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note短歌部 文縁の友

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拙いながらも短歌をおいてます。よろしければのぞいてあげて下さいませ(;A´▽`A
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#拙いながらも頑張る

我 此処で 此の身が朽ちて しまうとも 必ずや帰る 君の元へと

明日の夢 視ること叶わぬ 身なれど 先の世に 思いを馳せる

先を往く 彼の人 背中追いかけて 何処までも往く 夢の先へと

蝶になり 帰ると言うた あの人は 約束違えず 今 此処に

名も知らぬ 彼の方想い 月見上げ 想い届けと 祈り捧ぐ

雨音に 隠れるような 遠雷の音 耳にして 微かに震える 君の肩かな

お帰りと 小さき腕をいっぱいに 抱きしめてくれる 幼子の胸

温かな 君の腕(かいな)に抱かれて 安らかな 微睡みの時 幸せ感じ

約束と 小指差し出す 白き手に 指のかわりに唇おとす

色馨る 美しき肌に 酔いしれて 美娼の閨に侍る月夜に

彼の人の 思いを胸に掻き抱き 涙も枯れて 前を見つめる