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なぜ子どものコロナは軽いのか?

ウイルス学者でEUの新型コロナ対策会議の委員長、ベルリン・シャリテ大学病院のクリスティアン・ドロステン教授が9月3日、アメリカのポッドキャスト番組で、最新のデータを踏まえ、新型コロナをめぐる数々の難しい質問に答えました。前回記事「子どもは新型コロナを広げるのか?」に引き続き、日本語の抄訳をお届けします。

Q ドイツには抗体保有率に関するデータはないのか?
Q 今のところ感染者が少ないのはいいニュースだ。しかし、このウイルスはそう簡単にいなくならない。ワクチンが無い状況の中、抗体保有者がすくないことについてどう思うか?
Q ドイツでのワクチン開発状況は?
Q アメリカでは新規感染者がまだ増えているが、何がいけなかったと思うか?
Q コロナ対策が政治的になり、ウイルスは存在しないなどという主張もまかり通っているが、ドイツでも最近パブリックトラストが失われてきているのはなぜか?
Q コロナにかかった人がもう一度感染することは確実だと思われているが、感染後の免疫の成立についてどう思うか?免疫はどのくらい続くのか
Q ヒトの新型コロナは上気道と下気道の両方を感染するのに対し、風邪のコロナは上気道だけを感染するという言い方がされているが、どう思うか。子どもの新型コロナは上気道感染中心のように思うが、なにか言えることはあるか?
Q 不活化ワクチンが必要なのではないか?
Q 感染から症状出現の時間、PCR検査を実施するタイミング、免疫成立の関係について何か言えることは?

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