ツイスターの感想(ネタバレあり)
日本語吹替版で鑑賞しました。
良い予告動画がなかったので、今回はすぐ感想に入ります。
どんどんネタバレしていきますので、ネタバレなしで知りたい方はネタバレなしの記事を書きましたので、そちらをどうぞ。
この話は、端的に言うと、
『竜巻を正確に観測するために、必死に竜巻の真下まで行こうと頑張るお話』です。
日本では竜巻による被害があまりない事も影響しているのか、
『竜巻のしっぽが地面に着くか着かないか』
『観測隊の竜巻を包囲していく動き』
などの、本作で初めて知る知識が多く、それを当たり前のように使って話を進めていく感じが馴染めなかったです。
また、なぜ登場人物達がツイスター(竜巻)にこんなにもこだわっているのか、あんまり見えてこなかったです。
竜巻が好きすぎて、危険に向かっていくだけの人たちしかいない感じでした。
ただのコメディにしたいけど、それなりのスリルも表現したい。みたいな、どっち付かずの演出になっていたような気がします。
一人だけでも、より完成度の高い観測機を作る使命感が強いから、恐怖と戦いながらも、竜巻に立ち向かっていくみたいな人もいても良いんじゃないかと思いました。
また、ビルがなぜ観測隊を抜けたのかも曖昧でした。
ジョーとの結婚生活が上手くいかなかっただけで、あの竜巻を正確に見極められる才能を捨てられるのでしょうか。
よくわからない動機ですね。
最後の、観測機ドロシーが竜巻の中を舞い上がり、パソコン画面に綺麗な螺旋を描くドロシーのデータが入ってきた時は、『ああ、これをやりたかったのか』と、少し感動はしました。
ただ、結局ビルとジョーは元の中に戻り、幸せに暮らしましたとさ。おしまい。となるのは、なんだか観測隊としての大事な話からズレているような感じもあり、やっぱりどっち付かずの内容だったな、と感じざるを得なかったです。
とりあえず、過去の映画作品を教養として観る分には良かったかな。と思いました。
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