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今こそ、ハーフカメラ 。

こんにちは、こやまです。

ここ最近ですが、私の周りではフィルムカメラに興味を持ってくれる人が増えたことで
市場も少し賑わい始めた・・・?と思った矢先。。

廃盤してしまうフィルムや、値上げになるフィルムもあったりして
ますますフィルムカメラユーザーには風当たりの強いニュースばかり。

「もっとたくさん撮りたいけど、フィルムって高いしなぁ。。」

そう思っている初心者のユーザーもたくさんいるはず。

私は、フィルムカメラを始めたての頃、楽しくて楽しくて1ヵ月目でフィルム40本撮ってました。

そのこともあり、「本数を減らさなくてはやばい。。破産してしまう・・」と悩んでいた時に
「ハーフカメラ」の存在を知りました。

ハーフカメラというのは、見た目は普通のコンパクトカメラなのですが
なんと、2倍の枚数撮ることができるのです。

その仕組みはどういうことかというと、通常の35mmフィルムカメラは
1回シャッターを切ると横構図で写真を撮ることができます。

それに対してハーフカメラは、シャッター1回に対して縦構図で撮ることができます。
なぜ縦構図かというと、通常横構図で切り取られているものが縦に2分割で撮れるようになっているからです。

film:kodak PORTRA400
camera:RICOH AUTO HALF

そのため、24枚撮りフィルムなら48枚に。36枚撮りフィルムなら72枚撮ることができるのです!

2倍撮れるなら、たくさん練習したいという人にもおすすめですし
お散歩しながら撮り歩くのも楽しくなりますね。

私が持っているハーフカメラ、またはハーフ機能付きカメラを3台ご紹介します。

1、RICOH AUTO HALF
コロンとしたボディのオートハーフは、約50年ほど前のものですがデザインがかっこいいですよね。通常は、シャッターを切った後に次のフィルムへと手動で巻き上げるものがほとんどかと思いますがオートハーフにはぜんまい式の巻き上げ機能がついています。
本体の右下にあるぜんまいを回しておくことで、シャッターを切った瞬間に巻き上げてくれます。
そのため、連続で撮りたいものがあるときや動きのあるスナップ向きです。
もう、リズムよく撮れてしまうのでテンポよく撮りたい人にはおすすめです。

film:FUJIFILM C200


2、OLYMPUS PEN
私の中では「クラシカルで正統派なデザイン」のハーフカメラです。
オートハーフは片手で持ってすばやくパシャっと撮るようなイメージに対して
ペンはカメラの両側にちゃんと首から下げられるようなストラップがついているので
首から下げてもかわいいです。
ペンの良さは「写真の失敗を防ぐ」便利な機能「赤ベロ」がついていること!
カメラ内の露出計が光の強さを自動で感知して、「暗いぞ!」という場面では
自動的にロックがかかり、シャッターが切れないようになってます。
その時にファインダーに現れるのが「赤ベロ」です。
「現像に出してみたら暗かった!」というし失敗がないため、初心者には本当におすすめの親切設計なカメラです。
ISO感度は機種によりますが、ISO400まで設定できるものもあります。

※以下は夜撮れるか試したくて、ISO800の高感度フィルムを使ってみました。(設定はISO400です)
※撮影したのは、1年半前です。

film:lomo CN800
model:shiori


3、LOMO LC-Wide
もう、徹底的に遊ぶならこのカメラですね。
LC-Wideはもともとは広角レンズのコンパクトフィルムカメラで、
35mmモード、ハーフモード、スクエアモードで撮ることができます。
(途中で切り替えることはできないので注意!)
近距離も0.4mまで寄れます。おまけに多重露光モードのスイッチもついているので
上級者だったら、ハーフモードで多重露光も可能です・・!
お値段が他の2つと比べて少しお高めですが、いろいろな作風に挑戦したい人にはおすすめです。

※ハーフモード撮影、1コマずつスキャン

film:lomo CN800

最後に、現像するときの注意点です。
写真屋さんで現像に出すときはかならず「ハーフカメラで撮りました」と伝えましょう!
そして、写真屋さんによってはデータ化するときに倍額かかってしまう場合があります。
せっかくコストを抑えるためにハーフで撮影したのに!ということがないように
事前に現像をお願いする写真屋さんに相談するのがおすすめです。

フィルムカメラが少しずつ盛り上がってきてはいますが、
やっぱり撮り続ける人が増えてほしいというのが私の願いでもあります・・!
「フィルムカメラ始めてみたいけど、まずは練習してみたい」
「とにかくたくさん撮りたい!」という人は、ぜひハーフカメラもチェックしてみてくださいね。


りんこ

サポートいただいたら、フィルムや現像代、元気を出すためにドーナッツ代とさせていただきます🍩