「隙あらば自分語り」
タイトルの言葉は私が一番嫌いなワードです。
「隙あらば自分語り」とは
お話の最中に
第三者が強引に割り込んで
長々と自分の事(身の上話・自慢・ひどい時は論点の思いっきりづれた持論)を垂れ流す行為です。
その行為自体は私もやられたくないし、正直大迷惑です。
あまりにも酷い人には「アンタのたわごとなんてどうでもいいから引っ込んでくれ!」と思う事もあります。
「言葉のキャッチボール」とよく言いますが
本当のキャッチボールをしてて、他人が横からボールを当ててきたら痛いでしょ。腹立つでしょ。
どっちも同じことだから。
では、私がこのワードを嫌っている理由はと言うと・・・
このワードがネットスラングになってSNSで乱用されている事です。
X(旧twitter)やYouTube等のコメント欄で、実際にしつこい人に対してこのワードが使われる事もありますが
至極真っ当な意見や特段しつこさを感じない経験談のカキコミにまでこのワードを使って遮ってるかの様な人も見受けられるのです。
観る専の自分でも不快に感じます。
ネットスラングやミームはSNSで頻繁に使われる程絶大な影響力を持ってます。
顔が見えなくても、素性が分からなくても、正直気に食わない人でも、SNSでやり取りしてるのは
紛れもなく1人の人間です。
「隙あらば自分語り」の意味を詳しく知らずにこのワードを吐かれた人はどう思うでしょうか?
SNSでも、下手したら日常生活でも
自分の意見や表現することを怖がって萎縮してしまうと思いませんか。
その人の個性が破壊されてしまうと思いませんか。
軽々しく対人関係のネットスラングを使われれば使われるほど
無機質で何も言えず心を病む人が量産されてしまっているかもしれないのです。
社会を支えてくれる人を減らしてしまっているのかもしれないのです。
それは私達、ひいてはあなたの生活にも跳ね返ってくる事を意味します。
自分で自分の首を締めているのです。
それでも・・・
無責任にスラングを使う人へ。
「大げさと笑いますか?
ネット民やSNSを使っている人はネタだって知ってると開き直りますか?
情報弱者と輪をかけてバカにしますか?
自分の不都合を閉めるフタとして使い続けますか?」
「あなたは人生で一度も他の人のお話に割り込んて自分語りをした事なんてないとハッキリ断言できますか!?」
この問いに何かを感じてくれた人なら
「今まで無自覚にネットスラングを使っていた人」
何も感じない人なら
「悪気なんて何も無くこれからも平気でネットスラングを使い続けるであろう人」
私はそう認識させて頂きます。
先程、ネットスラングがSNSで大きな影響力を持っていると書きましたが
私達が日頃発している言葉の一言一句そのものが
使い方や伝え方を誤るとリアルの人間関係でもヒビが入りかねない程に繊細なのです。
今回、「何様?」と思われるのを自覚している位には厳しい書き方をしましたが
この記事に目を通して下さった皆様、そして私自身も
今一度「言葉」について考えてみませんか?
最後にマザー・テレサ氏の格言をご紹介してこの記事を終わらせて頂きます。
「言葉に気を付けなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気を付けなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気を付けなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気を付けなさい、それはいつか運命になるから。」
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