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オークス2020を過去傾向・注目馬・展開から予想

お疲れ様です、Rinです。
先週のヴィクトリアマイルはアーモンドアイが次元の違う強さで圧勝しましたね!
サウンドキアラも数々の不安材料を跳ね除けての2着と強かったですし、今後が楽しみな馬ですね。

で、今週は3歳牝馬クラシック第2弾のオークスがあります。

無敗で桜花賞を制し2冠を目指すデアリングタクト
デビューが遅かったので重賞実績は無いが2戦無敗のデゼル
阪神JF3着、桜花賞4着と勝ち切れてはいないが安定感抜群のクラヴァシュドール

などが人気を集めそうですが果たしてどうなるのか?

って事で今回は5/24(日)に開催されますオークスの予想を書かせて頂きます。
よろしくお願いします。
【5/20 中人気馬考察 追記】
【5/21 枠順を見て 追記】
【5/22 穴馬考察 追記】
【5/24 展開・印・買い目 追記】

1|はじめに

オークスの予想に入る前に、先週のヴィクトリアマイルの結果について書かせて頂きます。

僕の予想▼

結果▼

1着:アーモンドアイ◯
2着:サウンドキアラ▲
3着:ノームコア△
----------
4着:トロワゼトワル★
5着:ダノンファンタジー△
7着:ラヴズオンリーユー消
8着:プリモシーン◎
9着:ビーチサンバ△
14着:コントラチェック◇
15着:スカーレットカラー△

う〜む…◯→▲→△と相手選びはバッチリなんですが、肝心の本命◎が全然来ませんね。
僕は欲張りなので、実績&実力No.1の人気馬を本命にせずに『来ても良し、飛んでも良し』の対抗◯にするのですが、その対抗◯がほぼ1着になり欲張り作戦が裏目にばかり出ますw

ヴィクトリアマイル予想記事から引用
◯6枠12番アーモンドアイ牝5(ルメール)
圧倒的1番人気ですし、何やらスケジュール的に色々とグダグダな感じなのであまり買いたくないのですが…この馬を切る度胸は僕にはありませんw
追い切りは良いみたいですし、実力・実績面でレベルが違うと判断して買います。
というか普通に走れば勝ちますよ。
3連単のアタマでいいぐらいです。
ということで、いつも通り『来ても良し、飛んでも良し』の対抗◯とさせて頂きます。

よくわかってんじゃねーかw
『対抗◯とさせて頂きます(キリッ』とか言うてる暇あったら本命にしとけや!

今後はちょっと買い方を見直して、◎と◯のアタマ2頭から流すとか、欲張らずに1番人気でも本命にするとか、BOX買いにするとかしていけば少しは当たるようになるかもですねw
(こうすると相手まで手が回らなくなるけど)

あと前々回から『今回消し馬』を書いてまして、コイツがなかなかどうして調子が良いですね。

NHKマイルカップ
消ルフトシュトローム(4人気)
消サトノインプレッサ(3人気)
ヴィクトリアマイル
消ラヴズオンリーユー(2人気)

結局3頭しか馬券にならないので、来たらしゃーないと割り切って、今後も消していけるように頑張っていきたいところです。

【その他の馬券】
ヴィクトリアマイル→3連複的中!

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毎度お馴染みの、自分の買い目とは別に競馬の師匠の買い目に乗っかった馬券です。
またです…ほんと我が師匠ながら怖いです。
僕は3連複しか乗っかってませんが、師匠は3連単も的中させてますので、ダントツ1人気が勝つようなレースでもキッチリ利益を出せてます。

師匠の買い目▼

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さすが師匠。
9セラピアが出走取消になったので、実質1頭軸相手4頭の少点数で3連複+3連単のダブル的中…
僕はまだまだまだまだ勉強が必要です。

師匠の競馬予想記事はこちら▼
じなキャッシュの競馬予想記事をチェック✔︎
(競馬予想以外にも、為替FXや仮想通貨についてなどなど、お金儲けに関する記事がいっぱいあるので、お小遣い増やしたい人は見て損はないハズ)

※その他のレース(予想記事を書いてないレースや、自分の予想じゃないレース)は、結果が良くても悪くても回収率には含めてませんのでご了承下さい。

で、ダラダラと前置きが長くなりましたが、競馬予想成績の方を見てみます。

2020競馬予想成績
的中:9/20(45%)
購入:32500円
払戻:26340円
回収率:81%

師匠のおかげでお小遣いは順調に増えてますが、自分の予想が当たってないので回収率はどんどん下がってきてますね…
ちょっとここら辺で馬券の買い方を修正して、どないかせんといかんですね。

2|オークス-レース概要

2020年5月24日(日)
3歳牝・東京/芝2400m

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東京の左回りコースですね。

日本ダービー・オークス・ジャパンカップと日本を代表するレースが行われる舞台。

最後の直線が長い&2400mということもあり、スピード・スタミナ・底力と全てが要求される『強い馬が勝つ紛れの少ないコース』と言われる。

スタートしてから最初のコーナーまでの距離があまり長くはないので、基本的には内枠が有利になる傾向がある。

コーナーが4つあるのと距離が長いことから、ペースはそこまで速くならない事が多く、ラストの瞬発力が求められるレースになることが多い。

3|オークス-過去傾向

過去のレース傾向▼(競馬ラボより)

【枠順】

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内、中、外と満遍なく好走馬が出ています。
4,6枠が死に枠になってるのが気になるところですね…

【人気】

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1人気が非常に優秀な成績となっていて、2人気も複勝率で見れば優秀です。
4〜9人気が人気の割に優秀ですので、人気馬→中穴馬に流すのが基本的な買い方になりそうです。
あと、2桁人気馬はほとんど馬券内に来てませんので無理に穴馬を狙っても良い事はなさそうです。

【脚質・上がり】

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パッと見た感じ、人気馬&上がりの速い馬が馬券内に多いのが目立ちますね。
最近までNHKマイルカップやヴィクトリアマイルという「荒れるレース」を見ていたので、ちょっと頭をリセットする必要がありそうです。
あと、クラシックレースという事でディープ産駒の活躍が目立ちますね。

4角位置別
[1-4-1-0]1〜4番手
[4-2-6-0]5〜8番手
[3-2-3-0]9〜12番手
[2-2-0-0]13番手以下

4角5〜12番手の中団勢が非常に優秀な成績とまってます。
2400m&ラストの長い直線を逃げ・先行で押し切るのはかなり難しいようですね…

上がり3F順位別
[7-3-2-0]1位
[0-2-1-0]2位
[2-2-1-0]3位
[1-0-2-0]4位
[0-2-0-0]5位
[0-1-4-0]6位以下

上がり1位の勝率・連対率が圧倒的に優秀となってますので速い上がりが期待できる馬要チェックですね。
3着だけを見れば、上がり6位以下が多くなってますのでそこは注意が必要です。

【前走】

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前走レース別
[3-0-0-0]忘れな草賞(OP/阪神2000)
[0-1-0-0]スイートピーS(OP/東京1800)
[7-4-5-0]桜花賞(G1/阪神1600)
[0-5-4-0]フローラS(G2/東京2000)
[0-0-1-0]皐月賞(G1/中山2000)

前走桜花賞組が圧倒的ですね…
続いてフローラSから2,3着馬、忘れな草賞から1着馬が多いです。

前走クラス別
[7-4-6-0]G1
[0-5-4-0]G2
[3-1-0-0]OP

桜花賞組・フローラS組が多いのでG1・G2が多くなってます。
意外にOPの忘れな草賞からの勝ち馬が多く、昨年はラヴズオンリーユーが勝ってますし、過去にもデビューが遅かった馬や、なかなか勝ち切れていなかった馬がこのレースからオークスを制してますので注意が必要です。

前走着順別
[6-5-1-0]1着
[1-2-5-0]2着
[2-2-1-0]3着
[0-0-0-0]4着
[0-0-0-1]5着
[0-1-0-0]6〜9着
[1-0-2-0]10着以下

前走1着が明らかに優秀です。
前走3着以内がほぼ大半を占めてますので、素直に前走着順上位の馬を選ぶのが良さそうですね。
(前走桜花賞組は重馬場だったのでアレを前走着順と割り切るのは判断が難しいところですが…)
ただ、前走で上位人気に推されながら凡走している馬は巻き返してくるパターンがありますので、前走負けている馬もチェックが必要です。

前走人気別
[4-3-4-0]1人気
[4-2-2-0]2人気
[0-3-1-0]3人気
[1-1-1-0]4人気
[1-0-0-0]5人気
[0-1-2-0]6人気以下

前走1〜2人気の実績上位馬が優秀です。
前走下位人気からオークスで好走している馬は、前走で人気以上の激走をした馬でしたのでそこは注意が必要です。

前走距離別
[7-4-5-0]1600m
[0-6-4-0]1800m
[3-0-1-0]2000m

桜花賞の1600mが最多で1800,2000mと続きます。
1800mから勝ち馬が出てないのがちょっと気になりますね…

前走開催場所別
[10-4-5-0]阪神
[0-6-4-0]東京
[0-0-1-0]中山

勝ち馬は全て前走阪神組となってます。
2,3着は阪神・東京とそこまで差はありません。

※全体数(母数)を数えてないので、あくまで過去10年での数字として参考程度に見てください。

【まとめる】
[枠順]
内,中,外と満遍なく来る、近年は内枠が好走気味
4,6枠の成績が何故か良くない
[人気]
1,2番人気は優秀
4〜9人気が人気の割に優秀
2桁人気はほとんど絡んでない
[4角位置]
5〜12番手の差し馬勢が非常に優秀
1〜4番手も優秀ではあるが、1,2番手はちょっとしんどい
[上がり3F]
上がり1位が非常に優秀
3着だけを見れば上がり6位以下が多い
[前走]
桜花賞が圧倒的
フローラS・忘れな草賞が続く
[前走クラス]
桜花賞のG1が最多、続いてG2・OPとなる
[前走着順]
前走1着が優秀
ほぼ前走1〜3着だが、前走上位人気で凡走している馬は来る事がある
[前走人気]
1,2人気が優秀
前走下位人気ながら激走している馬に注意
[前走距離]
1600mが最多、続いて1800,2000m
なぜか1800mから勝ち馬が出てない
[前走開催場所]
阪神が最多、続いて東京

4|オークス-出走馬&注目馬

出走予定馬▼(競馬ラボより)

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過去のオークスのラップタイムを確認したところ、だいたいが
テン3F-35.5秒→1000m-59.5秒→上がり3F-34.5秒(各秒数はおおよその数字)
スローになるとテン3Fや1000mが若干緩んでラスト4Fあたりからペースが上がる感じ
となってました。

スタートしてまもなく1コーナーを迎えるので最初の600mはそこまで速くならず、2400mの長丁場の為、向正面の直線は折り合いに専念し、3〜4コーナーから徐々にペースが上がりラスト直線勝負

という流れが基本っぽく、上がりの優秀な馬が好走するというイメージですかね。

という事で、スロー〜ミドルのレースを速い上がりで好走している馬に注目して見ていきたいと思います。

【注目馬】

2枠4番デアリングタクト牝3(松山)
戦績[3-0-0-0]のエピファネイア産駒
主な戦績
2020
桜花賞(G1/阪神1600m)-1着

中団からの凄まじい末脚を武器に、無敗でクラシック2冠目を狙う桜花賞優勝馬ですね。
おそらく抜けた1番人気になりそうです。

前走:桜花賞(G1/阪神1600)[重]
1000m-58.0秒を13番手(18頭)で追走、4コーナーで外を回して直線差し切って1着

1着:デアリングタクト
3着:スマイルカナ
4着:クラヴァシュドール
5着:ミヤマザクラ
6着:サンクテュエール
7着:フィオリキアリ
8着:マルターズディオサ
10着:リアアメリア
11着:チェーンオブラブ
12着:マジックキャッスル
14着:インターミッション
16着:ウーマンズハート

2走前:エルフィンS(OP/京都1600)[良]
1000m-58.5秒を9番手(12頭)で追走、4コーナーで外を回して直線突き抜けて1着

前走の桜花賞は逃げるレシステンシアとスマイルカナをラストの直線大外一気で差し切る劇的な勝利で、一気に世代最強牝馬の声が上がりましたね。
ペースは重馬場にしては結構なハイペースで、ラスト2F目-12.6、ラスト1F-13.8と前にいる馬にとってはかなりしんどいレースだったと思います。
ハイペースの重馬場という事で、今回のレースに繋がるかと言えばちょっと微妙な感じがしますね…
ラストのしんどいところを後方からぶち抜いたデアリングタクトが強いのは確かですがw
2走前のエルフィンSはそこそこ速い流れを大外を回して直線突き抜けて勝利。
差しが決まる展開と言えばそれまでですが、ちょっと末脚のレベルが違うように見えます。
今回レースでも、このエゲツない末脚が炸裂し牝馬クラシック2冠を達成する可能性は充分にある馬だと考えます。

不安な点と言えば、初の東京への長距離輸送&これまで右回りの1600mレースしか経験が無いので、左回りの東京2400mがどうなのか?ってとこでしょうか。
まぁこれは母父:キングカメハメハ(日本ダービー1着)・父:エピファネイア(日本ダービー2着,ジャパンカップ1着)という事もあり、東京2400mが苦手って事はなさそうですが…
(血統が与える影響についてはほぼ無知)
あとは近2走がそこそこ流れたのに対し、今回はややゆったりしたペースになりそうなのでラストの直線まで脚を溜めれるかですかね。
「エピファネイア産駒は揉まれるのに弱い」
という話を良く聞きますし、初めての長丁場レースをしっかり折り合えるかどうかが鍵になりそうです。
新馬戦がスローペースで、直線前が詰まって外へ出す→残り200mで他馬を置き去りという走りを見せてるので、折り合いがついて進路さえ確保できればスローからの末脚勝負は大丈夫そうです。

という感じで、無敗のクラシック2冠目に向けて実力や実績面ではほぼ死角無しに思えるが、初の長距離輸送や東京2400m(左回り)など、未知な部分はある。
とかなんとか言いながら能力で全部吹き飛ばして勝ちそうっていうか勝つところが見たい。
そんな1頭ではないでしょうか。
【枠順を見て】
どっちかと言うと真ん中よりやや外側が良かったような…
上手く捌いて直線外に出せるかが勝負ですかね。
【評価】A→A+(追い切り◯)

1枠1番デゼル牝3(Dレーン)
戦績[2-0-0-0]のディープインパクト産駒
主な戦績
2020
スイートピーS(OP/東京1800)-1着

後方からの末脚が武器の差し馬ですね。

前走:スイートピーS(OP/東京1800)[良]
1000m-1:01.1秒を14番手(18頭)で追走、4コーナーで外を回して直線差し切って1着

2走前:3歳未勝利(未勝利/阪神1800)[良]
スタートで少し遅れる
1000m-1:00.7秒を13番手(16頭)で追走、4コーナーで中目を回して直線馬群の中から差し切って1着

前走のスイートピーSはスローペースを後方で溜め、直線外から一気に差し切って勝利と強い競馬を見せてます。
上がり3Fも32.5秒(1位)とかなり速いタイムを出してますし、上がりが優秀な馬が好走する傾向にある今回のレースにも期待が高まります。
2走前の3歳未勝利戦もスローペースを後方で溜め、直線で馬群の中を割りながら残り200mあたりから一気に加速して1着。
参考レースはこの2走だけになりますが、後方からの末脚が素晴らしく、差し馬が好走する傾向にある今回のレースと相性は良さそう。
東京の左回りコースで強い競馬が出来ている事もプラスポイントかと。

ただ、5/3のスイートピーSに向けて長距離輸送→戻ってくる→5/24のオークスに向けて長距離輸送って馬の体調的に厳しいんじゃ?って思うのですがどうなんでしょう…
今まで輸送に関してはあまり意識してなかったのですが、こう短期間で続くのは流石に負荷がかかるような…
また、いくら強い勝ち方をしているとはいえ、まだデビューして2戦しか走ってない馬ですので、経験値という面では他の馬に劣る事は確かですし、能力で押し切ってきたこれまでのレースとは違い今回はG1ですので負ける時は簡単に負けます。

あと、NHKマイルカップやヴィクトリアマイルを見る限り、今の東京は超高速馬場となっていて前目の馬が止まらない事が多いです。

5/10NHKマイルカップ(4角位置)
1着:ラウダシオン(2番手)
2着:レシステンシア(1番手)
3着:ギルデッドミラー(5番手)
4着:タイセイビジョン(3番手)
5着:ルフトシュトローム(14番手)
5/17ヴィクトリアマイル(4角位置)
1着:アーモンドアイ(4番手)
2着:サウンドキアラ(3番手)
3着:ノームコア(7番手)
4着:トロワゼトワル(1番手)
5着:ダノンファンタジー(6番手)

この馬はこれまでスローのレースを後方から差す競馬しかしていませんので、そのパターンの競馬だといくら末脚が凄くても前が止まらない展開になればどうしても届かない可能性があるという事は頭に入れておいた方が良さげですね…
これは上で書いたデアリングタクトにも言えることですが。

という感じで、2戦無敗でまだ底を見せてない・末脚が素晴らしい・東京の左回りを経験済みなどなど、期待できそうな点は多々ある馬ですが、2戦しかしていない事からくる経験不足や、今の東京だと位置取り的に届かない展開になるかもしれないちょっと怖い馬ではないでしょうか?
【枠順を見て】
『東京2400の1枠1番は黙って買い』と教えられてきました。
けど、追込馬にはどうなんでしょう…
【評価】B

1枠2番クラヴァシュドール牝3(Mデムーロ)
戦績[1-2-1-1]のハーツクライ産駒
主な戦績
2020
チューリップ賞(G2/阪神1600)-2着
2019
阪神JF(G1/阪神1600)-3着
サウジアラビアRC(G3/東京1600)-2着

中団〜前目のポジションから長く伸びる末脚が武器の差し馬ですね。

前走:桜花賞(G1/阪神1600)[重]
1000m-58.0秒を7番手で追走、4コーナー手前で一旦下げて後方13番手から内を回して直線伸びるが4着

1着:デアリングタクト
3着:スマイルカナ
4着:クラヴァシュドール
5着:ミヤマザクラ
6着:サンクテュエール
7着:フィオリキアリ
8着:マルターズディオサ
10着:リアアメリア
11着:チェーンオブラブ
12着:マジックキャッスル
14着:インターミッション
16着:ウーマンズハート

2走前:チューリップ賞(G2/阪神1600)[良]
1000m-59.3秒を4番手(14頭)で追走、4コーナーで内を回して直線伸びて2着

1着:マルターズディオサ
2着:クラヴァシュドール
6着:ウーマンズハート
7着:スマイルカナ
9着:チェーンオブラブ

前走の桜花賞は重馬場のハイペースを中団前目の外側で進めていましたが、鞍上の判断?なのか道中で大きく下げてから直線で再度最内を上がってくるものの、最後は伸び切れず4着。
「故障か!?」ってぐらいズルズル下がって行ったので非常に焦りましたが、最後の直線は途中までは勝ち馬デアリングタクトと同じぐらいの勢いで上がってきてましたので4着とはいえ強い競馬だったのではないでしょうか。
また、出走権を獲得する為に前走チューリップ賞で結構仕上げていて、桜花賞はちょっと元気が無かったとの話もありますし、ベストならもうちょいやれてた可能性も…
2走前のチューリップ賞はややスローペースを前目で追走し、直線良い脚で伸びて先頭に立つものの、最後はマルターズディオサに差されて2着となりました。
しっかりと勝ち切れませんでしたが、1着とタイム差無しの2着ですのでまぁセーフかなと。

で、この馬で最も評価したいのがサウジアラビアRC(G3/東京1600)でして…
朝日杯FS1着、皐月賞2着で日本ダービーに挑むサリオスと競り合い、レコードタイムと0.2秒差の2着はかなり優秀だと考えます。
東京左回りでの実績◯、ハーツクライ産駒なので距離延長も大丈夫(と思う)なので、今回はこれまで以上の走りを見せてくれる可能性は充分にあり、安定感抜群な事からも優秀な軸馬候補ではないでしょうか?

ただ、安定感抜群と言えば聞こえは良いのですが、悪く言えば『勝ち切れない』とも考えられます。
実際1着になったのは新馬戦のみで、牡馬のサリオスは別格としても、同じ牝馬のレシステンシア・マルターズディオサ・スマイルカナには度々先着を許してます。
遅咲きのハーツクライ産駒という事もあって、本格化がまだ先とも考えられますが、ここ1番の勝負弱さ的な面がある馬なのかもしれませんね…

という感じで、実績のある東京左回りで、これまで以上のパフォーマンスを見せてくれそうな安定感抜群の馬ではあるが、考えようによってはここ1番で勝負弱い&僅差の接戦で競り負けるタイプの馬なのかも…という不安面も併せ持った1頭ではないでしょうか。
【枠順を見て】
これは好位追走がしやすい良い枠だと思います。
【評価】A-→A(枠◯)→A+(追い切り◯)

5枠10番ミヤマザクラ牝3(武豊)
戦績[2-1-0-2]のディープインパクト産駒
主な戦績
2020
クイーンC(G3/東京1600)-1着
2019
京都2歳S(G3/京都2000)-2着

前目のポジションから抜け出して長く良い脚を使うタイプの先行馬ですね。

前走:桜花賞(G1/阪神1600)[重]
1000m-58.0秒を3番手(18頭)で追走、4コーナーで外を回して直線伸び切れず5着

1着:デアリングタクト
3着:スマイルカナ
4着:クラヴァシュドール
5着:ミヤマザクラ
6着:サンクテュエール
7着:フィオリキアリ
8着:マルターズディオサ
10着:リアアメリア
11着:チェーンオブラブ
12着:マジックキャッスル
14着:インターミッション
16着:ウーマンズハート

2走前:クイーンC(G3/東京1600)[良]
1000m-57.7秒を2番手(14頭)で追走、4コーナーで内目を回して直線抜け出して1着

1着:ミヤマザクラ
2着:マジックキャッスル
6着:ホウオウピースフル

前走の桜花賞は外側先行で3〜4コーナーまではそこそこ良いポジションにいたと思うのですが、ちょっと加速がつかず直線入口では8番手付近まで下がってましたね。
重馬場のハイペースを外目で先行するのはかなりキツいようで、同じように先行したマルターズディオサは8着でしたし、ナイントゥファイブやヤマカツマーメイドは17,18着だった事を考えると、直線でしぶとく粘っての5着は立派だったのでは。
ただ、重馬場+ハイペースという事で今回のレースに結びつけるのちょっと難しい感じですね…
2走前のクイーンCは今回と同じ東京が舞台。
逃げ馬がかなり速いペースで逃げたので結構なハイペースに見えますが、大きく離れた2番手以降はミドルペースよりちょい速いぐらいでしょうか…
そこそこ流れた中、ラストの長い直線を頑張って伸びて後続を抑えての1着ですのでコレはなかなか強い内容だったと考えます。
今回のレースが先週に続いての高速馬場で前が止まりにくい展開になると、この馬の持つ粘り強さも合わさり良い走りが期待できるんじゃないでしょうか?
関東馬なので長距離輸送が無いのもプラスなのかな…

ただ、オークスは過去傾向で見ると前目のポジションの馬には少し厳しい展開になるみたいで、好走している馬は中団から速い上がりが使えるタイプがほとんどです。

上がり3F別成績
[7-3-2-0]1位
[9-7-4-0]1〜3位

が示すように速い上がりが連対の必須条件と言っていいぐらいです。
判断の難しいところですが、今年は上でも書いたように超高速馬場でして例年とはちょっと違うかも?とか考えてしまうのが厄介ですねw
先週のヴィクトリアマイルもアーモンドアイやノームコアが差した印象ですが、4角位置は5〜7番手ですので結構前です。
アーモンドアイは別格でしたが、ノームコアは7番手から上がり3F-33.2秒(2位)でギリギリ3着ですので、単純に差し馬優勢とは言いにくいような…

ってな感じで、クイーンCで見せた先行からの粘り強さと高速馬場がマッチすれば、上位人気の差し馬とも結構良い勝負になるんじゃ?と思う反面、速い上がりが期待できる馬ではないだけに過去傾向で上がり上位が好走しているのを見ると「う〜ん…」な1頭ではないでしょうか。
【枠順を見て】
先行したいので内目が良さそうですが…
スマイルカナが道を作ってくれれば好位につけれそうです。
【評価】B

評価ランク(1週前→枠順→追い切り)
デアリングタクト:A→A+(追◯)
デゼル:B
クラヴァシュドール:A−→A(枠◯)→A+(追◯)
ミヤマザクラ:B
※若干の修正があるかもです

5|オークス-中人気馬考察

オークスの過去傾向を見る限り、2桁人気の穴馬はほとんど馬券に絡んでません。
が、4〜9人気の中穴的な馬がほぼ毎年1頭は馬券に絡んできてます。
という事で、この中から好走馬を見つける事ができれば勝利はグッと近くなりますので、しっかりと見ていきたいところです。

8枠18番サンクテュエール牝3(ルメール)
戦績[2-1-0-1]のディープインパクト産駒
主な戦績
2020
シンザン記念(G3/京都1600)-1着
2019
アルテミスS(G3/東京1600)-2着

前目のポジションから長く良い脚を使う先行馬ですね。

前走:桜花賞(G1/阪神1600)[重]
1000m-58.0秒を7番手(18頭)で追走、4コーナーで中目を回して直線伸びれず6着

1着:デアリングタクト
3着:スマイルカナ
4着:クラヴァシュドール
5着:ミヤマザクラ
6着:サンクテュエール
7着:フィオリキアリ
8着:マルターズディオサ
10着:リアアメリア
11着:チェーンオブラブ
12着:マジックキャッスル
14着:インターミッション
16着:ウーマンズハート

2走前:シンザン記念(G3/京都1600)[良]
スタートで少し遅れるがすぐリカバリー
1000m-1:00.2秒を3番手(10頭)で追走、

スタートでの加速がイマイチな時があるのが気になりますね…
前走桜花賞は重馬場のハイペースを前目で進め、直線ほとんど伸びないけど大崩れもしないという走りでした。
馬場も悪いしハイペースだし伸びもせず崩れもせずだと評価が難しいですね…
ただ、道中は良い所を走っていて最後で後を走っていたミヤマザクラに差されたと考えると、このレースに関してはミヤマザクラより評価はしにくいかと。
2走前のシンザン記念はスタートちょっと遅れてすぐリカバリー、ミドルペースを内側先行で進め、直線堅実に伸びて差し切り勝ち。
2着はアーリントンCでギルデッドミラー(NHKマイル3着馬)と0.2秒差の戦いをしたプリンスリターンでしたので、まぁ弱い相手ではないと考えます。
3走前のアルテミスSが今回と同じ東京でのレースで、スタートがイマイチながらすぐリカバリー、道中は内側先行で直線長く伸びる脚を使って上がり3F-33.6秒でリアアメリアに続いての2着。
ズバッと来る末脚というよりかは、長く持続する脚という感じで、東京の長い直線にも向いてる感じはありますね。
前目のポジションからそこそこ良い脚を使える
左回り成績[1-1-0-0]ですし、長距離輸送の必要ない東京へのコース変わりはプラスに働くんじゃないでしょうか?

ただ、得意(と仮定する)な東京左回りコースでリアアメリアと良い勝負(0.1秒差の2着)という点が少し気になりますね。
東京のリアアメリアが無茶苦茶強いと考えるのであればこの馬も強いと評価できますし、その逆もあるわけで…

という感じで、長く持続する末脚は今回の舞台に向いてそう&左回りも得意っぽいので東京へのコース変わりにも期待できそうな馬ではあるが、リアアメリアをどう見るかによって評価が変わってくる難しい馬と言ったところかなと。
ノーザンF+藤沢厩舎+ルメールというパターンから、ちょっと過剰に人気してしまいそうなイメージもありますね。
【枠順を見て】
大外枠ですね…
スタートが良いとは言いにくい馬なのでちょっと苦しい感じかと。
【評価】B−→C+(枠×)

8枠16番ウインマリリン牝3(横山典)
戦績[3-0-0-1]のスクリーンヒーロー産駒
主な戦績
フローラS(G3/東京2000)-1着

前目のポジションから抜け出して好走するタイプの先行馬ですね。

前走:フローラS(G3/東京2000)[良]
1000m-58.6秒を4番手(17頭)で追走、4コーナーで内を回して直線抜け出して1着

1着:ウインマリリン
2着:ホウオウピースフル

2走前:ミモザ賞(500万/中山2000)[稍重]
1000m-1:00.0秒を5番手(11頭)で追走、4コーナーで中目を回して直線抜け出して1着

前走のフローラSはハイペースを前目の内側で追走し、直線抜け出すとそのまま後続を抑え込んでの1着。
ラスト直線の坂を減速せず走ってるように見えますし、ハイペースの前目から上がり2位の脚が使えてるのは強いと考えます。
過去のフローラSはスローペースが多くて、この時はハイペースなので単純にタイムを比較しても意味がないのかもしれないけど…
オークスで好走した馬が過去に多いのでちょっと調べてみました。

2017フローラS通過タイム
(1着:モズカッチャン)
1000m-1:01.5
1400m-1:26.6
2000m-2:01.3
2020フローラS通過タイム
(1着:ウインマリリン)
1000m-58.6(-2.9)
1400m-1:23.0(-3.6)
2000m-1:58.7(-2.6)

モズカッチャンはオークス2着馬なので
「オークス2着馬より2.6秒速いから強い!」
と言えたら楽なのですが、ペースが速すぎるのでどう評価していいのかわかりません。
ただ、オークスはややスロー気味からの上がり勝負になる事が多いので、ハイペースからの消耗戦となったこのレースがオークス好走に繋がるのかは不明なところかと。

2走前のミモザ賞はややスローペースを先行し、直線楽に抜け出して1着。
強い勝ち方なんですが、レースレベルが低いのでこれもなんとも言えない…
3走前の若竹賞はスローペースを先行し、直線伸び切れずの5着。
1着のシーズンズギフトが後にNZT(G2/中山1600)で2着になる結構強い馬ですね。
その馬にスローの上がり勝負で完敗という事で、瞬発力勝負は苦手っぽいのかと。

ってな感じで、上がりのかかる消耗戦で好走していて、例年のオークスのように上がり上位が活躍する展開はちょっとキツいのかなという印象ですが、そこそこペースが流れて前目のポジションから粘った場合は3着もありえそう…とか考えてしまう困った馬ではないでしょうか。
なんかミヤマザクラとタイプが被る感じがしますが気のせいでしょうか…
【枠順を見て】
ここは内が欲しかったかと。
しかし自分より内4頭は後からの馬だと思うので実質6枠12番みたいなものかと。
【評価】B

3枠6番リアアメリア牝3(川田)
戦績[2-0-0-2]のディープインパクト産駒
主な戦績
2019
アルテミスS(G3/東京1600)

後方からの鋭い末脚が武器の追込み馬ですね。

前走:桜花賞(G1/阪神1600)[重]
1000m-58.0秒を10番手(18頭)で追走、4コーナーで内を回して直線伸びずの10着

1着:デアリングタクト
3着:スマイルカナ
4着:クラヴァシュドール
5着:ミヤマザクラ
6着:サンクテュエール
7着:フィオリキアリ
8着:マルターズディオサ
10着:リアアメリア
11着:チェーンオブラブ
12着:マジックキャッスル
14着:インターミッション
16着:ウーマンズハート

2走前:阪神JF(G1/阪神1600)[良]
1000m-57.5秒を14番手(16頭)で追走、

2着:マルターズディオサ
3着:クラヴァシュドール
4着:ウーマンズハート
6着:リアアメリア

前走の桜花賞は最後方ではなく中団後方で進め、直線勝負に懸けましたがハイペース&重馬場がキツかったのかあまり伸びずの10着。
デビュー当初はとんでもない馬と周囲から期待が寄せられていた馬ですが、ここ最近の敗戦続きで人気を落としてますね…
2走前は圧倒的な1番人気に推された阪神JF。
レシステンシアの作るハイペースを後方で進め、直線向いた時にはもう届かない位置に…
3走前のアルテミスSではスローペースを最後方から追走し、直線上がり3F-33.0秒の末脚で今回ライバルとなるサンクテュエールを差し切って1着となってますので弱い馬じゃないと思うんですけどね…
ここ最近が重馬場やハイペースなど、この馬の苦手とするレースだったとすれば、ややスロー気味からの上がり勝負になりそうな今回の舞台では一発逆転の可能性も…

ただ、若干気性面に難アリな馬みたいでして…
アルテミスSの道中では首を大きく振って「うおー!」してますし、2400mという長丁場をしっかり折り合って直線で末脚を爆発させれるのかが心配です。
また、いくら直線が長くて末脚があってもあまりに後方からの追い込みだと届きません。
上位人気のデアリングタクト・デゼルにも同じ事が言えますが、枠順や各馬の並びを見て、道中で良いポジションを取れるか予想する事が重要になると考えます。
ハイペースの桜花賞で10番手につけれた事から、それよりペースが落ちそうな今回は中団やや後方ぐらいを走れるとは思うんですけどね…

という感じで、ここ最近のハイペース戦は苦手で、今回は得意の末脚勝負になる、と仮定すれば人気を落としている今が絶好のチャンスとも考えられるが、そもそも上記の仮定が正しいのかは不明で更に道中の折り合いに疑問が残るというギャンブル要素の大きな中穴馬いったところですかね。
【枠順を見て】
気性に難アリな馬っぽいので前に壁ができて良いと思います。
問題は直線で抜け出せるか…
【評価】B−

3枠5番ホウオウピースフル(内田博)
戦績[2-1-0-1]のオルフェーブル産駒
主な戦績
2020
フローラS(G2/東京2000)-2着

前目のポジションから良い脚を使う先行馬ですね。

前走:フローラS(G2/東京2000)[良]
1000m-58.6秒を5番手(17頭)で追走、4コーナーで内を回して直線で前が塞がりながらも最後で抜け出して2着

1着:ウインマリリン
2着:ホウオウピースフル

2走前:クイーンC(G3/東京1600)[良]
1000m-57.7秒を7番手(14頭)で追走、4コーナーで外目を回して直線伸びずの6着

1着:ミヤマザクラ
2着:マジックキャッスル
6着:ホウオウピースフル

前走のフローラSはやや速めのペースを先団内側で進め、直線で抜け出そうとするも馬群に包まれて右往左往するハメになりましたが、ラストで前が開いて加速して2着。
追い出してからの加速は結構良い脚に見えましたし、2着ながらも強い競馬だったと考えます。
2走前のクイーンCは終始外側を走り続け、直線ではイマイチ伸びる事ができてませんでした。
これはまぁ道中のロスが大きすぎたのかなと…
3走前の百日草特別はスローを先行して上がり1位で完勝してます。
が、これは相手レベルがイマイチかなと。
先行して速い上がりが使えてるのは良いと思います。
新馬戦は超スローを先団外側で進め、4コーナーから加速して直線突き抜けて勝ってます。
スローを先行して折り合い、直線で速い上がりが使えてますし、今回ライバルとなるミヤマザクラにも完勝してますのでコレも良いんじゃないかと。
(言うてもデビュー戦なのでこの頃と同じ力関係とは限りませんが…)

ただ、オルフェーブル産駒という事もあり、気性面に少し心配な面がある馬でして…
気分良く走る分には問題ないのですが、2400mの長丁場をしっかり折り合って最後まで走れるのかが鍵を握りそうです。
感染症問題もあり、無観客レースが続いていて歓声が無い分いくらかはマシだと思うのですが…

という感じで、前目のポジションから速い上がりが期待できて、前走も不利がありながら強い走りを見せてたので今回好走が期待できそうではあるが、父譲りのヤンチャっぷりを上手く折り合って走れるかちょっ心配な1頭ではないでしょうか。
【枠順を見て】
距離ロスの少ない内目のポジションが取れそうで良いと思います。
あとは折り合いですかね。
【評価】B→B+(枠◯)

4枠8番スマイルカナ牝3(柴田)
戦績[3-0-1-2]のディープインパクト産駒
主な戦績
2020
桜花賞(G1/阪神1600)-3着
2019
フェアリーS(G3/中山1600)-1着

基礎スピードの高さを活かしてスタートからゴールまで突っ走る逃げ馬ですね。

前走:桜花賞(G1/阪神1600)[重]
1000m-58.0秒を先頭(18頭)で逃げ、4コーナーで内を回して直線粘って3着

1着:デアリングタクト
3着:スマイルカナ
4着:クラヴァシュドール
5着:ミヤマザクラ
6着:サンクテュエール
7着:フィオリキアリ
8着:マルターズディオサ
10着:リアアメリア
11着:チェーンオブラブ
12着:マジックキャッスル
14着:インターミッション
16着:ウーマンズハート

2走前:チューリップ賞(G3/阪神1600)[良]
1000m-59.3秒を4番手で追走、4コーナーで中目を回して直線伸びず7着

1着:マルターズディオサ
2着:クラヴァシュドール
3着:レシステンシア
6着:ウーマンズハート
7着:スマイルカナ
9着:チェーンオブラブ

前走の桜花賞は逃げ宣言通りに先頭を突っ走り、ラストの直線で後続を凌いで人気薄ながら3着と激走しました。
1着のデアリングタクトとは結構差がありましたが、2着のレシステンシアとは0.3秒差なのでたまたまではなく結構強い走りだったと思うのですが…
2走前のチューリップ賞はスローを4番手で進めて凡走。
この馬は他でも言われているように先頭を気分良く走ってナンボの馬みたいですね。
これより過去のレースでも

フェアリーS→4角1番手→1着
ひいらぎ賞→4角1番手→1着
赤松賞→4角4番手→7着
新馬戦→4角1番手→1着

となってますので『先頭で逃げる』ことが好走の絶対条件言って良さそうです。
で、今回のライバルには何がなんでも逃げる相手が不在っぽいのでおそらく先頭を走るのはこの馬でしょう。
(外枠となった横山典騎手のウインマリリンが奇襲逃げとかあるのかな…)
更に、2400mの長丁場なのでみんな道中は無理をしたくないでしょうし、上位人気が差し馬なのもあって後を意識したレースになりそう。
マークの薄い人気薄逃げ馬がスローペースを作り出して激走するパターンの条件は整っていると考えても良いのではないでしょうか。

とはいえ、いくら先頭を逃げた時の成績がよくても、東京2400mを逃げるのはこの馬にとって未知の領域ですし、強烈な末脚を持つ強豪馬が後から狙ってきます。
前走桜花賞は重馬場という事もあり、差し馬の脚が鈍った面もあるでしょうし、今回も同じように逃げるのは容易では無い考えます。

という感じで、他に逃げ馬がおらず上位人気の差し馬に意識が集中しそうなので、スロー逃げからの激走にワンチャンありそうな気もするが、ラスト直線の長い東京2400mを逃げ切るのは正直厳しいんじゃ…とも考えてしまう困ったおてんば逃げ馬ちゃんではないでしょうか。
【枠順を見て】
内枠が欲しかったところですが、ギリギリセーフなのかなと。
【評価】B−

評価ランク(1週前→枠順→追い切り)
サンクテュエール:B−→C(枠×)
ウインマリリン:B
リアアメリア:B−
ホウオウピースフル:B→B+(枠◯)
スマイルカナ:B−
※若干の修正があるかもです

6|オークス-穴馬考察

過去のオークスを見る限り、2桁人気馬はほとんど馬券に絡んでません。
推定オッズの段階で書いてますのでなんとも言えませんが、実力と人気が噛み合ってない馬がいるように感じますので、この中からも好走馬が出てもおかしくないと考えます。
※当日は人気が変わってるかもしれません。

2枠3番アブレイズ(藤井)
戦績[2-0-0-0]のキズナ産駒
主な戦績
2020
フラワーC(G3/中山1800)-1着

前目のポジションから抜け出すタイプの先行馬でいいのかな…

前走:フラワーC(G3/中山1600)[良]
1000m-59.2秒を2番手(14頭)で追走、4コーナーで中目を回して直線抜け出して1着

2走前:3歳新馬(新馬/京都2000)[良]
1000m-1:04.7秒を5番手(14頭)で追走、4コーナーで外側へ出して直線伸びて1着

2戦しか走ってないのでなんとも言えませんが、スタートの良い馬ですね。
前走のフラワーCはやや速めの流れを外枠から先行し、直線抜け出して12番人気ながら1着の激走を見せました。
ハイペースを外枠で先行し、そのまま押し切って勝ってるので強い内容だったと考えます。
倒した相手で有名どころはレッドルレーヴやシーズンズギフトあたり。
シーズンズギフトは後のNZTで1着馬ルフトシュトロームと0.1秒差の2着。
ルフトは高速馬場で前が止まらなかったNHKマイルCを4角14番手から5着にまで上がって来た馬なのでそこそこ強いはずです。
なので、シーズンに0.4秒差で勝ったアブレイズはルフトと同等ぐらいの力があって結構強いのでは…とか考えてます。
この馬をルフトシュトローム級と仮定すれば、同じ2戦2勝のデゼルが推定2番人気で、この馬が2桁人気ってのはちょっと差がありすぎるように感じますね。
(レース適性が違うのでそんな単純な話じゃないとは思いますが)

ただ、前走の速い流れを先行して勝っている事から、末脚が切れると言うよりかは早めに抜け出してそのまま押し切るタイプの馬なのかと。
なのでスローorミドルからの上がり勝負になりそうな今回のレースでは、ちょっと持ち味を活かしにくい可能性もありますね。

という感じで、レース展開的に向かない可能性はあるけど、前走を強い内容&強い相手に勝利しているので人気薄で買えるのであればもしかしたら美味しい1頭になるのかも?ってなイメージの馬ですね。
【枠順を見て】
先行しやすい内枠なので良いと思います。
【評価】B−→B(枠◯)

8枠17番マルターズディオサ牝3(田辺)
戦績[3-2-0-1]のキズナ産駒
主な戦績
2020
チューリップ賞(G3/阪神1600)-1着
2019
阪神JF(G1/阪神1600)-2着

中団〜前目のポジションから良い脚を使える自在性のある馬という感じですかね。

前走:桜花賞(G1/阪神1600)[重]
1000m-58.5秒を3番手(18頭)で追走、4コーナー中目を回して直線伸びず8着

1着:デアリングタクト
3着:スマイルカナ
4着:クラヴァシュドール
5着:ミヤマザクラ
6着:サンクテュエール
7着:フィオリキアリ
8着:マルターズディオサ
10着:リアアメリア
11着:チェーンオブラブ
12着:マジックキャッスル
14着:インターミッション
16着:ウーマンズハート

2走前:チューリップ賞(G3/阪神1600)[良]
1000m-59.3秒を2番手(14頭)で追走、4コーナーで外を回して直線伸びて1着

1着:マルターズディオサ
2着:クラヴァシュドール
6着:ウーマンズハート
7着:スマイルカナ
9着:チェーンオブラブ

前走の桜花賞はハイペースを前目で進め、直線半ばから失速してしまい8着と凡走してしまいました。
重馬場のハイペースを先行したからなのか、調子が悪かったからなのかわかりませんが、いつもの走りではなかったように見えますね…
クラヴァシュドールと同じく、獲得賞金の問題でこの1走前のチューリップ賞でかなり仕上げたとの話も聞きましたので、この馬の力を出しきれない状態だったのかもしれませんね。
(強いと思ってるのでそうであって欲しい)
2走前のチューリップ賞は大外枠&4コーナーで外を回しながら1着となってますのでコレは強い走りだったと考えます。
スローペースの勝負ならレシステンシア(桜花賞:2着・NHKマイルC:2着)やクラヴァシュドール(サウジRC:サリオスと競って2着)に勝つこの馬が推定2桁人気というのは、いくら前走桜花賞が不甲斐ない結果だとしても評価が低すぎると思います。
(レシステンシアは桜花賞前の叩き&スローペースだったので純粋にこの馬の方が強いとは言えませんがw)
3走前の阪神JFは外目先行でしんどい競馬をしつつ2着ですし、4走前のサフラン賞は出遅れながら良い末脚を見せて1着。
こう見ると、今回上位人気のクラヴァシュドールぐらいの力はあると思うんですけどね…
坂道をあまり減速せずに走れる点も密かに好ポイントかと。

ただ、気性の面がちょっとイケてない馬でして…
デビューして間も無い未勝利戦やサフラン賞ではスタートに失敗してますし、この大舞台でソレが出ないとも限りません。
また、2400mの長丁場ですので道中での折り合い面にも若干不安があるのは確かです。

という感じで、仕上がりの違いはあったとしてもレシステンシアやクラヴァシュドールに勝つぐらいの馬が推定2桁人気なのはちょっと舐められすぎで、この人気のままなら結構オイシイ馬になりそうだが、気性面に若干問題があり、道中しっかり折り合いがつくのか、2400m最後までもつのかが心配な1頭では無いでしょうか。
【枠順を見て】
外枠ですね…
ウインマリリンと同じく内数頭は差し馬なのでスタートさえ上手く出せれば…
【枠順】A−→B+(枠×)→A-(追い切り◯)

評価ランク(1週前→枠順→追い切り)
アブレイズ:B−→B(枠◯)
マルターズディオサ:A-→B+(枠×)→A-(追◯)
※若干の修正があるかもです

※他の馬も調べ次第、追記させて頂きます。

7|オークス-展開&印&買い目

【展開】

↑前
8スマイル
3アブレ5ホウオウ9インタ10ミヤマ11リリー
2クラヴァ16ウインマリ18サンク
6リアアメ7ウインマイ13ウーマン17マルタ
4デアリング12マジック
1デゼル14フィオリ15チェーン
↓後
まだ若い3歳牝馬にとって過酷な2400mなので各馬最後まで力を残しておきたい。
スマイルカナがペースを作って道中はスロー〜速くてもミドルペースと予想
(1000m-59.5〜60.0秒ぐらい)

【直線】
スマイル逃げる
アブレ・ホウオウが内
ミヤマ・ウインマリ・サンクが外から伸びる
その後ろ内からクラヴァ、外からマルタが良い脚で差を詰める
デゼル・リアアメ馬群に突っ込む
大外後方からデアリング・マジック突っ込んでくる

固まってゴール!!

コレで決まりです。

各馬の印を書く前に、土曜日の東京競馬場の馬場傾向を確認しておきます。

画像9

画像10

脚質別
[0-0-3-0]逃げ
[3-4-0-0]先行
[3-2-2-0]差し
[0-0-1-0]追込

先週までに比べて差し馬が好走してきてるように見えますね…
ちなみに↓が先週です。

脚質別(先週)
[1-1-1-0]逃げ
[3-3-2-0]先行
[1-1-2-0]差し
[0-0-0-0]追込

先行馬が不利とまでは言えませんが、圧倒的に前が有利とは言えない馬場になってます。
後半になるにつれて差し馬の好走が出てきてるのが気になりますね。
あと、ほとんどの好走馬が速い上がりを使えてます。

枠順別
1枠[2-0-2-0]
2枠[1-0-0-0]
3枠[0-0-0-0]
4枠[1-2-1-0]
5枠[1-0-1-0]
6枠[0-4-0-0]
7枠[0-0-0-0]
8枠[1-0-2-0]

う〜む…
これは内外中満遍なくと言っていいものか。
極端な枠の成績が良くて、中途半端な内外はあまり来てないという感じですかね。

続いてオークスと距離が近いレースの直線入口の画像を確認してみます。
(近い距離が無かったので無理矢理ですが)

▼東京7R(2000m/スロー)

画像11

▼東京9R(1800m/ミドル)

画像12

▼東京11R(1800m/スロー)

画像13

7Rを見る限りでは前目の馬が好走してます。
が、9,11Rでは後方からの差しが決まってきています。
距離が違うのでなんとも言えない部分はありますが、前目の馬だけを見るのは危険ですね。
前か後か悩んでも仕方ないので、シンプルに各ポジションから速い上がりが期待できる馬を選ぶのが良さそうですね…
なんやかんや言いながら結局は速い馬が勝ちますよw

評価ランク
A+
デアリングタクト
クラヴァシュドール
A-
マルターズディオサ
B+
ホウオウピースフル
B
デゼル
ミヤマザクラ
ウインマリリン
アブレイズ
B−
サンクテュエール
リアアメリア
スマイルカナ

【今回の消し馬】
馬券内に来る馬は3/18
馬券外に飛ぶ馬は15/18
という事で、飛ぶ馬を当てる方が簡単です。
なんせ出走馬の80%以上が飛ぶんです。
極端な話、適当に選んでも馬券外へ消えてくれるんですからバンバン消していきましょう!
(で、消した馬が来るという競馬あるあるに…)

消1枠1番デゼル牝3(Dレーン)
前走を上がり32秒台の末脚で完勝しているのでスロー〜ミドルからの瞬発力勝負になりそうな今回は非常に怖い存在です。
が、ポジション的に内側の後方になってしまい、その力を発揮するのは難しいんじゃないかなと…
昨年優勝馬のラヴズオンリーユーのように馬群を割って来たら諦めて泣きます。
土曜の後半は差しが決まっていて、展開が向けばズバッと来そうなんでマジで不安ですが。

消3枠6番リアアメリア牝3(川田)
『コースが東京に変わるので何かやりそう』
そういう期待が人気に現れてるので不気味なのですが…
折り合い面に難がある差し馬が、ゆったりした流れの2400mで好走するのはちょっと難しいと考えます。
デゼルと同じく東京の瞬発力勝負に強そうなんで怖いんですけどね…

消5枠10番ミヤマザクラ牝3(武豊)
流れの速いクイーンCを先行で押し切る粘り強さは確かに驚異です。
が、瞬発力勝負となるとちょっと厳しいと考えて今回は消します。

消8枠18番サンクテュエール牝3(ルメール)
スタートのあまり良くない先行馬が大外枠ってのは流石にきついかと。
中団からズバッと差すタイプでもなさそうですし、今回は枠に泣く1頭だと考えます。
ノーザンF+藤沢厩舎+ルメールですが…

調子に乗って人気馬をバンバン消してますが、そろそろ痛い目に合いそうですね。
しかし気になる馬を全部買ってたらどちみち勝てませんし…
消し馬が来たら悔しいですけど諦めましょうw

【印】

◎1枠2番クラヴァシュドール牝3(Mデムーロ)
阪神JF→チューリップ賞→桜花賞とずっと買い続けているこの馬でいきます。
前走桜花賞で3角7番手→4角13番手→4着は凄いことです。
過去にサリオスを追い詰めた底力に期待して今回も本命◎とさせて頂きます。

◯2枠4番デアリングタクト牝3(松山)
驚異的な末脚で無敗の桜花賞馬となったこの馬をココに推します。
いやマジで強いですよ。
3連単のアタマで買いたいぐらいです。
ですが、やはり少しでも飛ぶ可能性があるのであれば『来ても良し、飛んでも良し』の対抗◯としておきましょう(もうほとんど意地)
いつもこのパターンで対抗◯が1着、本命◎が飛んで的中を逃していましたので、今回は買い目の方で対策しようと考えてます。

▲8枠17番マルターズディオサ牝3(田辺)
チューリップ賞&阪神JFで世代最強と言っても過言ではないレシステンシアと勝ち負けしていたこの馬を推します。
前走桜花賞は惨敗に終わりましたが、それでも2桁人気は舐められすぎでしょう。
上り坂で減速しない末脚に期待したいところですね。

△3枠5番ホウオウピースフル牝3(内田)
前走フローラSで2着ですが、直線で包まれる不利を考慮すればこの馬が1番強い競馬をしていたはずです。
前目のポジションから速い上がりが使えるので、前が詰まらなければ良い勝負ができると考えます。

△8枠16番ウインマリリン牝3(横山典)
外枠の先行馬という事で正直厳しいとは思うのですが…
考察でも書いたように、この馬より内4頭は後方から競馬するタイプなのでスタートさえちゃんと出れば良いポジションが取れそうです。
あと、鞍上がベテラン横山典騎手&外枠ってことで思い切って逃げてくる可能性もあるのかなと。
その場合、前走早め先頭から粘り切った走りに期待が高まります。
正直、瞬発力勝負ではきついかなと。

☆4枠7番スマイルカナ牝3(柴田)
桜花賞を逃げて見事に3着と激走したこの馬を忘れてはいけません。
今回もデアリングタクトや強力な差し馬が後方から狙ってきますし、距離も2400mと厳しいところだと思いますが、他は気にせず自分のペースでタイムアタックしてほしいですね!

★2枠3番アブレイズ牝3(藤井)
フラワーCを12番人気ながら1着と激走した意外性に期待してます。
考察で書いたように、ルフトシュトローム級の強さ(と仮定する)のシーズンズギフトに完勝してますので強いハズです。
好枠を活かして積極的に最短コースで攻めて欲しいですね。

◇6枠12番マジックキャッスル(浜中)
時間が無かったので穴馬考察で書き切れなかったのですが。
東京の直線上がり勝負となればこの馬にもワンチャン…ないかな。
戦ってきた相手は決して弱い相手では無いし、枠的に進路が塞がる事もなさそうなんで、道中じっくり溜めてのラスト直線勝負に懸けて欲しいですね。
距離がもつかどうかは知らん。

【買い目】

3連複フォーメーション(16通り各100円)
◎◯→◎◯▲△△☆

画像14

ワイドながし(4通り各100円)
◎→▲☆★◇

画像15

いつも1番強いと感じている人気馬(アーモンドアイとかフィエールマンとかコントレイルとか)を◯にして
『来ても良し、飛んでも良し』などとほざいてましたが、◯が来ても◎が飛ぶとダメなので
『来ても良し』ではありませんでした。

という事で、今回はアタマ2頭でいきます。
これならちゃんと
『来ても良し、飛んでも良し』
となりますね!
しかし、こうなると次はおそらく相手が来ませんw
軸馬を2頭選べば当たるとか、競馬はそんなに甘くないんですよね…

8|おわりに

ついに待ちに待ったクラシック第2弾が始まりますね。

桜花賞&皐月賞は共に無敗馬が制してますが、オークス&日本ダービーはどうなるのか…

無敗の2冠馬が誕生したりなんかすると、3冠へ向けて大いに盛り上がるでしょうし、それぞれのクラシックタイトルを別々の馬が獲るのもライバル関係が激化して非常に面白くなりそう。

後は自分の馬券さえ当たればもっともっと面白くなるのですが…
それはなかなか叶いませんねw

もっともっと勉強して、クラシックの1つや2つぐらいサクッと的中させれるように頑張っていきますので、皆様今後ともどうぞよろしくお願い致します。

また、Twitterの方でも当日に買い目&結果をツイートしてますので、もし良かったらチェックしてみて下さい!

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以上です、最後まで読んで頂きありがとうございました。

最後まで読んで頂きありがとうございました。 少しでも皆様のお役に立てれば嬉しいです🙇‍♂️