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私がアメリカの通信高校に編入した理由

こんにちは、Rikutoです🐈

前回の記事では、長々と自己紹介をしましたが、今回はその中で触れたアメリカの通信高校についてお話ししようと思います。

私は現在、アメリカの通信高校に通う17歳です。しかし、今年の6月までは北海道の地元の高校に通っていました。新しい学校に移る直前は、自分で日々のスケジュールを決める必要があり、とても大変でしたが、最近では少しずつ慣れてきました。

アメリカの高校に行きたいと考え始めたのは、おそらく中学3年生の頃だったと思います。あの頃は、受験勉強と学校祭などの行事が重なり、今思えばよく耐え抜いたなと感じます(笑)。具体的には、アメリカ、カナダ、オーストラリア、もしくはニュージーランドの公立高校に行きたいと考えていました。しかし、我が家の経済状況を考えると、実現は難しいかもしれないと思いながらも、行きたいという気持ちは本物だったので、準備を進めていました。

ところが、現実はそう甘くありませんでした。コロナ禍やウクライナとロシアの戦争による円安、物価上昇などの影響で、負担があまりにも大きくなり、断念せざるを得ませんでした。そこで、地元の高校に通うことになりました。

しかし、その高校には多くの問題がありました。日本の学校は、多くの友人に囲まれて過ごすことができる点では嫌いではなかったのですが、戦後からほとんど変わっていない教育体制、意味不明な校則の数々、生徒の立場が弱い関係性、そして教師たちの情熱の方向性と社会の期待する方向性とのギャップが大きかったように思います。

私の学校では、「男子は髪が眉毛にかかってはいけない」「女子は髪が目にかかってはいけない」「授業中に暑い・寒いと感じたときに服を脱ぎ着する前に先生の許可を取らなければいけない」「次の授業の準備は5分前までに完了していなければならない」などのルールがありました。親に聞いてみると、私の高校時代よりはだいぶマシになったそうですが、これが「マシ」だと言える日本はどうなっているのかと、子どもながらに感じました。

そして今年の6月、転機が訪れました。進路を探している最中に「アメリカ通信高校」という言葉が目に留まりました。通信なら学費も抑えられ、もしかしたら自宅で学べるのではと思い、調べてみたところ、まさにその通りでした。それも一つではなく、いくつかの選択肢があり、民間と提携している高校に通うことで、50万円程度で通えることが分かりました。すぐに親に相談し、一週間後には申し込みを開始しました。

現在通っている高校は、フルオンラインで卒業が可能な形式で、自分のペースで学んでいくスタイルです。次回以降、この高校での私の生活について少し話してみようと思います。

この文章を読んでくださった方々に、今日本で当たり前とされる既存の進路から逸脱した生き方が、もうすでに実現可能になり得る状況があるということを少しでも知っていただければ幸いです。

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