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マルテン水産 ~日本一の牡蠣を育てるお二人からお話を聞きました~

オンラインゼミ合宿2日目、牡蠣養殖やわかめ事業を行うマルテン水産の佐々木眞さんと三浦尚子さんにお話しを聞くことができたので紹介します!

オンライン合宿では事前に取り寄せたマルテン水産の牡蠣を食べながら、牡蠣についてのお話やコロナウイルスの影響についてのお話を伺うことができました!

~佐々木眞さんのお話~

佐々木眞さんは、陸前高田出身で、一度東京でサラリーマンを経験された後、陸前高田に戻り、家業を継ぎ漁師をされています。2011年から毎年、私たち太田ゼミが陸前高田を訪れた際にとてもお世話になっています。

マルテン水産の牡蠣🦪
マルテン水産の牡蠣の特徴として、3年物にこだわって育てています!
画面越しでしたが実際に2年物の牡蠣と3年物の牡蠣を見させていただいたのですが、大きさが全く違い、2年物の牡蠣は手の平サイズだったのに対し、3年物の牡蠣は男性の靴のサイズぐらいあり、とても驚きました😲

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3年物にこだわる理由とは?📅
眞さん:親父が生産していた昭和50年代後半から60年代、品質が悪く価格が低いという評価があったことがきっかけ。他の産地との差別化をしたい。そこで大きさと品質に着目し、3年かけてやることに(他は1~2年)。その後、市場でも評価が高くなり、現在は毎年、日本一の高価格で取引されている。

3年物にこだわるという選択には、台風などの災害や、3年後を想像して牡蠣の種を見分けていかなければならないなどのさまざまなリスクや必要なスキルがあり大変だというお話もしていただき、それでも3年物にこだわって牡蠣を生産する眞さんがとてもかっこよかったです!

そして実際に牡蠣をいただいたのですが、ゼミ生の中からは「普段は聞けない牡蠣養殖の背景を知ることができて良かった」「牡蠣を育てる大変さを知って、今食べている牡蠣がとても価値ある食材だとわかり、一段と美味しく感じた」などの感想を聞くことができました。おいしく牡蠣を頂きました😋
ぜひ一度食べてみてください!!

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コロナウイルスの影響はあった?😷
眞さん:取引先の飲食店に営業に行けなくなってしまったことや、飲食店の多くが自粛、休業したことで4、5月の注文がなかった。しかし、その分ふるさと納税に参加したりして、個人からの注文が増えてきた。

あまり外に出られない今だからこそ、家で牡蠣をまったり楽しむのも良いですね🦪


~三浦尚子さんのお話~

三浦尚子さんは、私たち太田ゼミの先輩で、神奈川県から陸前高田市に移住した経緯をお持ちです。わかめ生産者/編集者として活動されています。尚子さん自身も記事を書かれているので、詳しいお話はぜひこちらをご覧ください!


ワカメ事業とライターとして📝

渡部(太田ゼミ):ワカメ養殖事業を始めるとのことですが、将来の目標は何ですか?

尚子さん:生産者としての立場と、編集者としての立場の両方でやろうとしています。その中で養殖事業は、今は経験も技術もないので、とにかくみんなにサポートしてもらって頑張って力を得るというのが1つ。編集者としては、自分がもともと移住者だから外から来た人でも、漁業のハードルが下がればいいなと思ってとりあえず頑張る。どうしても、後継者がいない点や3K(きつい・汚い・危険)というイメージを持たれやすいですが、「実はこういうかっこいい仕事ですよ」と伝えたい。作り手の気持ち等を編み直して、みんなが気づいていない部分を文脈を変えたり、見せ方を変えたりして、つなぎ直すみたいなことをしたい

尚子さん自身が移住者だからこそ編集者というもう一つの職業を通して、漁業のかっこいいところを発信し、地域を盛り上げていきたいという思いは、とてもかっこいいなと思います!私たちに何かお手伝いできることを取り組んでいきます!!


今年はコロナウイルスの影響で、陸前高田に直接足を運ぶことはできませんでしたが、来年こそ直接お話を伺い、実際にお二人の姿を目で見て学びたいです!


最後までご覧いただきありがとうございました!

4年渡部 3年髙橋