名将 野村克也－リーダーに不可欠な人生と仕事

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名将 野村克也－リーダーに不可欠な人生と仕事

 第10回テーマは「承認欲求」はものごとに真剣に取り組む重要なモチベーションである

(「理念と経営」4月号 P78～本文より)

本来の自分を磨き基礎や基本を高める野村ほど選手の一人ひとりを研究し、その個性を活用した監督も珍しい。普通は野球の素質や力量、動体視力などで選手を起用するのだが、野村は人間の基本的な欲求を自ら活用して、安易にその欲求を求めない選手を起用し育てた。承認欲求などに関して彼には哲学がある。野村は「ひとかどの人物になりたい、人間として成長したい、ひとつの道を極めたい、技術や技能を向上させたいというときに、他人から認められたいという承認欲求は、努力や飛躍に向けて自分を駆り立ててくれる重要なモチベーションとなる」(野村克也『人間通』海竜社)と述べている。と同時に、「他人に自分がどう映るかばかりを気にするのはプロ意識の欠如である」(同書)と言い切るところに、野村の高尚な生き方や本来の人間の欲求の在り方の一歩先を見つめている姿勢と感じ取れる。

続きは「理念と経営」4月号P78～をご覧ください♪