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旅にまつわるBGMを聞きながら、記事をお楽しみ下さい♪

何気ない海の話から

「タイタニックが好きって事は、あなた達、海が好きなのね?」
「もちろん!私達、海の町に住んでるんだよ」
「ね、神戸って神戸ビーフだけじゃないんだよ」

ハリファックスは海の町だったから、私とホストファミリーは海の話もたくさんした。
どこまでちゃんと伝わっていたかは分からないが、私達は写真を見せながら、神戸のハーバーランドや明石海峡大橋を説明したら、彼らは食い入る様にその写真を見つめ、喜んでくれた。

ハリファックスから近い、「とっておきの場所」

「ハリファックスから近いペギーズコープという所が、僕達のお気に入りの場所なんだ」
「とっておきの場所なのよ。あなた達、行ってみない?」
「行きたい!」
私もOさんも、一つ返事だった。

ハリファックスから約50分程で着いたペギーズコープ。
白色、そしててっぺんは赤色の形をした灯台はとても可愛く、そんな灯台に押し寄せてくる波はどこまでもダイナミックで、この海が大西洋なんだということを、私達に教えてくれた。
そこに佇み、ホストファミリーや、道行く人々とお喋りをしていると、空の色が青から徐々に赤みを増して行った。
夕日に染まる灯台はより美しくなり、私達の心も燃える様な夕日の様に、より熱くなって行った。
その日から灯台は私にとって、特別なものになった。
空と一体化しているかの様な、北国の深く青い海も、また……。

世界の友人・知人の家に泊まることの魅力

そこに住む人達と行く、とっておきの場所。
自分達だけで見るより、それはより意味を持つものになった。
こうして私達はこの素晴らしい老夫婦によって、ホームステイの魅力を五感で体験できた。

この経験が後にカウチサーフィンをはじめ、
「世界の友人・知人の家に泊まる」
ということに抵抗感をなくしてくれた。

ホテルの優雅な時間ももちろん欠かせないが、今でも私が現地の友人、そしてその家族との交流を好むのは、このカナダの経験から来ていると思う。
ハリファックスはなかなか行きにくい場所だが、彼らが元気な内になんとかして、会いに行きたい。

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