隠れキリシタンの故郷を訪ねて

先日、長崎市から車で1時間ほど北に行ったところにある、外海地区の隠れキリシタンの集落を訪ねました。

外海の大野という集落には小さな博物館があり、慶長の禁教令以降、約250年に渡って弾圧されたキリスト教徒たちの信仰は、それぞれの集落で仏教や神道、アミニズムと結びつき、それぞれの形態や儀礼を持つ異端を形成したこと、禁教令が解かれた後も一部はカソリックと分派し、その時に形成された独自の信仰形態を守ったこと、カソリックと隠れキリシタンは現在でも別々に信仰されていることを初めて知りました。