「タップダンス脳漿」
眼球もしくはまぶたの叛乱。流されてゆくアティチュードは根無し草であること自体がすでに存在価値で。
(だったらおまえが死ねよ)
たった一日のちっちゃな不条理の破片が毛細血管の中にぴったりとマッチしてしまう。血液は停止するも脳漿はすぐにでも外界で踊れるようにとタップダンスの練習に余念が無い。
よって今夜も死ねないかもしれない。何しろ心臓が止まってくれないのだから。
【了】
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作品の価値は金銭やその額では決してありません。しかし、もし貴方の心なり脳なりが少しでも動いたり震えたり笑けたりしたら、是非ともサポートを願います。