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【読書メモ】妹尾輝男『世界は悪ガキを求めている』28

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読書メモ

第5章 任せるな、自分でつかみ取れ

  • 転職はあたりまえの時代、転職しないことは最大のリスク

    • 会社の寿命(平均30年)は、個人の就業期間(50年)よりも短い

    • 会社は倒産しないまでも、整理解雇があったり、合併があったり、他にも転職しなければいけない事態に見舞われる可能性もある
      ならば早め転職し、よりよい条件で、よりよい環境に飛び込めるタイミングを計ったほうがよい

  • 危険を察知し、密のありかを探る「悪ガキ」の嗅覚

    • 常に市場価値を高めることを意識し、頭の片隅にでも転職の可能性を置いておくことのメリット
      →自分の目が外に向くし、いまいる環境を冷静に判断できる

    • 悪ガキは、危険を察知し、蜜のあるところを探り当て、さっさとそちらに移る嗅覚をもっている

感想

「悪ガキ」とは依存心の少ない人、この文脈でいえば、自分の思考と感覚だけを頼りにして生き抜いている人なのだと思います。日本で転職が少ないのは、社会的な慣習による部分も大きいとは思いますが、自分の判断の自信のなさにも由来すると思います。

もしかしたら、この自信のなさも、長年の刷り込みによる思い込みなのかもしれません。その思い込みをメタ認知するには、異なる時間または異なる場所で人々がどんな生活をしていたのかを調べるとよいと思います。普遍性があると思っていたり、常識だと思っていることは、ある時代の特定の場所で意図的に広められたものであることもあるからです。

その思い込みが解除されたとき、自分の軸で判断する力を持てるのだと思います。


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