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チャイルドコーチングマイスターの資格を取得しました

チャイルドコーチングマイスターとは?

コーチングの技術を使って子供との信頼関係を築き、将来子供自身が自己を律するスキルを培うための資格、だそうです。
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資格取得の目的

繊細で感受性豊かな息子と大雑把で人の気持ちに鈍感な私。
来春の小学校入学を控え、未来に漠然とした不安がよぎりました。
もし学校で辛いことがあったとき、雑に「ダイジョブダイジョブー!」とか「それぐらい小さなことよ」と追い打ちをかける自分の姿が想像できたので、今のうちに対話の方法が学べたらと思いこの資格を選びました。
また社内で「コーチング」という言葉はよく聞くし、チャイルドとはいえ源流は同じなので一応仕事としても遠からずなのかなと思いました。

学習してみて

小難しいことは一切なくわかりやすい説明で、読書が苦手な私でもサクサクとテキストを読み進めることができました。

▼良かった点
・1つの項目に対して1ページに収まっている簡潔さ
・大事なことは繰り返し出てくるので重要なんだなと心に留まる
・親子の会話例が具体的で想像しやすい
・キッズに寄せているけど基本的なコーチングの流れについては理解できた
・セルフコーチングについても学べたので自身にとっても有意義
・練習問題に何度でもチャレンジできる
・講座受講に受験料も含まれていて、好きなタイミングで受験できる
(私は一応テキスト読了後に受験しましたが、テキスト未読で受験も可能)
・試験は4択問題×60問、合格ラインは80%なので簡単
・しかもテキストやその他ネット検索で調べながら受験できるので余裕

印象に残った部分

具体的な親子の会話例としてNGパターンとOKパターンで示されます。
OKパターンの子供が模範的すぎて「こんなうまくいくわけないやろ」と穿った読み方をしていたのですが、逆にNGパターンの会話例があるあるすぎて、すごく参考になりました。
親子のよくある会話ですが、親のダメなところが的確に示されています。「これまさに私やん・・・」と見透かされている気分になりました。
OKパターンの模範的な会話例ばかりだったら「全然使えない!」と思ったかもしれません。
具体的なNG例によって改善ポイントがたくさん見つかったのですぐ行動を改めようと思え、また、私が行動を改めることで子供にどんな変化が現れるかがとても楽しみに思えました。
(テレビのつけっぱなしは止めようとかほんと初歩的なことですが・・・)

驚きと納得の連続で例を挙げればキリがないですが、なかでも今すぐ改めよう!と心に刺さった例文をひとつご紹介します。

NG「今日は誰と遊んだの?」
 →「遊んだ」と決めつけている
 →答えが「友達の名前」に限定される
OK「今日は学校で何したの?」
 →子供の自由な回答から会話が広がる
 →NG質問よりもより多くの情報を仕入れることができる

よかれと思って私が毎日子供たちに声掛けしていたセリフです。NGだったんですね。この機会に気づけて良かったです。

突然訪れた負の感情

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少しでも子供のためになればという愛情を持って読み始めたテキストですが、終盤に差し掛かるにつれイラッとする気持ちが芽生えました。丁寧に扱われる現代の子供たち全般に嫉妬して急激に冷めた気持ちになったというか。
「けっ、今の子供は過保護すぎ」
「親がここまでへりくだった言い方をしなければいけないなんて」
「昭和の子供はもっと雑に扱われてたわ」

この気持ちに戸惑っているちょうどそのときペアレントケアの章に入り、「今あなたイライラしてませんか?」と語りかけてくれる場面がありました。
親である自分自身の自己肯定感を見直すこともキッズコーチングに大切だということがわかり、セルフコーチングのやり方も書かれていたので子供だけでなく自分自身にも有意義な受講になったなと思います。

おわりに

早速キッズコーチングやセルフコーチングを試していて、まずは傾聴がうまくできるようになりたいなと思っているところです。
元来せっかちな私ですが、コーチングの基本である「焦らない」を心に留めてゆっくりやっていこうと思います。

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