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写真と禅40 ポートレートもモノクロで無駄なく

ここの所体調を崩し気味で更新がかなり滞ってしまった。
出来るだけ毎日更新しようと思っていたので少し悔しい。

が、そんな時もあるという事で気を取り直して、また今日から更新をしていくのでよろしくお願い致します。


そんなこんなで、先日久しぶりにポートレートロケを行った。

モデルをしてくれたのは仕事でお世話になっている方。
出会ったのはかれこれ6年程前、仕事は勿論、プライベートでもたまに遊びに行ったりする。
この方、なかなか男前で「モデルとして写真撮ったら良いだろうな〜」と前々から思っていて、今回撮影する運びになった。

ロケは広島駅からスタートし、銀山町を通って本通辺りで終了という行程。共通の友人で同行者もいたので、撮影の様子も有難い事に写真で残っている。
なので今回はせっかくなのでどんな様子でロケをしたのか、どんな事を考えながら撮っているのかも綴っていく。


まず僕は普段スナップが中心なのもあり、あまり演出された写真が得意ではない。
だからガッチリ演出されたポートレートを撮って欲しい、と言うオファーがあっても受けるか悩んでしまう。
だからこそ今回のような慣れ親しんだ方のポートレートはお互いリラックスして撮影出来るのでありがたかった。

出来るだけその人の人柄や魅力が出るような写真を撮りたい、というのが写真家としての願い。
僕の場合は多分自分の性格も合ってか、お互い肩肘張らず自然に撮っていくのが良い写真を撮る秘訣になっていると思う。

そういった意味でも現在使っているフジのx-proシリーズは優秀だ。
レンジファインダースタイルのカメラは大袈裟な一眼レフよりも相手に威圧感を与えない。
しかし中身は普通のミラーレス機としても使えるのでしっかりフレーミングも出来れば、どんな画になっているかも確認しながら撮影が出来る。
ポートレートにおいてはまさに僕の理想のカメラだ。

今回のモデルさんも慣れ親しんだ相手とはいえ、モデルをするのは初。
なのでx-pro1の威圧感の無さは良い具合に働いてくれたのではないかと思う。



ポーズの指定などはあまりしない。
基本的に何か話しかけながらパシャパシャ撮る。
話していると顔の緊張が解けてくる。


ちなみに、ファインダーを覗いてフレーミングや露出の設定などをした後、カメラはその位置で構えたまま顔を離して、話してる途中でいい顔が来たらシャッターを切る、というのは有効な手段。
慣れていない人の撮影始めや、カメラを構えるとキメすぎてしまう人にもいい。


テクニックこそ勿論あるが、基本的には撮影を楽しんでもらうのと、一瞬の表情を逃さないように気をつけるのが1番大事だ。


この日は生憎曇りだったが、入ったカフェでは光がいい具合に差し込んでいた。
ポートレートとなるとフレーミングやレンズの絞りにばかり気を取られる人も多いが、写真で1番大事なのは結局のところ光だ。
ストロボを使うのも良し、自然光を捉えるのも良し、モノクロは光と影でその人物を美しく写してくれる。

この方は同行者さん。
良い情景だったのでパチり。
荷物持ちなどさせてしまってすみません。

閑話休題
ちなみに今回同行者の方が持ってたのがOLYMPUSのカメラなのだが、ちょっとオリンパスのカメラが欲しくなってしまった。
モノクロの表現がなかなか良いのである。
フジは当然だがアクロスなどのT粒子っぽい滑らかな感じだが、オリンパスは旧粒子や増感した時のようなザラついた感じの表現が良い!
中藤毅彦さんの写真みたいだ!と思ったら実際に中藤さんもオリンパスを使っていた。
買うならPEN−F、しかしなぜ生産中止なのだ…


レンズはいつも通り単焦点を換算で50mmと35mmの二本だけ。
ズームレンズは便利だが、カメラを構えて手元を動かすだけというのは相手にとっても味気ない撮影だと思う。
それに自分が何ミリの画角で撮っているというのを意識しながら、自分から寄ったり遠ざかったりして画作りするのはとても大事だ。
思わぬ発見や相手の表情が出てくる事は往々にしてある。


ちなみに、こんな感じで和服で撮影や演奏をしている。
僕自身の写真はあまりないのでありがたい。


今回、結局2カット以外は全てモノクロで撮影をした。
ポートレートと言えばカラーでハイキーにして絵をふんわりさせて、といったのが今の、特に日本では流行りみたいだが僕は全く逆の事をしているようだ。
モノクロだしだいたいアンダーだし、背景が邪魔にならない程度に絞込む事も多い。
でも僕にとってはモノクロが1番人を撮る時に撮りやすいし、仕上がりを見て美しいと思えるのだ。

人の繊細な表情や空気感も掴んでくれるモノクロ写真は今回も僕を大いに助けてくれた。
無駄なく、本質を撮りたい。
勿論、まだ修行が足りない僕はさらに表現を磨いていく。
だが、おそらくモノクロで撮り続ける事は変わらないだろう。

そして今回、「モノクロで撮ります」という言葉にOKを出してくれたモデルさんにも感謝である。
つくづく被写体に恵まれている僕である。




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物質としての写真を大事にしたいと考えています。 プリント作品などをどんどん作りたいと思っていますので、応援していただけると嬉しいです!

素敵な毎日を!
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1994年8月20日生まれ香川県出身。広島にて写真家として活動。作品は全てモノクロ。 instagram https://www.instagram.com/kida_toshihiro/?r=nametag
コメント (2)
モデルさんの表情がすごくいいですね!
モノクロポートレートほんとに美しいです。
やっぱり写真は光と影だなって思わされました。
そして貴重な撮影風景を見せてもらえて嬉しいですよ!
この方はほんとにいい笑顔をしてくれます(笑)
モデルさんに助けられてます、ほんと。
光を読むのは難しいですが、そこがやはり写真の大事な所ですよね。
僕も日々勉強です。
ありがとうございます!
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