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大幅自己ベストへの道のり

ということで皆さんご無沙汰しております。
些かなお時間が空きましたがどうかお許しください。

今回は先週に行われた平成国際大学冬季10000m記録会にて私自身が大幅に自己ベストを更新できた要因を可能な範囲で紹介したいと思います。

なぜこのようなことを紹介しようかと思ったかというと、勿論皆さんに拝読して欲しい気持ちもありますが、もう一つは記事を残しておくことで私自身がもし今後競技面で行き詰まった際に振り返ることが出来るからです。

所謂アウトプットというやつですね。
では本題へ。

今回のレース内容について

まず初めに今回の記録会を何のことかさっぱり分からない方もいらっしゃると思うので、振り返りから紹介したいと思います。

私が前回10000mを出走したのは2019年の12月中旬が最後で、その際のタイムが30’33”というタイムで今までの自己ベストタイムでした。なので約一年と二か月ぶりの10000mでした。

レース内容としては前半はゆったり入り、私も3000m~4000m集団を引っ張りうまく流れに乗りながら走り、5000mの通過は14’56”でした。
後半は基本的に1000mを2’57”で押していき、ラスト1000mまでは余力があったので我慢していた分を一気に開放し、2’47”というタイムでペースアップして、組一着の29’34”というタイムでゴールすることが出来ました。

ちなみに後半の5000mは14’39”で走ったので勿論非公認にはなりますが、5000mの自己ベストもある意味更新することが出来ました。

レース内容はこんな感じです。
続いてベストタイムを更新できた私なりの要因についてです。

↑ゴールシーン

要因1.ロジカル的な補強トレーニング

ということで一つ目は俗にいう補強です。

本格的に取り組み始めたのは昨年の九月頃からで、トリガーとなったのは私自身が怪我をしやすいため、土台をしっかりと作るという目的でトレーナーさんの指導の下、理に適ったトレーニングを行うようにしました。

ここで大事なのが理に適っているということです。

何も考えずただ適当に行うトレーニングは効果が半減します。

どういう目的で、どこに刺激が入っているか認識したうえで行わないと意味がないです。

基本的に毎日トレーニングルームで行い、約半年ほど経ちましたが、身体つきもかなり変化しラン二ングフォームもかなり安定するようになりました。

地道な取り組みが大事ということを証明することが出来たのは今後の自信にもなりました。

↑同期の片岡君。彼も補強を毎日行い身体つきが変化しました。

要因2.接地場所の改善

二つ目は些か難しい話になりますが、接地場所の改善です。

接地というのはランニングエコノミーでいう足を着地する位置です。

私は以前までこの接地の位置が腰より前の位置で接地をしていました。
このことによるデメリットは山ほどあり、腰が落ちたり、接地時間が長くなったり、力学的にパワーポジションがずれているので地面からの反発を貰いにくかったりします。

これを改善するため自分のランニングフォームの動画を見て、自分なりに試行錯誤しブラッシュアップした結果、以前よりも腰の真下の位置で接地できるようになりました。

これにより腰も高い位置で、接地時間も短く地面からの反発を得てより効率の良いフォームで走れるようになりました。

これは私なりの意見なので、これが必ずしも正解というわけではありませんが、試す価値はあると思います。

↑入寮して間もない頃

↑ここ最近の練習の様子

少し分かりずらいかも知れませんが、逆足との隙間を見れば次への動作の効率性が良いのは下の写真だとわかると思います。(顔が酷いのはそっとしといて下さい🥸)

要因3.練習前の入念な準備

三つ目は準備です。
これは駅伝部としても物凄くマイノリティな取り組みですが、私は必ず走る前は準備体操とドリルを入れます。

大体全て終わるのに15分~20分程度時間を取りますが、これを行わないと走れないぐらいのルーティーンになっています。

その上ポイント練習と言い、強度の高い練習メニューの日は体をほぐす段階から入るので30分以上は準備をしています。

これを行うメリットは、いつも同じことを行うことにより、体の異常にすぐに気づけることが出来ます。
例えていうなら、今日は股関節の動きが悪いや大腿部が張っているや、そもそも体の動きがシンプルに良くないことに気付けます。

走りながら気付いてほぐしていけばいいという、案ずるより産むが易しのような考えもありますが、それだと違和感に気付いた場合、最初の前半はその違和感に気を取られていいフォームで走ることが出来ません。

走る前にしっかりと入念な準備をし、走り始めからいいフォームで走ることが自分の理想のフォームに近づくための近道だと思います。

↑ちなみにドリルを始めたトリガーとなってくれたのは原富さんの影響です。

要因4.妥協しない私生活

先月から授業が終了し春休みに入りました。
そのこともあり、陸上一本に集中することが出来ました。

そこで取り組んだのが、自分の生活リズムを一切崩さないことです。

毎日同じことを繰り返すことで、逆に妥協することが出来ない生活リズムを作り上げることが出来ました。
例えていうなら、朝はフリーの日以外どんな練習メニューだろうと毎日同じ時間に起きて、ケアは何時間は行うと決めて、風呂も最低限何分は入るなど分刻みで同じ行動を毎日していました。

このような生活リズムを作り上げると、逆に一日でも崩れたらおかしくなりそうな感覚になります。
そうすることにより、他の誘惑にも打ち勝つ克己心を作り上げることが出来ますし、妥協しない生活を作り上げることも出来ます。

勝負の神様は細部に宿るという言葉があるように、私生活から徹底することも大事だと私は考えています。

↑今年の同部屋の村本(新二年生)

エピローグ

以上で終えたいと思います。
いかがだったでしょうか。

正直陸上界のトップレベルからしたら私の出したタイムなど足元にも及ばないので、こんな偉そうに語ってしまい不快に思った方もいらっしゃるかもしれませんが、そこはご了承ください。

ただ私にとっては、狙った記録会を背水の陣で挑み、結果を残せたのは大きな財産だと思うので、今回の結果をいいきっかけとして、今後も精進してまいりたいと思います。

今回も読んでいただきありがとうございました。

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