフ。

だからもう、体験だけでもお気軽に、っていう言葉には乗らない。

本気でしか動かない。

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大人遠足の想い出~鈴鹿サーキット~

大人遠足の想い出~鈴鹿サーキット~

2020年の9月にスタエフでの配信を始めた。大人になって、久々に学生時代のサークル活動を思い出すような場所だと思えたのがスタエフだった。

2024年に入ってから、仕事の都合でほとんどスタエフアプリに触れていなかったけれど、どうしてもピアノを弾きたい衝動に駆られてライブ配信をしてしまった。そしてそのついでに、気になる配信を聞いた。
その中で、私がつながっている一人の配信者さんが近々鈴鹿サーキットの

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目を背けられない

目を背けられない

見てしまったら、見なかったことにはできない。
見なければよかったとも思わない。知らなければよかったとも思わない。
知るべきだと思う。
そして、知ったなら、少しでも多くの人にこの情報を知ってほしいと思う。

そうしたからどうなるとか、そんなことより、まず、知ることが大事だと思う。

しがない、なんの影響力もない一般市民の私だけど、それでもこうしてこの自分の思いを行動に移すことで、少しでも知ってもらえ

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お誕生日、おめでとうございます

お誕生日、おめでとうございます

会社の同僚に赤ちゃんが生まれた。

新しいお父さんは、目をキラキラさせていた。

以前、ほかの同僚の人が「もうすぐ子供生まれるねんな」とその人に言ったとき、その新米パパさんはほほを赤らめてうなずいていた。言葉はないけど、その表情からいっぱいいっぱい喜びが伝わってきた。

名前は決まっているんですか?って聞いたら、「まだ迷っていて」と目を輝かせながら、嬉しそうに話していた。

名前を決める時、私も旦

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文化人類学者~子供のころの夢その1~

文化人類学者~子供のころの夢その1~

大人になって、子どものころにやってみたかったことをやってみるといいという動画を見つけたと、先日投稿して、思い出した。

そう言えば、私、文化人類学者になりたかったって。

いろんな人種や民族、それぞれに持っている習慣、風習、考え方、それがあるのはなぜか?それぞれのその違いが面白いと思ったし、そのルーツにたどり着いてみたいと思った。

お金を稼ぐとか、生活とか、まったく何も現実的なことを考えなくてい

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ベルサイユのばらと私の日本愛

ベルサイユのばらと私の日本愛

日本語の重たさとかダサいと思ってた。英語の流れるようなリズムにあこがれて、日本語が嫌いだった。

初めて行った外国、ハワイで感じた空気の軽やかさに、ますます、日本なんてって思った。日本に戻ってきた時のあの空気の重たさに嫌悪感を抱いた。

今、ベルサイユのばらを取り上げようとして、色々調べていくうちに、私はやっぱり日本を愛していると思った。

決して美化するつもりはない。

だけど、日本にもこんな素

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ChatGPT初体験!~自分への課題提起~

ChatGPT初体験!~自分への課題提起~

巷で話題のChatGPT。今日初めて使ってみた。

一瞬で解答が画面に映し出されていく。
それもとてもナチュラルな日本語で。

いくつか質問を投げかけると、とても説得力のある文章が提示される。

これからの日本において、何が必要なことか、若者はどんなスキルを身に着ければいいのか?そんな質問にも、実に明快でわかりやすい答えが目の前に現れる。ずっと苦労してきたレポート作成は一体何だったんだろうか?と唖

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娘の高校卒業式で思い出すこと

娘の高校卒業式で思い出すこと

「ニコニコしてる!!!きっといいお友達がいっぱいできるね。」
娘が生まれて、6か月過ぎたころに娘を見た母の友人が私の娘にそう言ってくれた。私はその時、思った。
「よかった。この子は私と違う人生を歩める。」って。

私はずっとずっと「ともだち」という言葉に恐怖を抱いてきた。「ともだち」と誰かのことを呼ぶのが怖かった。またそう躊躇なくそう呼べる人がいなかった。
だから、うちの娘は私みたいな人生じゃない

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バングラデシュ①~日本語学校での出会いより~

バングラデシュ①~日本語学校での出会いより~

日本語学校のイベントに参加した。初めて日本語学校に足を踏み入れた。日本の中にこんな世界があるなんて。

いろんな肌の色、髪の色、背の高さ。ぱっと見は日本人にしか見えない人が何かわからない言葉を話している。
イベントということもあって、いろんな衣装を身に着けていた。ここに日本人が加わるなら着物なんだろうな~と思ってみていた。

このイベントはプログラムによって進行されていた。その中の一つで、各テーブ

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アウトプットの思考整理~日本語学校~

アウトプットの思考整理~日本語学校~

これ書きたい、そう思って、タイトルだけつけて「後で」書こう!と思ってもその「後で」はどんどん過ぎ去っていく。とにかく、沈殿していくものを、不完全でもいいからアウトプットし続けようと、今日思った。

そう思ったのは昨日の体験から。
スタンドFMでも忘れたくなくて収録配信してみた。

だけど、瞬発的な音声と、じっくり思考を練る文章ではアウトプットの仕方が違ってくる。この配信をした後、オンライン英会話で

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自己啓発や教育セミナーについて思う

自己啓発や教育セミナーについて思う

結局は自分自身。誰も私を救ってはくれない。道筋はほんのりと示してくれる。だけどそれを自分で切り開いていくのは自分自身以外の誰でもない。この講座さえ受ければ何とかなりそうな、そんな雰囲気をすべてが醸し出している。

確かに、自分が知らなかったいろんな有益情報は得られる可能性は高い。そこで実績を出す人も少なからずいるかもしれない。

だけど、それと引き換えに、差し出すものも決して少なくはない。
また、

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挨拶は大事や!挨拶は日本人の心や!

挨拶は大事や!挨拶は日本人の心や!

ほほえましい男子高校生たちの会話!こんな会話が聞けるなんて!!!

本当に幸せだな~って思った。

授業間際ぎりぎりに教室に入っていくとあたふたしてしまうので、前の授業が終わると同時に教室に入って出欠簿をつけ終わって、自分の中で授業のシミュレーションをして、ちょっとでもなんとかしようと、ドキドキしながら教科書とノートを開いて準備していいる。スクリーンにちゃんと画像が映し出されるかも、毎回毎回ドキド

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映画「アウシュビッツのチャンピオン」~心の奥底に沈殿しないうちに~

映画「アウシュビッツのチャンピオン」~心の奥底に沈殿しないうちに~

この映画を最後まで見る事に耐えられたのは、主人公が死なないという結末を知っていたから。だけど、知っていたにしても、目を背けたくなるシーンが数知れずあった。それでも、それはフィクションではなく、現実にあったことだということを真正面から受け止めよう、決して目をそらしてはいけない。何度も何度も言い聞かせた。そして一つ一つの場面の中で、消えていく命の一つ一つと自分なりに向き合った。

映画から感じたことを

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