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モスのテリヤキバーガーから考えられること

こんにちは、国武凜(くにたけりん)と申します!
「LUXER MOON(ルクサームーン)」というピアスブランドのオーナーをしたり、大阪ミナミのクラブ「ATOM ROYAL」でホストしています!

大手にコピーされないものはなんだ?

以前、ラジオの方で「これからは会社も個人を打ち出さないと負けるよね」という話をさせて頂きました。

理由は、SNS以前は個人が個人に直接応援や支援をできる仕組みがなかったのが、SNS後はダイレクト課金という仕組みがうまれ、また個人が発信をできる仕組みも生まれたため。

大手を介さなくても個人に直接支援する仕組みが生まれた時、大手を介して支援してもらおうと影響力のある人が考えるはずなく、またそこに憧れ個人として活躍しようとする人も増えます。

「顔の見える犠牲効果」の示す通り、企業と個人が比較された時、より僕ら消費者が心を動かすのは個人の方です

なので、組織や企業は従来のような「個人の未来を支えるもの」ではなく、「個人の活躍を支えるもの」となります。
そのため個人は、会社を利用して仕事をつくりにいく必要がある。

多方面から個人というものがフィーチャーされる時代、経営学の父「ピーター・ドラッガー」の言葉を学ぶ必要があります。

曰く彼は、唯一コピーできないのは「個人」であるといいます。

'差別化'というキーワードは経営上とても大切なものですが、差別化にも「コピー可能な差別化」と「コピー不可能な差別化」の2つがあります。

お仕事の大半はコピー可能な差別化です。
モスの「テリヤキバーガー」がいい例で、爆発的ヒット商品も大手マクドナルドが我がもののようにコピーし、結果的に庶民から「テリヤキバーガーといえばマクドだよね!」となる可能性がある。

その中で、唯一コピーできないのは「個人」です。
あなたの人生も友だちの成功も国武 凜の失敗もコピー不可能で、ということは人生や成功や失敗や文脈などから生まれる一人一人のストーリーもまたコピー不可能。

組織や企業がコピー不可能な差別化をはかるためにも、また個人が前に出る時代に適応するために、人が前に出る必要がある。

戦国時代にやっちゃいけないこと

そこから逆算するに、これだけ挑戦のハードルが下がった今、やっちゃいけないことは2つ。

1.コピー可能な商品・サービスに依存したビジネス

Googleは「情報を一元管理する」というコンセプトを、
テスラは「化石燃料に依存しない社会を創造する」というコンセプトをかかげ、世界でNo1をとりました。

彼らは元々世界にはなかったニーズを発掘し、技術や土地や先行者利益でもって参入障壁を築くことで、他大手にはコピーできないベネフィットを提供することに成功しました。

あのレベルまでいくとまた話は別ですが、
ベンチャーは特に気をつけなきゃいけないのは「コピー可能な商品・サービスに依存した経営は危ない」という点。
例えば僕がショートケーキ専門店のお店を作り、そのショートケーキがめちゃくちゃ上手くて画期的なものだったとしても、ヒットすればライバルが増えて取り分が減ります。

人に見つからなくても地獄、
人に見つかっても地獄というルートです。

なので口酸っぱくいいますが、「ショートケーキの○○さん」という個人を打ち出す必要があります。

2.人に依存した経営戦略

短期的なビジネスであればこの点は考慮する必要がありませんが、50〜100年と長く経営していく上では、大手企業やプラットフォームやチェーン店などのように人ではなくシステムに依存した組織作りが必要になってきます。

僕が注目してみているのはキングコング西野亮廣さんの会社。
確実に「西野亮廣」というスターがいるから回っている西野さんの会社が、西野さんが1戦退いたときにどうなるのかが大切です。
あとはYouTuberのブランドとかもそうですね。

人に依存しないような仕組みやビジネスモデルを作れる人が少ないので、ちゃんとそこをAIやプロに外注するという選択肢を持ってる必要がある。

最後に

この話からさらに深堀して、今日のラジオでは「推しのスイッチングコストは高すぎる」というテーマでお話してますので、ぜひお聞きください!

ご支援ありがとうございます!!これからも皆様をワクワクさせられるような記事を書いていきます!!