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⑨子宮頸がんワクチンに対する医師の無理解が問題となっている?

つくば市議への一般質問にひとつずつ答える形で全8回の予定でお届けしてきた「子宮頸がんワクチンをめぐる質疑への回答」ですが、最後に市議が行った子宮頸がんワクチン接種後に症状を訴えている人たちの治療に関する質疑に関し、大切な情報を提供したいと思い9本目の記事を書きました。

Q. 医師の無理解がひどい。医療機関を受診しても詐病扱いされる。精神的なものと言われ、心無い言葉を言われる。母親は受けさせたのは自分と、自分を責める。詐病扱いの大元凶は2014年1月、厚労省副反応検討部会の「論点整理」という資料。議事録を読んだが、たった1回の議論で「他に原因がないから精神的なもの」「接種後1か月以上たっているからワクチンとの因果関係は否定的」などと乱暴なまとめだった。医師が被害を疑わない場合には国に報告が行かない。

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