鼻抜けとアンブシュア




さて、鼻抜けと聞くと出てくるワードは『軟口蓋』です。
軟口蓋、軟口蓋、軟口蓋、軟口蓋、何度見たことか分かりません。


軟口蓋というのは分かりやすくいうと、のどちんこの上の部分で、例えばうがいしたときにぶるぶる震えるところです。
軟口蓋が上がると、口と鼻の間が塞がられます。


鼻から息を吸うとき、吐くとき、軟口蓋は下がっています。
逆に唾を飲み込むとき、軟口蓋は上がっています。
飲み物を飲むとき、食べ物を飲み込む時も上がっています。軟口蓋が上がらないと、飲食物が鼻へ入っていってしまいます。


声楽家の方々や、歌手の方などは、軟口蓋を意識されている方が多いのではないかと思います。
実際、軟口蓋について調べていた時、ボイストレーナーさん達の記事や動画を沢山拝見しました。
軟口蓋に興味がある方、「軟口蓋  上げる」などで調べてみて下さい。詳しく解説している記事や動画がたくさんあります。
鼻抜けを改善するために軟口蓋を知ることや、トレーニング方法を試してみることはとても大切です。
私自身は効果があまりありませんでしたが、人や楽器によっては効果的かもしれません。



私が鼻抜けに悩まされていた時、軟口蓋を上げるにはどうしたらよいか調べて試していました。

しかし私は、中々効果を感じることが出来ませんでした。
そもそも楽器を吹きながら軟口蓋を意識するのは難しく、また歌や発声の時よりも数倍息の圧がかかるので、上下しやすい軟口蓋を保ち続けるのは不可能では、、?と思いました。

軟口蓋を意識していても仕方ないので、他のことをやろうと思いました。
その中で確実に効果があったのは、アンブシュアです。

いつもは口周りしか意識していませんでしたが、口角、頬などの筋肉を意識するようにすると、鼻抜けしなくなりました。

しかし何故顔の筋肉が鼻抜けに関係するのか、分かりませんでした。
調べていくと、実は口と鼻を塞ぐ働きをしているのは、軟口蓋のほかにもうひとつの筋肉がありました。

そしてその筋肉がとってもアンブシュアと関係していることが分かりました。

続きをみるには

残り 1,303字 / 1画像

¥ 300

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?