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プレーモデル 守備編

プレーモデル 

今回はプレーモデル 守備編です。

今年は何回も言いましたが、今年9、10歳の子供たち、相手チームも簡単なプレーを選択してくるだろうと予測した上でこのプレーモデル を作成しました!

昔は点をたくさん取れば楽しいし、小さい子供たちへの指導は攻撃重視であるべきだと考えており、守備をないがしろにしていました。

3シーズンぐらい前に、一緒にチームを持った日本人の方(僕より歳も上で経験豊富の方でした)に『守備が安定しないと攻撃も安定しない』と教えていただき、それから力を入れるようになりました。

守備ができるチームの利点

・失点すると今までできていたプレーができなくなる。(苛立ち、焦り、恐怖)

特にセンターバックの選手などは自分のミスで点が入ってしまった時に冷静さを保てなくなる場合が多く、ビルドアップがうまくいかなくなる。またはフォアードの選手は自分でなんとかしようと球離れが悪くなる。

・格上の相手に善戦できることによって自信がつく

格上相手にした時に守備ができないチームはたくさん点を取られて負ける場合があります。こういう試合で守備がしっかりでき、いい結果を残せれば同じ負けでも選手たちにとっては違う負けになります。

・守備は攻撃より簡単で、結果が出やすい

特に低学年は守備がちゃんとできているチームに勝つのは難しい。そして攻撃よりもタレント性が必要ありません。集中力とフィジカルがあれば誰でもできます。1対1の攻撃よりも守備の方が教えるの簡単ですよね!

このように守備について意識してから失点がかなり減りました。2シーズン前はリーグで一番失点の少ないチームだったと覚えています。結果もリーグ2位でした(勝ち点同じ)

それでは本題です。今シーズンのプレーモデル 守備編を紹介します。

プレッシング

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まず最初に大まかな原則とボールを奪うゾーンを設定しました。特に注意したのは今回のチームはスペインでは本気のサッカーをする一番下の年代なので、選手にとって簡単でわかりやすい事です。なのでどの相手システムに対しても同じような対処ができるように設定してあります。特にあえてボールの取り所を全て一緒にする事でそのゾーンに入ったらプレスの強度やスピードをあげるとわかりやすくしてあります。



VS 1-2-3-1

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基本的に相手のシステムはこの3つなので、全てを想定します。あとはもしできるなら相手チームを見に行き、細かい対応を考えます。例えば、右サイド左サイドどちらに誘導するのかなどは相手選手のレベルなどを見て決めます。基本的に下手な選手のいる方に誘導しますね。

見てもらったらわかると思いますが、基本的にやっていることは同じです!笑

難しいことはせずに簡単で、選手が理解でき、それでいて成功確率が高いものを選ぶべきだと思います。

今シーズンを通して僕が学んだことは、『プレスは人数をもっとかけるべき』今回紹介したプレーモデル はもしも突破された時のことを考えすぎた気がします。確かにこのほうが安全ですが、ボールを奪う回数は減り、相手のポゼッション時間が長くなります。それでも確かに失点しないならいいですが、僕個人的にはボールを取りに行ってできるだけ自分のチームがボールを保持したいです。確実にそのほうが面白いので!笑

最近読んだ本にプレスについて、こう書いてありました。

Arsene wenger "atacar cuando no tienes la pelota"
Arrigo Sacchi "atacar el ataque de controario"

アーセン・ベンゲル『ボールを持っていない時の攻撃』

アリゴ・サッチ『相手の攻撃への攻撃』

そのために恐れず、人数をかけて奪いに行くそして試合の主導権を握れるよう指導したいです!


ブロックディフェンス

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センタリング対応

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長くなりましたが、これで終了です。

終わりに

守備に関しましては、原則については考えさせることもありますが、それよりもパターンで教えた方がいいです。相手の1つ1つのプレーに対して、いつどこにどのようにプレス行くのか、プレスするときにどこを確認するのか、プレスに関わっていない選手は何をするのか、少しずつ教えて行くべきです。

最後まで読んでいただきありがとうございます!少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです!何か質問などがあれば、お気軽にコメントや僕のSNSにDM送ってください!

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