購読しませんか?
シェア
精度が100%ではないPCR検査は、実施件数のうち何パーセントが陽性なら「十分な検査が行えており(ほぼ感染者を見つけられている)」、何パーセントがなら「十分でない(見逃している感染者が多い)」と言えるのでしょうか。具体的な数字がWHOから示されました。日本の数字も入れておくので、日本の検査件数は十分なのか。ぜひ読んでみて下さい。3月26日の分をアップする時間がなかったので30日の分とまとめてアップします。
海軍病院船「コンフォート」号がノーフォークの海軍基地からニューヨークに向けて出発した。タンカーを巨大病院にするというアイディア(しかも感染者は乗せないというのがキモ)、そのスケールの大きさ、経済危機をビジネスチャンスにするしたたかさ。私はトランプ大統領の支持者ではないが、彼のリーダーとしての素質とアメリカという国の底力を感じた。この船の全貌と立ち並ぶ星条旗とこの美しい船の前で行われたこの印象的なスピーチの内容を知って欲しいと思う。
FIFA(国際サッカー連盟)のジアンニ・インファンティ会長が同席しWHOとの共同キャンペーン「メッセージを広げてコロナウイルスをキックアウトしよう(Pass the message to kick out coronavirus)」を紹介。英リバプールのアリソン・ベッカー選手が中継で、スポーツマンらしいメッセージを発表した。テドロス氏は「恐ろしいことだ。パンデミックは加速している。10万人に増えるまで67日間、20万人に増えるまで11日間、20万人から30万人に増えるまで4日
世界的に感染が広がるなか、WHOは「連帯、連帯、連帯」を呼びかけ、若者にとっても新型コロナは命取りとなることを警告しました。3月19日、1日当たりの新規感染者数が武漢でのピークのそれを抜いたイタリアでは、医療崩壊に歯止めがかかっていないようです。イタリアでの流行爆発はこれまで「地中海式の食事の恩恵で人々が長寿だから」などと、主に高齢化社会を理由として説明されてきましたが、今日はイタリアのICUで50歳以下の患者が占めている割合が数字として発表されました。この数字にわたし自身、
いつもご購読、応援、ありがとうございます。「文系女医の書いて、思うこと。」をご購読いただいている皆さま限定の記事です。「なぜ「検査、検査、検査」なのかーPCR検査を考える①」と合わせてご覧ください。
新型コロナウイルスの感染が欧米諸国でも急速に拡大しています。WHOは3月16日の会見で「検査、検査、検査」とくりかえし、新型コロナの感染が疑わしい患者に対する積極的なPCR検査を呼びかけました。 感染拡大に伴う不安感が高まるなか日本では、症状のない人まで全員にPCR検査することを求める議論も登場。「検査、検査、検査」は日本に向けられた批判ではないかとする向きもありますが、本当にそうなのでしょうか。 受ける側のメリットはないPCR検査
これまでの会見者(テドロス事務局長ほか)を記者がコの字型に囲む狭い会見場ではなく大部屋のエクゼクティブ会議室での会見。これについて冒頭で「物理的な距離を取るために」と説明。3月17日、WHO本部の職員2名に感染が確認されたという報道があったばかりだった。昨日の会見の「検査、検査、検査」は、今日の会見では「検査、隔離、追跡」に。5つの治療法に関する国際的な治験ネットワーク「ソリダリティ・トライアル」が開始。ヨーロッパで国ごとに死亡率が大きく異なる理由、これからのヨーロッパでの流
WHOは月、水、金の週3日、ブリーフィングを行っている。最初はほぼ毎日やっていたが、現在ではこのペースに落ち着いている。新型コロナウイルスにが地球上に出現して約12週間が経った。私はこのブリーフィングをすべて聞いてきた。「WHOの言っていることは信じらない」といってWHOの会見を全く無視する人もいるが、WHOは政治的なコメントと科学的なコメントは分けて発言している。どこは信じるべきでどこを信じてはいけないのかは一目瞭然だ。今日はWHOがPCR検査の重要性を強調した。昨日、私も
WHOは「日本は安倍首相によりリーダーシップのもと、国を挙げた対策を取っている」と日本だけを名指しで称賛。日本は先日WHOに拠出した45億円とは別に、UNが新たに設立した新型コロナ対策のファンドに違いの寄付をしていた。
2017年8月、子宮頸がんワクチンの薬害を主張する医師から私に起こされた裁判がやっと終わりを迎えました。 長く、消耗する経験でした。 まずは、この裁判をきかっけに発足した、科学的な言論を守るための団体「守れる命を守る会」の皆さんはじめご支援してくださった皆さまに心から御礼を申し上げます。 また、本庶佑先生はじめ意見書を下さった吉川裕之先生、柳沢正史先生、野田起一郎先生、守れる命を守る会代表で日本産婦人科学会副会長の石渡勇先生井ほか諸先生方に厚く御礼申し上げます。 日本
WHO「パンデミック宣言」をした先ほどの会見のメモと私のコメントを共有します。なぜパンデミックが宣言されたのでしょうか。メディア記事はWHOがどういったという表面的なことしか報じないと思いますが、私の考えを述べます。必読です。
「パンデミックの脅威はリアルになった」との表現で、再びパンデミック宣言の使用を避けた今日の会見。パンデミックへのターニングポイントの鍵を握る国の1つとして日本の名が挙がった。
「文系女医の書いて、思うこと。【プロフェッショナル】」をご購読中の皆さま向けにお届けします。
ドイツの新型コロナ感染者数が急増している。先週月曜(2月25日)にはゼロだったドイツの感染者数は、29日には66人になり、3月1日には129人、3月5日時点で252 人。急カーブを描いて増え続け、現在イタリア3089人、フランス285人に次いで欧州第2位となっている。この調子でいけば、今週中にもフランスを抜いて欧州第2位になるだろう。