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2017/2/12 町田市生涯学習センター主催「ガクマチEXPO」報告


2017年2月12日、町田市生涯学習センターにて学生活動報告会「ガクマチEXPO~僕らの町は、こんなマチダ~」が開催されました。比較文化学科太田ゼミは2014年から引き続き、今年も参加させていただきました。

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この報告会は主に地域の活性化に関する活動をしている学生団体が、パネルディスカッションやポスターブースセッションなどを通して、日ごろの活動成果を町田市各地域で活動する市民や団体に報告、交流し、今後の活動に繋げていくための企画です。今年度から、「イベントの企画・運営・参加を通して、地域への情報発信や地域住民との関わり方について学ぶ」という目的が加えられ、約4ヶ月間準備のための学生会議を重ねてきました。報告会当日は、午前は学生同士の交流会、午後は一般の観客に対するプレゼンテーション(太田ゼミからは3年生の堤芙蓉さんが発表)、パネルディスカッション、ポスターブースセッションの三部構成で行われました。

午前の「お互いを知る時間」として設けられた学生同士の交流会では、団体を混合した9グループに分れ、各グループ内で一人ずつ自分の活動内容を紹介しました。お互いの共通点を見つけたり、質問し合ったり、どのグループも盛り上がりをみせていました。

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午後のパネルディスカッションは、コーディネーターの螧原恵子氏と各団体の代表者2名が壇上に上がり、議論を繰り広げました。私達太田ゼミからは3年生の大野光信さんと、青柳杏夏さんが登壇しました。今回は「学生団体ってなんだろう?」という題目で、前半は「学生団体の魅力と運営の難しさ」、後半に「地域の未来、学生団体の未来」という二つのテーマの基、議論しました。

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螧原氏が各代表者に「活動をはじめたきっかけ」や、「活動したことで自分がどう変わったか」「学生が地域のためにできることは」といった問題を投げかけ、学生は質問に答えるだけではなく、学生同士でも質問し合い話題を広げていました。

学生たちが地域に関する活動をはじめたきっかけは人それぞれであり、各団体が違った形で地域に貢献する活動を行っていますが、活動を継続する原動力となっているもの、それはボランティア先での「笑顔」や「ありがとう」などの言葉だという共通点がありました。活動を継続することは決して簡単なことではありません。しかし、学生達にとって誰かの役にたつという充実感、そして様々な人に感謝されることがやりがいとなっているのだと再認識することができました。

今回壇上に上がった大野光信さんは、「今回初めてパネルディスカッションという貴重な経験をさせていただきました。緊張しましたが、自分たちの経験をガクマチEXPOで伝え、共有することが出来たと思います。他団体の想いや信念に触れ、とても刺激になる時間でした。」と語りました。青柳杏夏さんは、「ガクマチEXPOに参加して、私たちの活動をより多くの人に伝えることができ良かったと思います。他団体の方と交流してみて、地域に貢献するには、様々な方法があるのだと学びました。学生だから出来たこと、自分しかできないことについて考える良い機会だったと思います。」と感想を述べていました。

パネルディスカッションの後に行われたポスターブースセッションでは、太田ゼミは2016年度に行われた岩手県陸前高田市でのゼミ合宿や、大学祭で行ったゼミ展示や講演会、自主作成した冊子、模擬店活動、そして1月に陸前高田産の特産物を期間限定で販売した学食との「陸前高田の味力プロジェクト」について発表しました。2016年のゼミ合宿で新しく取り入れた民泊は、多くの方々から注目していただきました。

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今回の報告会では、自分たちの活動を発信すると同時に、他団体の活動も知り、お互いに情報を共有することができました。私達の同世代の中で、地域貢献のために活動をする人は少ないかもしれません。しかし、螧原氏の「よそ者、若者、ばか者」が地域を変えるという言葉通り、若者だからこそできる、若者だからこその斬新なアイディアなど、若者の力は大きな推進力となるのです。今回の報告会は、ボランティアに参加する一歩が踏み出せない人、そしてボランティアにあまり関心がなかった人などに、私達の活動を伝え、そのような方々の背中を押すことができたと思います。

また、今回の報告会で、私達がこうして6年もの間、陸前高田とのつながりを継続して活動できているのは、周りの人達のサポートがあってなのだと感じました。常に感謝の気持ちを忘れず、これらかも人々との絆や繋がりを大切にしていきたいです。そして、この活動を次の後輩たちにもしっかり受け継ぎ発展させていきたいと思っています。

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なお本報告会については、町田市生涯学習センターHPにも掲載されています。 

2017年2月12日 文責 比較文化学科 太田ゼミ3年 白田有希