適当に生きるな

君な。
今どういう気持ちで生きとる？

言葉に出してみ。
自分に言い聞かせるように声に出してみ。

声に出せへんなら、出せへんなりのなにか
不安だったり、後ろめたいことが
君にあるはずや。

もしそうならな、君。
自分の気持ち変えなあかんで？

もしかしたら、なんも考えんと
適当に生きてるのかもしれん。

適当に生きるとどうなるか。

それははやり「適当な人生」になってしまうんやな。

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ちょっと真面目な話になるけどな、

君も僕も、
相当恵まれた時代を生きとるんやな。

食べられずに飢餓になる心配もないし、
それなりに社会や周囲が支えてもくれる。
だからこそ、なんも努力せんでも
適当に生きられるんやな。

まずはそのことを自覚せなあかん。

君の祖父母やそれより昔の時代は
適当になんか生きれなかったんや。

毎日、汗水流して田んぼを耕さへんかったら、
来年の生活の保証なんてどこにもなかった。

適当に百姓やっとったら
自分どころか、家族も飢え死にするだけやったんやな。

武士の活躍した時代でも、
適当に生きて倫理に反することをすれば、
何百年続いた名家でも、
お家断絶という事態にもなったんや。

せやから、適当な行動をしてしまわへんように、
論語とか老子とか、あーゆー難しいもん読んで
自分を律してたわけや。

でも、現代はどうや？

君が考えている以上に、
今の世の中は、とてもうまくできているわな。
いろんなことが仕組み化されとる。

医療制度もあるし、生活保護もあるわな。

不思議なことに、
何も考えなくても、頑張らなくても、
ある程度、生きていけるようになっとるんや。

それが現代なんや。

だから適当に生きようとおもえば、
適当に生きることができてしまう時代でもあるんやな。
それは怖いことやで。
それで、自分は頑張ってるとか
勘違いしてまうこともあるんやから。

でもな、逆にいえば、
適当に生きてるやつも居る一方で
君の意思と意欲で、どうにでもなる時代でもあるんや。

まあ、現代に絶望してる奴らが
世の中には多いけどな、
俺からしたらあいつらはクソやな。

なんも、現代のありがたみが分かっとらへん。

感謝すらしとらへん。

俺からしたらな、こんな豊かな時代で、
適当に生きていていくなんて考えられへんのや。

あんたは、その命を全うせなあかんのやで？

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君は、俺の話を聞いている以上、
くだらん人生にしてもらっては困る。

歪んでしまった社会や
教育システムの犠牲になってはダメなんや。

なんとなく生活しやすいこの国で、
なんとなく働いていけるし、
飢え死にすることもない。

そして、なんとなく結婚して、
なんとなくローンを組んで、なんとなく人生を送る。

適当な会社で雇われて、適当な仕組みの中で配属され、
適当な仕組みに組み込まれる。

そんな奴隷のような生き方をしてはあかんのや。

えーか、
現代人の多くが「なんとなく」と「適当」で生きてるんや。

この国は「なんとなく生きていける国」なんや。
あんたは、その罠にはまってはいかんのや。

あんたは、やりたいと思えるようなことがあるんか？
実現したいと思える夢はあるんか？

もしも意思と意欲があるんなら、
「なんとなく」生きてる周囲の奴らがどう思おうと、
足を引っ張ってこようと、
振り切って、あんたの気持ちを
世の中に開放していくべきだと思うで。

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ああ、あとな
大事なこと付け足しとくわ。

あんたが人生を真剣に生きようとするとな
必ずと言っていいほど「あんたの邪魔」をしようとするやつ
が現れると思った方がええで。

これは気をつけや。

この「適当に生きることのできる世の中」では、
楽に人生を終えればいいやと考えるクソ野郎たちもいる。

そういう奴たちにとっては、
あんたのように意欲のある人は
目障りな存在に見えてしまうことがあるんや。

今のあんたには
理解できんかもしれんけど、、、、、

まあ、いずれ分かるわ。

彼らは自分よりも頑張っている人や
充実して日々を送る人をみると、
後ろめたさや嫉妬、
いろんな感情を持つものなんやな。

そういう奴らは、必死になって
頑張ろうとするあんたの揚げ足を取ろうとする。

でも、周囲から何を言われようと、
絶対に潰れてはあかんで。

その「反発心」をもって
エネルギーに変えていけばええ。

自分の持ってる価値や、今までの経験を見つめて
それを発揮して行くんや。

わかったか？！

諦めんなよ。
死ぬなよ。

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ええか？
人生は一度しかないんや。

だったら、徹底的にやりたいことをやるべきなんや。
適当に生きている場合ではない。

やりたいことで燃え尽きるくらいの気持ちで、
物事に取り組んでいこうや！

あんたは、他人の人生の中を
生きているわけじゃないんやろ？

せやから
どんな人生を生きていきたいのかを、
はよ決めや。

他人と競争するんやなしに、
常に自分自身と競争していかなあかんで。

何度も何度も言うけどな、適当に生きるなよ。

わかったな！