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子宮頸がんワクチンをめぐるその後の問いに答える「続・10万個の子宮」

1冊の本が世論だけでなく、政策も動かす――。
そんな経験を持つことのできる書き手は幸せです。

子宮頸がんワクチンの積極的接種勧奨再開の決定を記念し、『10万個の子宮 あの痙攣は子宮頸がんワクチンの副反応なのか』(平凡社、2018年)以降にnoteに書き続けた、子宮頸がんワクチン問題についての記事を「続・10万個の子宮」としてまとめました。

勧奨が再開しても、ワクチンに関する正しい理解と信頼が無ければ、接種する人は十分に増えないでしょう。

本来であれば、勧奨再開に合わせて本の形に書き直し、出版したかったのですが、今のところ出版社を見つけることができていません。

それでも、noteがあってよかった!

「続・10万個の子宮」には完全版と必携版があり、どの記事も裏付けとなるデータを示した上で、誰にでも分かる言葉で書いてあります。ぜひこれを機会に、お気に入りのマガジン、記事を見つけて読んでくださいね。

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10万個の子宮

はじめに、子宮頸がんワクチン問題についてあまり良く知らない、まだ不安が残るといった人にお勧めなのが、基本となるnote版の「10万個の子宮」です。いわゆる「被害者本」ではなく、ほかの医師たちは遠回しにしか言わない、子宮頸がんワクチンは危険だという誤解がなぜ広がったのかという点についても詳しく触れながら、科学と理性に基づく観点から子宮頸がんワクチン問題について書いた本です。類書はありません。

取り決めにより値段は本と同じまま、平凡社版の『10万個の子宮 あの痙攣は子宮頸がんワクチンの副反応なのか』全文に加え、本書ができるまでのいきさつをつづった「10万個の子宮ができるまで」、「ジョン・マドックス賞スピーチ全文」、「note版10万個の子宮によせて」を収録。平凡社版『10万個の子宮』の誤りは訂正し、ジョン・マドックス賞スピーチの映像や関連のリンクなども見れるようになっています。

でもやっぱり「紙の本が読みやすい」「キンドルがいい」という方は平凡社版をどうぞ。

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続・10万個の子宮【必携版】

そして、いま全ての読者にイチオシなのが「続・10万個の子宮【必携版】」です!

『10万個の子宮』はもう読んだ、子宮頸がんワクチンに関するもっと最新の情報が知りたいという方にお勧めなのが、『10万個の子宮』刊行以降にnoteに書いた子宮頸がんワクチン問題についての中でも、特に人気のある記事9本をお得に読める「続・10万個の子宮【必携版】です。

ロングセラー「子宮頸がんワクチン打ちました。今まで接種表明しなかった理由と大人のHPVワクチン」「リベラルだってワクチンを打っていい」も収録。大人の接種は?男性の接種は?3回も接種が必要なのーー?など「ワクチン接種を受ける人」にとって重要な情報のエッセンスがギュッと詰まったマガジンです。

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続・10万個の子宮【完全版】

医療関係者はもちろんのこと行政、教育など接種を進める側の方たちやメディアの方にも是非お読みいただきたいのが、「10万個の子宮」以降、勧奨再開決定までにわたしがnoteで書き続けた、子宮頸がんワクチン問題に関する全23記事が読める続・10万個の子宮【完全版】です。

ワクチンの副反応や接種スケジュール、成人の接種、男子接種などの具体的な問題に関する記事はもちろんのこと、ワクチンの値段、ワクチンに関する情報の伝え方、地方から草の根的に広がった行政の取り組みなど、子宮頸がんワクチンの接種を進めていくうえでも役立つヒントが満載です。

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「子宮頸がんワクチンをめぐる質疑への回答」

最後に、子宮頸がんワクチンの安全性と効果、特に安全性についての具体的な質問に答えた「子宮頸がんワクチンをめぐる質疑への回答」後篇です

「他のワクチンより重篤な副反応が多い?」「HPVはほとんどが自然消滅する?」「すでに感染している人がワクチンを接種すると病変が悪化する?」など今でもくすぶる誤解や、子宮頸がんワクチンに反対する政治家の方たちが街頭演説や議会でよくする質疑に対し、2019年12月時点での最新データをもとに1つ1つ丁寧に答えました。

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子宮頸がんワクチンを正しく知る

その後も子宮頸がんワクチンが極めて安全で効果の高いワクチンであることを示すデータは出続けています。

子宮頸がんワクチン問題についての記事をまとめている「子宮頸がんワクチンを正しく知る」から、気になるタイトルの記事を選んで読んで下さい。


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