立教大学校友会
学生ライター・カメラマンが卒業生を取材。 立教卒業後のその先がどのようになっているのか。 十人十色の卒業生の人生に迫ります。
卒業生の営むお店を、現役学生が取材!! 学生時代の思い出、お店への思いなどをお話しいただきました。 卒業生のお店はこちらからもご覧いただけます➡https://koyu.rikkyo.ac.jp/introduction/marche/index.html
ご本人そっくりのオリジナルTシャツを身に纏い、池袋キャンパスへ現れたのはれきしクン/長谷川ヨシテルさん(平21経)。中学生の頃からやっていた野球を極めるために立教大学へ入学した長谷川さんが、なぜ、現在は歴史系のタレントや作家として活躍されているのかお話を伺った。そこには、自分の好きなものに対して素直に真摯に向き合ったからこそ得た現在があった。 「憧れの地で野球を続けたい」猛勉強した大学受験。「東京六大学野球に出場し、神宮でプレーしたい。」大学受験の際に、れきしクンにとって
長崎カステラの名店として知られるカステラ本家福砂屋は、江戸時代初期の1624(寛永元)年に創業以来400年近くの歴史を誇る老舗中の老舗。殿村康介さん(平29社)は、その味を受け継ぐ東京店の3代目に生まれ、現在は株式会社カステラ本家福砂屋東京グループ統括部長として、経営部門と現場をつなぐ重要なポジションを務めている。中学、高校、大学と立教で学んだ殿村さんに、学校生活の思い出と、次代の福砂屋東京店を受け継ぐ立場として仕事に向き合う思いを伺った。 自身の研究を楽しそうに語る先生の
平日でも開店前から多くの人が並び心待ちにしているのは、「印度料理シタール」で頂ける、インドの伝統を大切にした本格派の料理の品々。千葉県検見川・幕張エリアにあるこのお店は、増田静枝さん(昭56心)がご夫婦で経営され、カレー好きなら一度は訪れたいと謳われるほどの有名店だ。賑わう店内には、他の店員さんにテキパキと指示を出しつつ、自らもお客様に快活に接客をされている増田静枝さんの姿があった。 偶然が重なった学生時代 高校生時代、アメリカの精神科医によって児童虐待について書かれた「ロ
福島県いわき市。JR常磐線四ツ倉駅から徒歩7分、四倉海岸からほど近い場所に、客足の絶えない魚屋がある。明治43年の創業以来、地元の新鮮な魚を取り扱ってきた大川魚店だ。水産加工業として創業し、昭和25年に鮮魚店として業態を変更。歴史ある家業を受け継ぎつつ、店舗改装や商品ラインナップの拡充など、地元の人に愛される店づくりに奔走するのは4代目の大川勝正さん(平11産関)・朋子さん(平10産関)ご夫妻だ。起業の夢を抱いていた大学時代の思い出からサラリーマン生活、店を継いでから今日に至
神田淡路町のオフィス街に佇む近江屋洋菓子店は、創業から今年で138年を迎える。5代目店主の吉田由史明さん(平26教)は、小学校から大学までを立教で過ごした。歴史ある洋菓子店の社長として大切にしていることは何か。学生時代の学びや経営者としての思いについて、吉田さんにお話を伺った。 「一番笑顔に近い仕事」 吉田さんの「立教ライフ」は、小学3年の頃から始まった。「立教にはさまざまな物事に触れる機会が多くあり、視野が広がった」と当時を振り返る。吉田さん自身、小学生の時に参加したカ
浅草橋駅を出て3分ほど歩くと、落ち着いた街並みの中にひとつの佃煮屋さんが現れる。江戸時代から続く佃煮専門店「鮒佐」である。初代・佐吉の名を代々戸籍上から襲名し、現在では五代目大野佐吉さんが製造している。 今回はそんな歴史ある佃煮屋さんの次期六代目、大野真徳さんにお話をお伺いしてきた。 悔いのない大学生活「幼稚園の頃から将来の夢は佃煮屋って書いているんですよね。よく子どもたちがヒーローとかに憧れるじゃないですか。僕はそれが父親だったんでしょうね。」 小さい頃からずっと
兆乾(チョウ・チェン)さんは現代心理学部映像身体学科を2017年に卒業後、囲碁の女流棋士(二段)として活躍中です。今回は兆さんが指導もしている囲碁サロン「囲碁ファースト飯田橋」にお邪魔して、兆さんの学生時代や囲碁に対する姿勢を伺いました。 ※掲載内容は2022年3月時点の情報です。 ふんわりと華やかなオーラを放つ兆さん。 彼女の温厚な佇まいの内には、一つのことを追求し続ける強い信念が秘められていました。取材中の兆さんはとても丁寧に応じてくださり、終始、和やかなムード
「動物が大好き。」 その一心で、日本から遠く離れた南アフリカでサファリガイドとして働く卒業生がいる。 日本人で唯一、女性のサファリガイドとしてクルーガー国立公園で働く太田ゆかさんだ。 日本での慣れ親しんだ生活を捨て、大自然のサバンナでポツンと佇む一軒家での生活を送ってきた太田さんの目には、かつての大学生活やこれからのキャリアはどのように映っているのだろうか。お話を伺う中で、太田さんが変わらずに持ち続けてきた強い意志に触れることができた。 ―「人と自然を繋ぐ」お仕事―
本郷三丁目駅から歩くこと5分ほど。 駅前の商店街を抜けた通り沿いに凛と佇むイタリアン『canade』。 “奏でる“からつけられた店名は、たくさんの人の想いが紡ぎあってできあがる協奏曲のようなお店にという想いが込められているそう。 アットホームな趣を醸し出す店内から、「いらっしゃい!」と優しく迎え入れてくださったのが、オーナーの奥様でソムリエの池田美穂さん(平11英)。 旦那様の池田シェフと二人三脚でイタリア修行後、学生時代からの長年の夢であったお店をオープンした。 心あたた
埼玉県熊谷市に、江戸時代末期の嘉永年間(1850年)に創業以来170年続く酒蔵がある。 『平家物語』の「敦盛の最期」に登場する武将、熊谷次郎直実に由来する「直実」の銘柄で知られる権田酒造株式会社だ。熊谷産の酒米と埼玉県で開発された酵母を使い、昔ながらの製法にこだわって仕込んだ同社の酒は、地元をはじめ多くの人々に愛されている。そんな老舗の酒蔵を裏方として支え続けてきた権田(旧姓 杉浦)幸子さん(昭60独)は、結婚を機に、コンピュータのSEから180度違う世界に飛び込んだ。その経
静岡駅北口ロータリー前の一角を歩いていると、突如日本家屋風の重厚な門構えが現れる。 ここは、長年静岡の方々に親しまれている料亭・浮月楼。江戸幕府第十五代将軍徳川慶喜が20年以上も暮らした屋敷跡地でもある。この浮月楼を20年以上にわたり代表取締役社長として守り続けてきた久保田隆(ゆたか)さんは立教の卒業生だ。 駅前に突如現れる浮月楼の門構え 音楽漬けの学生生活 高校から立教へ通った久保田さん。同じく立教出身で6歳上の兄・学さん(昭46営)の影響を強く受けており、高校で音楽
宇佐川拓郎さん(平15文)。北海道札幌市出身。卒業後、都内の小学校で5年間勤務したのち、デンマークの教育に興味をもちフォルケホイスコーレに留学。現在は地域おこし協力隊として埼玉県秩父郡小鹿野町で「おがの発 大人の学校」の代表を務める。 宇佐川さんは、2009年、社会学部メディア社会学科に入学。1年間休学してバックパッカーとして東南アジアとインドを旅した。復学後、文学部文芸・思想専修に転科。計6年間、立教での学びを深めた宇佐川さん。休学、転科、留学、転職など大きな選択を重
人通りの少ない小道に溶け込むお花屋さん「花楽里(karakuri)」。その小さな店内は鮮やかで思わず見とれてしまうようなお花で満たされていました。ここは立教大学法学部法学科を卒業し、現在も校友会の企画委員の副委員長や女子バスケットボール部のOG会幹事長を務めている石田和美さんが経営するお花屋さんです。花楽里は飯田橋駅から徒歩数分の場所にあり、ご主人とともに開業されて今年で21周年を迎えられました。今回は、石田さんのこれまでの道のりから、仕入れやフラワーアレンジメントの面白さま
文化も宗教も言語も、何もかも違う異国の地、ミャンマーで事業を営む立教卒業生がいる。 正田信子さん(昭57キリ)は民政移管前のミャンマーに渡り、事業を始めた数少ない日本人である。なぜミャンマーに移住し、どのようなキャリアを歩んだのか、正田さんのライフヒストリーを伺った。(※オンライン取材) ZOOMにて ZOOMに入室された正田さんの第一印象はバリバリに働いている「キャリアウーマン」のように感じた。早速、挨拶をしようとすると、正田さんはハキハキとした口調で 「今、ヤンゴン
大人のたたずまいが似合う銀座にサロンを構え、エグゼクティブクラスの男性に向けて、オーダースーツを中心に外見のイメージをトータルに提案するS-styleを創業した岡本章吾さん(H18経)は、小学校から大学までずっと立教で学んだ生粋の立教ОBだ。その岡本さんに、創業のきっかけやビジョンから大学時代のファッションまで多岐にわたりお話を伺った。 ―1枚のシャツが内気な自分を変えてくれた中学時代の体験― 華やかなイメージのボルドーカラーの細身のスーツをスタイリッシュに着こなした岡本
鎌倉・小町通りにお店を構え、鎌倉野菜を使ったイタリアンとこだわりのエスプレッソを楽しめる“Dolce far niente”(ドルチェ ファール ニエンテ)。店名はイタリアの慣用句で、“甘美なる無為”。何にもしないで、のんびり、ゆっくりした時間を過ごすことこそが“Dolce Vita“(ドルチェヴィータ)「甘い生活」である。という意味です。この店名には、お客様にそのような時間を提供したいという緒方雄正さん(平4観)の思いが込められています。 ーよく分からないから入学した観光