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初の著書『10万個の子宮』を上梓しました。今日あたりで北海道から沖縄まで全国の書店に本が届いたと思います。しかし、本って書店によって到着の日がこんなに違うんですね。初めて本を出すことになった私はそんなことも知らず「『10万個の子宮』が本屋さんに並びます!」とフライング気味につぶやき出し、数日間に及ぶ「並ぶ並ぶ詐欺」をしました。 【Day1】「早いところでは今日あたりから」とツイートした2月7日、『東洋経済』の書評欄の取材を受けたあと、平凡社の担当キシモトさんと神保町界隈
『10万個の子宮』は、書店からの注文・アマゾンからの予約が多く、発売前に重版が決まりました。憧れの重版、しかも発売前に!ほんの2か月前には「どこからも出せない」とめそめそしていたのが嘘のようです。(めそめそしていた件についてはnoteの「『10万個の子宮』ができるまで」を読んで下さい) メディア発で注目されるようになった本だけに電子書籍をリクエストする声も多く、現在、紙の本と同じくらいのタイミングで出せるよう最終準備中です。 紙の本の方、表紙の左端に小さく入った日本語のサ
ジョン・マドックス賞受賞式のためロンドンへと向かう1週間ほど前、2017年11月下旬のこと。私は恵比寿のカフェである男性と会っていた。 「お願いだから出してください」 イエスともノーとも言わない男性にしびれを切らした私は、知らぬ間に自分から別の話題にふっていたのだろう。男性は、「タラブックスって知りませんか。きっと見たことはあると思うんだけど」と言った。 インドに手刷りの美しい本を作っているタラブックスという小さい出版社がある。男性の会社も今度、そのタラブックスに頼んで