私のイチオシ「ポッドキャストが作りたくなるポッドキャスト」
こんにちは。アライ@翻訳です。
(音声版でも配信しています。リンクはこちら)
前回、「ポッドキャスト翻訳プロジェクト第4話」で予告していた通り、今回は「ポッドキャストが作りたくなるポッドキャスト」というテーマで、おすすめポッドキャストの一押しエピソードをご紹介していきたいと思います。
1. 番組紹介
番組名は「gimlet academy (ギムレットアカデミー)」
In this podcast, Gimlet cofounder Alex Blumberg provides advanced tips — on topics like booking interviews, recording “good tape,” and editing compelling stories — to help podcasters on Spotify take their shows to the next level.
このポッドキャストでは、Gimlet の共同設立者である Alex Blumberg が、インタビューのセッティング、「良いテープ」の録音の仕方、説得力のあるストーリーの編集の方法など、Spotify のポッドキャスターが自分たちの番組をもう一つ上のレベルに引き上げるための高度なテクニックをお伝えします。
ポッドキャスト界で有名なAlex Blumberg (アレックス・ブランバーグ)自ら、良いポッドキャストを作る方程式をまとめた、ものすごいハウツー物なんです。
全5話、各エピソードは約30分と、コンパクトにまとまっていながら内容は濃く、制作の裏側も垣間見れる、興味津々でイッキ聴きしてしまったポッドキャストです。
2. 各エピソードのテーマ
さて、今回は一つのエピソードに絞らず、この全5話でポッドキャストを作るための何が網羅されているのか、サッとご紹介したいと思います。
第1話:テーマや番組の切り口をどう決めるか
第2話:どうやって、最適な人物を探してインタビューするか
第3話:インタビューのどこを採用して、どこを切るか
第4話:インタビューを成功させるコツ
第5話:ストーリーの組み立て方と編集
ちなみに、Alex自身が得意としているのは、ジャーナリズムやストーリーテリングに重きを置いたタイプのポッドキャストなんですが、自由に2,3人が話すタイプでも、もちろんためになるヒントがたくさんあります。
最初は、テーマ決め。エピソードの中では「ピッチ」という言葉が使われていましたが、自分のアイデアをプレゼンする時、何が必要なのか、具体的なポイントが提示されています。
第2話から第4話は、インタビューについて。テーマに合った最適な人物や団体をどう見つけて、どうインタビューにこぎつけるのか?そして、インタビューを成功させるための事前準備からインタビューを最大限活かすための編集ポイントまで、深く掘り下げます。
最後第5話では、出来た素材をどう組み立てるのか。リスナーを釘付けにさせる、ストーリー展開のルールを公開しています。
3. おすすめポイント
おすすめポイントは3つ。
① プロのノウハウが無料で聴ける
② すごく具体的で実用的
③ ポッドキャストが作りたくなる
まず、業界のトップランナーであるAlex直伝のノウハウが、ポッドキャストだからこそ無料で聴ける事。しかも、ちょっとネタばれになりますが、「45秒から90秒毎に、新しい展開を持ってくる」など、ものすごい具体的で、どれも実用的なアドバイスなんです。
そしてこれを聴くと、自分もポッドキャストを作りたくなってしまいます。
と、何とも営業の臭い売り文句みたいに最後なってしまったのですが、このポッドキャスト自体、番組内で紹介されたノウハウがふんだんに使われているだけに、リスナーを釘付けにする効果抜群、ということが証明されていると思います。
ちなみにこの番組、Gimlet MediaがSpotifyに買収された後に作られた番組で、Spotifyのプラットフォームだけで聴けるコンテンツとなっているようです。
今後、業界内におけるポッドキャスト番組とプラットフォームの関係性、という意味でも面白い番組の立ち位置だと思います。
ポッドキャストを始めてみたいという人にも、プレゼンのコツをつかみたい、というビジネスパーソンにもおすすめなこのポッドキャスト。是非、聴いてみてください。
それでは、次回のnoteで。
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