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私のイチオシ「書き続ける苦悩に共感してくれるポッドキャスト」

こんにちは。アライ@翻訳です。
(音声版でも配信しています。リンクはこちら

今回は私が最近聴いたポッドキャストで「ためになった、今日聴いてよかった・・・」と思える番組を紹介したいと思います。
タイトルは「書き続ける苦悩に共感してくれるポッドキャスト」。

1.物書きのスランプ

実は、noteを初めてもうすぐ5か月経つんですが、先週からスムーズに書けない。スランプに陥っている感じがしています。
書きたいことがないわけではなく、ただ、自分の書く文章のパターンが決まってきて、つまらなく感じてしまう。普段、「役立つ情報を発信したい」という方向が強めの文章を書いているので、リサーチをしたり、情報にアクセスしやすい段落作りをしたりと、いろいろ試して改善をしているものの、どうも筆が(指が)止まってしまう。

新たな記事を書き進められずにいたこの週末過ごし、今朝もパソコンには向かわず、ポッドキャストで何を聴こうかをスクロールしてたまたま選んだ番組が、なんとも自分のスランプに共感してくれるような人たちのインタビューでした。

2.番組タイトル

番組名は「a16z Podcast」。アメリカを代表するVC Andreessen Horowitz (アンドリーセン・ホロウィッツ、通称a16z)が配信するポッドキャストです。FacebookやSlack、Airbnbなど名だたるスタートアップに投資をしてきた実績を持ち、2009年創業ながら昔ながらのVCとの差別化を図って急成長をした会社です。

3.ニュースレタービジネスについて

今回聴いたエピソードは、「ニュースレタービジネス」について。

ニュースレターとは、言い換えればメールマガジンの事です。最近ではニュースメディアがサブスクリプションモデルを採用しているだけでなく、その購読者に対してニュースレターを配信する傾向が増えてきているそう。

ちなみに、私も購読しているQuartzはニュースメディアとしてアプリやウェブサイトもある一方、ニュースレターを主役に持ってきています。平日は毎日2本のメールが届き、個人的にはデジタル版の新聞が朝刊夕刊配達される感じ。自分でアプリを開いてニュースをクリックするのではなく、届いたものを消化する事でTo Do Listをチェックした感があるのも、個人的には満足感があります。

ちょっと話はずれましたが、このニュースレタービジネス。今個人から配信してそれを収入源としていく現象が増えてきている様です。
今回のエピソードでは、そんな4名のニュースレター配信者にインタビューをしている一本です。

ジャンルは、テック系、アート系、医療系、ジャーナリストと多岐にわたる4名が、それぞれニュースレターを始めてどう購読者を増やして行っているのか、有料版と無料版との差別化の方法、物書きの苦悩やプレッシャー、金銭的な目標などを30分ほどで話しています。

4.個性と情報のバランス

中でも印象に残ったのは、個性を出したコンテンツ役立つ情報をメインにしたコンテンツのバランスをどうとるか、という話題。本編では「Personality driven content vs Information driven content」(25:30頃から)という言い方をしています。

面白かったのは、購読者が増えていくことによって作り方が変わってきたという話。今回の内1人は、元々個性を出したニュースレターを配信していたそうなんですが、購読者数が増えてくるにつれて、役立つ情報をメインにした内容に次第に変わってきたようです。

理由は、購読というお金が発生している事。ニュースレターとしてお金を払って読む価値のある内容にするために、自分の私生活や個人的な見解だけではなく、役立つ新しい情報でないといけない、というプレッシャーが出てくるそうなんです。

ただ、役立つ情報メインばかりになると、個性が欠けてしまって面白くないコンテンツになってしまうジレンマが出てくる。このバランスを試行錯誤している、という話でした。

5.コンテンツの価値

この話、noteというプラットフォームでも同じ。無料記事と有料記事の配信が出来たり、サークル機能によって仲間を作ったり。いろいろ選択肢があるものの、自分で作り出したものに、購読という価値があるのかどうかという疑問。

フリーランスである私も、自分の価値をマーケットの中で適正に見極める事が実際の仕事よりも気を遣ったりします。

会社内だと社内目標があったり、昨対比を元に目指す数値を設定したりしやすい一方、個人事業主となると自分のいるマーケットとその需要、自分が費やす時間とそれに付随する出費(ベビーシッターなど)を換算して総合的に考えないと、見当違いな値段設定になってしまう。

ニュースレター、ブログ、ポッドキャスト、いろいろなコンテンツビジネスの中の有料化という壁も、どのような価値に対して正当だと受け止められるのか、考えあぐねてしまうのでした。

6.最後に

今回のポッドキャストは、今ドンピシャで悩んでいた時に、共感してくれる4人に出会ったような気がする1本でした。

ちなみに、これ2本立てで配信されていて、次のエピソードでは、ブロックチェーンシステム(分散型ネットワーク)を利用した新たなコミュニティ形成についてのインタビューです。こちらも興味深いエピソードなので、是非2本続けて聴いてみてください。

それでは、次回のnoteで。


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