見出し画像

僕のカメラ人生(これまで)

たまにはエッセイ以外でも。
僕が写真を撮るきっかけになった事や、今に至るまでを綴ってみようかなと思う。

少し長くなってしまいましたが、興味のある方は読んでみてください。


僕が最初にカメラを触ったのがいつかは正確には覚えていないが子供の頃、父がカメラを撮っているのを触らせてもらったのが原体験だと思う。
父はカメラでよく家族写真などを撮っていた。
それをたまに触らせてもらったりぐらいで、子供の頃は特別な感情はなかった気がする。

自分のカメラが欲しいと思うきっかけとなったのは、高校生の頃。
僕は普通科のなんの変哲もない高校に通っていたのだが、クラスを分けるコースの関係で2・3年生はメンバーが変わる事なく学生生活を過ごした。
良い人ばかりだったのもあり、長く過ごせば当然クラスの人達の仲はよくなる。
多感な高校生を共に過ごしたので、大事な友人も沢山出来た。

そんな中、3年生になった時にこのクラスでの生活を思い出に残したいと思うようになった。
ベタな話だが高校生という1番の青春、そして大好きなこの友人達との時間を残したい。
そう思った僕は父がその時使っていたNikonのコンデジを借りて学校に持って行き、写真を撮り始めた。
最初は修学旅行や体育祭などの行事の時だけだったが、3学期の終わりになると普通の授業日にも持ち出すようになった。
休み時間や放課後など、遊んでる時間にカメラを取り出してパシャパシャ撮る。

こんな感じで、最初は単純に思い出を残したいという気持ちからだった。
今見ると写真としての技術などは当然ない訳だが、しかし見ていると当時の事を思い出せて楽しい。

カメラは父の物だったから当然返さないといけなかったのだが、その時には自分のカメラが欲しいと明確に思うようになっていた。
自分と周りの人の思い出を綺麗に残せるなんて、カメラって素晴らしい!
だから自分のカメラを買って持ち歩くようにしよう、と思っていた。

そうこうして卒業する訳だが、大学に進学してすぐに貯めていたお金を使い一眼レフを買った。
買ったのはNikonのD3200の標準ズームと望遠ズームがセットになったもので、Nikonの入門モデルだ。

Nikonを選んだ理由は、借りていた父のカメラがNikonだったのと、周りでカメラを持ってる人から「Nikonは良い、使いやすい」という話を聞いていたので、選ぶのにあまり悩まなかった。

買ってからは、文字通り毎日持ち歩いていた。
(よくよく考えれば今の持ち歩く習慣はこの当時に出来上がっていた。)
大学に通うリュックにカメラを詰めて出かける。
ビッグバンドジャズの部活に参加していたので、そこでの活動の様子や終わってからみんなで遊んだりご飯に行ったりする時にカメラを取り出す。
大学時代も本当に沢山写真を撮った。

この頃は写真の勉強をしていた訳でもなく、好きな写真家なども特にいなく、ほんとに我流で好きに撮っていた。
一眼レフでレンズはズームレンズのみだったので今とは撮るスタイルも全く違う。

しかし、やはり僕は僕だなと思うのが、露出に関してはプログラムオートは一切使わずマニュアルのみでしか撮っていなかったのと、RAWで撮影してわからないなりにレタッチもしていたのが面白い。
マニュアル露出で撮っていたのは、「自分で設定した方が面白い」と思ったのと、シャッター優先や絞り優先の使い道をいまいち理解していなかったからだ。
でもお陰で露出の基本的な土台はそこで生まれた。
レタッチも作品として仕上げたいなどという思いはなく、みんなで見るのに見やすくしようと思っていただけ。
明るさが足りないから何とかしたい、でもやり過ぎたら不自然になる、じゃあどうしたら不自然にならないのだろう、とった感じでひたすら自分でトライアンドエラーを繰り返していた感じだ。

しかし大学を中退し働きだしてからはカメラを取り出す機会はめっきり減ってしまった。

なかなかそんな暇がとれなかったのと、音楽活動に力を入れるようになったからだ。
20代の前半はジャズをひたすら演奏していた。
そこであった沢山の出会い、沢山の経験や学びを経て今の僕があると思っている。

最初はミュージシャンとして食っていけたらいいなと思っていた。
だが次第に人生をどうしようと思っているうちに、音楽にこだわらず自分というものを表現したいという想いに変わっていった。

そんな時に再び着目したのが写真だった。

「作品としての写真」に興味が湧き、写真展を観に行ったり自分で調べたり。
そして新しいカメラが必要だと思った。

この時に出会ったのがFUJIFILM。
各社のカメラを調べていて、ハードとしては他社に少し遅れをとるが、フィルム会社ならではの色再現やフィーリングが素晴らしいという評価が多かったのが決め手だ。
あと、カメラといえばNikonかCanonという風潮が僕はあまり好きではなく「最近は上手い人も下手な人もみんなNikonかCanon」という皮肉もあり、その2社は最初から選択肢になかった。

そしてなぜx-pro1なのか。

正直に言えばそれはレンジファインダーへの、ライカへの憧れだ。

カメラについて調べていると必ず現れるのがライカ。
35mmカメラの始祖にして今もなお伝統的かつ攻めた商品を作り続ける会社。
スナップシューターになろうと思っていた僕は、M型ライカに代表されるレンジファインダースタイルの、目立たない・威圧感を与えないという利便性が欲しいと思った。
しかし当然ながらライカは高い。
では現行でレンジファインダーのカメラと言えば?という事で候補に出たのがx-proシリーズだった。

なぜpro1なのかと言われれば、正直予算の部分が大きかったが、無理をしない画素数がシャドウの表現を助けてくれるのもあって結果的に満足している。
それにフォーカスや露出は機械任せにする気もそもそもなかったのでハードの問題をそこまで感じたことはない。

そしてなんと最近はフィルムカメラを手に入れた。
詳しいことはまた後日書こうと思うが、フィルムで撮るのはとても勉強になる。
僕は別にフィルムにノスタルジーがある訳ではないので、あくまで自分の作品として銀塩での表現を落とし込んでいくつもりだ。


本格的に写真を撮り始めてからは、ひたすら写真を撮って学んでの日々だ

スナップは本当に数が必要だと思う。
まずは撮らないとわからない。
撮って撮って自分で見て人に見てもらって、そうして次に撮る写真が変わってくる。

ポートレートも身近な人などに協力してもらっているが、まだまだ撮りたいと思うし、ドキュメンタリーもどんどん撮っていきたいと思う。


最近思うのが、世の中には沢山のカメラを向ける対象があるという事。
それはフォトジェニックな場所やモデルさんが沢山存在するという事ではなく、自分の心や観察眼が変われば撮りたいと思う対象は無限に広がるという事だ。
その為には自分自身が成長する必要がある。

今後も人間的な広がりを絶やす事なく、皆さんの心に響く写真をお届けすることが出来れば幸いだと思いながら、これからも写真を撮り続ける。


画像1


この記事が参加している募集

自己紹介

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

note.user.nickname || note.user.urlname

データだけでなくプリントした写真を大事にしたいと考えています。 応援して頂いた気持ちは僕の作品制作費として大事に使わせて頂きます。

素敵な毎日を!
31
1994年8月20日生まれ香川県出身。広島にて写真家として活動。作品は全てモノクロ。 instagram https://www.instagram.com/kida_toshihiro/?r=nametag

この記事が入っているマガジン

トピックス(日本)
トピックス(日本)
  • 6253本

素敵なクリエイターさんたちのノートをまとめています。

コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。