今こそ紙芝居/伝統的なストーリーテリングがもたらす新たな価値と仕組みづくり
こどもの日
朝の隅田川のウォーキング中に紙芝居の練習をしている御婦人と出会いました。
2本の紙芝居を視聴させていただき、さまざまなディスカッションの大きな発見がありました。
こどもの日らしい出会いと発見
それを少しご紹介いたします。
紙芝居とは?
日本の伝統的なストーリーテリングの形式で、絵を使って物語を語る一種のパフォーマンスです。このシンプルでありながら魅力的な方法が、高齢者にとってどのようにして生きがいと健康の源泉になり得るのか、今回はその価値を再評価します。
紙芝居とウエルエイジング
高齢者の生活における新たな役割
紙芝居を通じて高齢者は新たな役割を見出します。活動的な参加が可能となることで、彼らはコミュニティ内での自己効力感を高め、社会的な孤立感を減少させることができます。
健康への積極的貢献
紙芝居の朗読は、言語能力や記憶力を含む認知機能の維持に寄与します。また、定期的な社交活動は精神的健康を保つのに重要な要素とされており、高齢者の生活の質を向上させます。
声を出すことは嚥下機能維持にも役立つことが分かっています。
また私たちは非薬物療法の認知症ケア「学習療法」の仕組みの中で記憶にあるものがたりを声に出して読むことが脳を活性化させる活動も行ってきました。
紙芝居を朗読することが様々なウエルエイジングの実学に結び着くこと、これは再発見となりました。
地域社会との結びつきの強化
紙芝居は、異世代間の交流の場を提供し、地域社会の結束を強化します。特に子どもたちと高齢者との間で行われるこの活動は、相互理解と尊敬の気持ちを育む絶好の機会です。
紙芝居の社会的価値
文化的遺産の伝承
紙芝居は日本の豊かな文化的遺産の一部であり、この活動を通じて古い物語や伝統が次世代に伝えられます。これは文化的アイデンティティの保存にも寄与します。
教育ツールとしての活用
教育の現場では、紙芝居が効果的な教材として再認識されています。ものがたりを通じて教育的なメッセージを伝えることができ、特に幼児教育においてその視覚的なアプローチが有効です。
病気や介護で動くことが難しくなった高齢者のレクリエーション、生きる意欲作り支援にもつながります。
コミュニティイベントの活性化
紙芝居はコミュニティイベントの一環として取り入れられることが多く、地域全体の活動に活気を与えます。年に一度の祭事や地域の集まりで紙芝居を披露することは、参加者にとって特別な体験となり得ます。
これから/紙芝居の未来への期待
今こそ、紙芝居を見直し、それを通じて高齢者が活躍できる舞台を提供する時です。
この伝統的な形式が現代においても大いに活用され、多くの人々に愛される文化的活動であることを忘れてはなりません。高齢者だけでなく、私たち一人ひとりが紙芝居から学び、感じ、共有することができる豊かな資源です。
私にもできそうでうね。
ウエル・エイジング・センターへの応用を考えます。
【Podcast】今こそ紙芝居
【エイジング・サポートの介護経営サポート】
【利久の介護選びサポート&相談】
エイジングと Kaigoビジネスを支援
感動を共有するエイジングとkaigo のプラットフォーム
ウエル・エイジング・アカデミーご案内サイト(LP)
〈エイジング・サポートのニュースレター配信登録をお願いします〉
有意義なエイジングとKaigo情報を分かりやすくお届けしています。
ご希望者はコチラから登録してください