無趣味→趣味映画鑑賞になった理由
こんにちは。りこです。
前回の記事では自己紹介と称して私の恥ずかしい過去について書かせて頂きました。
今回は私の趣味について書いてみようと思います。
私の趣味の一つに映画鑑賞があります。
ぱっと見るとごく普通の趣味ですが、好きになったきっかけが少し珍しいのではないかと思います。
私の最終学歴は大学です。文学部芸術学科映像系列を卒業しています。つまり大学で映画を勉強していました。
映画の勉強といっても撮るのではなく、映画の理論や歴史など座学で学びます。
しかし元々映画が好きだったかと言うと全くそうではありません。
むしろ2時間座っているとか無理というタイプでした。笑
私は大学受験時、進路を考えるにあたってやりたいこと、勉強したいことがありませんでした。しかし親に大学に行けと言われていので、小さい頃母がよく美術館に連れていってくれていたということもあり、芸術学科を一応希望しました。
無事大学受験には合格し、大学生活をスタートしたもののやりたいことはないままでした。
芸術学科だったため、2年生からは音楽、美術、映像、メディア(舞台芸術含む)の4コースから1つ、専攻を決めなければなりませんでした。
当時はやりたいことのない学生は皆メディアコースを専攻する傾向にありました。
メディアコースは音楽、美術、映像以外でやりたいことがあれば何でもいいというコースだからです。メディア専攻→ゼミに入らず単位を取って卒業というのがやりたいことがない学生のパターンでした。(メディア専攻で本気の学生はゼミに入ります。)
私も本来ならこのパターンを歩むであろうタイプの学生でしたが、メディアを専攻したらやりたいことなんて本当にわからなくなってしまうことは目に見えていました。だったらある程度ジャンルの絞られたコースで学んだほうが有意義な大学生活を送れると考え、比較的授業が楽しいと感じていた映像を専攻することにしました。
そしてケチな性格のため大学に同じ授業料を払うならばゼミにも入りたいと3年生ではゼミに入ります。
学年が上がるにつれ授業は専門的な知識を扱うようになり、少人数制になりました。私自身もどんどん知識が増えていたため、授業が楽しくなっていきました。
教授から教えてもらう知識はとても新鮮で、映画に対しても私たち学生に対しても愛情をもって接してくださいました。
周りの同期もとても個性的で、デヴィッド・ボウイとロードムービーが大好きな女子やブルース・リー映画の台詞を丸暗記している男子など普通に生きてたら出会えない仲間もできました。
彼らはマイペースに自分の好きなことに熱中していて、すごく楽しそうでした。
仲間たちからは利益など関係なく、自分の好きなことに夢中になることがどれだけ人生を豊かにするのかを学びました。
私自身もどんどん勉強に対して意欲的になっていき、楽しく大学4年間を終えることができました。バイトやサークルより大学では勉強を一番していたと思います。それまで勉強に何も興味を持てなかった私が学ぶことが楽しいと思えるようになったのは大学時代のおかげです。
大学時代の教授や同期とは今でもときどき集まっており、会えば映画の話を当時と変わらずしています。
大学時代に映画を好きになって本当に良かったと思います。
好きなことってそれ自体を好きということももちろんあるかと思いますが、環境や人の影響でそれを好きになることも大いにあると思います。
これからは映画の感想などもnoteで書いていけたらと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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