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自分の生活に直結するエンターテインメントとして選挙を楽しもう

秋風を感じる一日となりました。ついにこんな気候になったのかと、感慨深いものがあります。このまま季節が変わっていってもらいたいと切に願います。

さて、……。

Xのポストを眺めていると、現政権や与党・自民党に対する不満の声が強いと感じる。「現体制では日本が終わってしまう」「庶民を顧みない自民党は解体すべきである」といった声は少なくない。

しかし、このような声は昔からネット上で少なからずあった。でも、これまで何回か国政選挙が行われてきたが、このような声に沿った結果は出ていない。ぶっちゃけ与党はかなりの票を獲得し、 政権が維持されている。

これに関し、投票率が低く相対的に組織票が重みを増すことを理由としているものをよく見る。でもそれは、事実をそのまま述べているだけ。毎回同じことを繰り返しているのであれば、何らかの手を打つべきだろう。

それにしても、なぜ選挙に行かないのであろうか。私は何回かこのnoteの上でも選挙に行く呼びかけをしている。但しそれは、政権を交代させたいからではない。単純に個人に与えられた主権者としての意思表示の機会を、キチンと生かすべきだと考えているからである。

言い換えると、結果はアンコントローラブルであることを認識しつつ、結果に至る過程に正統性が(少)ないと居心地が悪いと感じており、少数意思が全体の総意と同様の効果を持つのは宜しくないと思っているだけ。とはいえ、実際の選挙で投票者数が過半数以下のことも珍しくない。

この点について、親の介護をした経験からすると、足腰が立たず1人で投票所まで行けないお年寄りが増えていること、施設で対応できるようにしているところもあるが、万全ではないことは申し上げたい。

更に、選挙や投票について正しく理解して行動できているのかという認知の問題も出てくる。高齢者比率の高まりにより、どう踏ん張っても投票率向上には限界があることも認識している。

だからこそ、自分の意思を一票に込めて投票できることのありがたみをもう少し噛みしめて投票所に足を運ぶべきだと考える。選挙は、自身の未来に少なからず影響を及ぼすエンターテインメントなのだから。

現状に不満を持つならそれを減らすために行動をするべきで、投票はその一つ。目の前の納付書を見て溜息をついても、居酒屋でおだを上げても、何も変わらない。

なお、立候補者もその応援者も自分たちの意見に耳を傾けてもらいたいなら、もう少し聞いてもらいやすい雰囲気を身にまとい柔らかな態度で接するべきだろう。

「私は国会議員だ!」「正しい主張なんだから聞くのが当たり前」「分からないのは頭が悪い」みたいな態度で上からものを言う人が少なくない。でも、真剣に支持を獲得したいと思っているようには感じられない。

今日は立憲民主党の代表選挙が行われ、野田佳彦元首相が新代表に選出された。次は自由民主党の総裁選挙が迫っている。時節柄、私たちも総選挙に備えて感度を上げるべきだと強く思う。

お読み頂き、ありがとうございました。

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