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中国人民解放軍が開発するワクチン

パンデミック下ではどの国でもそうだが、中国における新型コロナワクチン開発は、国を守り、かつ繁栄させるための「国家事業」としての意味合いが殊更に強い。

天津に本社のあるカンシノ・バイオロジクスと北京バイオテクノロジー研究所のウイルスベクタ―ワクチンは、「中国人民解放軍」、すなわち、中国共産党が指導する中華人民共和国の軍隊がもつ「軍事科学院軍事医学研究院」との共同開発を進めるワクチンだ。

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